とまとのパスタ
昨日は、ダラダラと過ごした。
この 4 日間は、そのように過ごそうと決めている。
ダラダラに飽きたら、カッパでも着て、ユンボに乗って梅の樹の伐根でもしようと思っている。
二日目の午前中、未だダラダラに飽きない。
昨日の晩御飯、ダラダラに身体が変調を来たしたのか、サエちゃんがめまいがするというので、
予定のパスタを自分で作る事にした。
ダラダラしていてもお腹は空くので、上品に盛り付けるような量では満足できない。
余分な物は出来るだけ入れないようにしたいと思った。
採れた野菜はいろいろあるが、純粋にとまとの味を確かめたかったから。
そのトマトは、これ 。
今季、何を食べても美味しく出来ているが、量が採れない。
多分、密植になっているためだと思う。
でも、こんなとまとも育っている。
イエロー桃太郎だって。
糖度を測ると、御覧のとおり。
ところが、甘さだけではなく酸味もたっぷりある。
パスタは、少し塩気が強すぎた。
でも、自分で作ったベーコンと、トマトとバジルだけで、そういえばニンニクは買ったものだった。
マルヨシセンター内海店さんで買ったものだが、どこの製品か分からない。
なんで、この期に及んでこんな訳の分からないニンニクしか売っていないのだろう。
それはともかく、美味い。
400g 1玉 500円 でも、味が分かっていれば、私は買う。
kg 当たり1,250円 のトマト、そこらのフルーツトマトが下火になって当然だ。
干しゼンマイ
こんなにいっぱい送ってくれた。
どうやって干しているのかは知らないけど、これで保存が効くのだろう。
収穫時期は今のような気がする。
だから、これが今年のものか、昨年のものかは分からない。
ここで採れる。
ここは、奥只見湖。
三島由紀夫が、実際に取材して【沈める滝】で小説にした舞台。
一番北に位置するところから、ボートで山菜を採りに出かけるという、ちょっとイメージしにくいところ。
この 83cm 6.7kg という巨大な岩魚が釣れるという湖。
もちろん、ダム湖になる。
この方が、その宿の主人。
肉の片山さんの専務の弟さん。
社長が、この地で土産物屋さんをしている家の、店番をしている娘さんのところに豚肉を届けてひと目ぼれ。
以来、注文も無いのに配達したかどうかは知らないが、めでたく結ばれたという話し。
ダムの底に沈んだ生まれ育った家が、水が澄んでいる時はボートの上から、そのままの姿で眠っていたと聞いた。
きっと、ボートで山菜を採りに行く複雑さ以上の気持ちで眺めただろうと、その話しを聞いていた。
自分でも採ってみようと思ったが、そこそこの急斜面。
オマケに未だ、雪原が残っているような状態で、足元も滑る。
とても、ゼンマイを探すどころではなかった。
遠慮なく、頂きます。
というのは、また食べたくなるほど美味しい逸品だから、
時々、甘えて「 ほしい 」 と頼んでみる。
自家製ベーコン
私にとってはどうてことないが、お酒を飲む人にとってはつらい日々。
金沢も、一週間前からお酒を出さない期間が始まったということで、
料理を食べながらお酒を呑めないストレスに、それではということで今回紹介してもらった人の自宅で、
その方のちょっとした料理で、店から持ってきたワイんを呑もうと事になっていた。
聞いた通りを書くと、帝国ホテルの料理人だったそうで、その後料理研究家となり、
今は、スギヨの開発顧問をされているとのこと。
ちょっとした料理屋さんの厨房機器がそのまま置いてあった。
ラタトゥイユと、お土産に持って行ったベーコンを合わしてくれた。
冷静に食べると、手抜きと予防線がハッキリした。
燻煙器に薪の炎が入り、肉汁に火が着き、その火が桜チップに燃え広がるという循環を立つために、
炎が燻煙器に入らないよう、大きめの鉄板を買う事にした。
買う事にしたが、この鉄板が届けられると、予想通り重くて持てなかった。
