2013.05.18 Saturday
島のにんにく栽培
昨日は、午前中ベビーリーフの播種をして、ハウスの周りの草を刈った。
午後から、池田で借りている畑の草が浮いてきているので、三反半をトラクターで走った。
そのうちの一反は、この月で返す事にしていて、その挨拶をしてきた。
ちょうどうまい具合に、家の前の一反ほどの畑で、にんにくの収穫をしていた。
さすがプロの農家で、粒揃いの球が並んでいたが、分球していない株もそこそこあって、そこのメカニズムが分からない。
この島で、にんにく栽培が流行りだしたのは5年ほど前だが、当時はみんな路地のままで栽培していた。
仕入れ先の < 田子町沢田ファーム > さんに栽培のポイントを聞きに行ったときに、
黒マルチでの栽培を教えてもらって、次の年から、黒マルチで栽培を始めた。
そうすると、その次の年から、みんなも当たり前のように黒マルチでの栽培を始めた。
最近は、情報の伝達というと電波を通じてされているが、青森の技術が高槻の自分を介して、小豆島に伝わった事になる。
沢田君は、「 穴あきマルチで、種にんにくを ギューッ と突っ込むんですよ 」と言ってくれていたが、
そんなに上手くできるか心配で、植え付けをしてから、芽がマルチを突き上げてきたときに穴を開けて芽出ししていた。
山本さんの収穫を終えた後を見ると、引っ掻いて、後から私と同じように芽出しした跡が可笑しかった。
実は、今朝、この後、もう一枚借りている畑の隣の夫婦、島で唯一私が買っているイギリスパンのパン屋夫婦、
年配ふた夫婦の、とても面白い出来事の話をアップ寸前で消してしまい、今日のアップは諦めていた。
ただ、普段、何の愛想も言わない、パン屋の嫁はんが、「 おつかれさま 」 と、ニコッて笑ってくれたように、
今週は、何だか疲れ切っていて、6時頃に小泊に戻ったが、10分ほどハウスに水をやって、キス釣りに出かけた。
一匹が20cmで、後は15cm、開いて塩コショウをして、軽く小麦粉をまぶしてオリーブオイルで焼いた。
キスの食べ方は、この食べ方が一番好きで、モチモチして美味い、もっとも手間が面倒な時は、塩焼きが早い。
2012.03.06 Tuesday
この季節に覚えておく事
1月が過ぎて、2月が来て、少し葉っぱが黄ばんできた。
念のためと思って、1月の半ばに、気温も上がってきたし、雨も多いので、