厚み9mmで、50cm程度の長さは必要だろうと思い、重量25kgはもちろん知っていたが、
形によって重さが変わる事を計算に入れていなかった。
ハッキリ言って、持てない。
やさとネギ
奈良の柿をお願いしている農家さんに、ネギの農家さんを紹介してほしいと頼みました。
そうすると、どこでどう繋がっているのか、関東の方からサンプルが送られてきた。
見ると、美味しそう。
早速、電話した。
味をどのようにみようかと考えていたところ、
昨日、帰宅すると、ガス台にバスタの茹で釜が乗っていた。
『 パスタを作るなら、掃除をするから、このネギを使って料理してくれ 』
と、返事を待たず、ダウンを脱ぎ捨てて、直ぐに掃除を始めた。
実は、先日ネギを主体にしたパスタを作ってくれて、これが新境地のような新しいジャンルのパスタになっていた。
たいそう気に入っていたので、先日と同じようにと頼んだが、「 そんなことは覚えていない 」 との返事だった。
同じようなものが出て来るとは思うので、しばらく待っていると、画像のパスタが出てきた。
野菜をそのまま試食する手もある。
でも、そのまま試食をすると、甘いだの辛いだのになってしまう。
料理をすると、美味しいかどうか、に 不思議となる。
最近、こういう試食の仕方が気に入っている。
野菜は、ひとが作る。
味は、作るひとに似る。
で、一週間してその産地に行って来た。
空港は、伊丹も羽田も以前の半分には戻っている。
いま事務員さんを募集中、この応募をしてくる人が変わって来た。
3人面接させてもらった。
あとひとり、予定している。
みんなアルファーの仕事内容に興味がある暮らしをしている。
行った産地は、毎年ひと家族ずつ研修を受け付け、2年の研修で独立し、その後の支援の仕組みも出来ている。
研修の2年間も、先輩たちがフォローする。
よくよく聞いていると、ひとり世話好きの人がいる。
やっぱり、目立たぬだけで、着実にひとは増えている。
手巻き寿司
2020年も終わる。
別に何かが変わる訳では無い。
変わる訳では無いけど、どこかで節目と言うのが必要で、時間を人間が発明したのかも知れない。
去年、トップワールドさんの年末商材企画が面白くて、今年も参加した。
手巻き寿司が、好評だったので、今年もと何も考えずに値段だけで注文をしておいた。
そしたら、4人でも食べきれないくらいいっぱい並んでいた。
そもそも、年末いつになく忙しくって、お店に貰いに行くのを忘れていた。
小豆島に30日に行かなきゃいけないので、29日に無理を言って頼んでおいたのに・・・・
で、どうしようと考えていたが、このお刺身を見たら2人分ずつに分ける気もしないので、
一日送らせて、去年同様手巻き寿司を食べて、それで明日行こうと思っていたら、電話が掛かって来た。
姫路港のスタッフともすっかり馴染みになっているので、欠航だよと連絡して来てくれた。
結局食べきれず、これじゃ半分で良かった。
今年も、贅沢三昧の一年だった。
食べ物屋なので、食べ物で贅沢するのは当たり前だが、実は食べ物以外で贅沢する気がまったく無い。
食べることが好きなので、食べ物屋やっている。
食べるだけではなく、食べ物が好きなので、当然至る所で作られている美味しい食べ物を捜し歩くことも大好き。
食べ物が好きなので、どのように食べれば身体が喜ぶのか調べてみたくって、薬膳をしている。
今から2024年までは、食べることが中心で暮らしは展開していく。
まあ、私どものような食べ物の提案をしている事業にとっては良い事だと思うが、
そんなことにかまけていると、気がつけば暮らしにくい世になっていた、なんてことになる。
この5年間を上手く乗り越える事にだけ集中して、この15年を過ごして来た。
気づくのが遅くって、間に合わないかと思っていたが、努力とその方向性次第で乗り越えられる可能性が出て来た。
神さんが与えてくれた機会なので、そのまま着いて行こうと思う。
さて、今日は船が出るのかな。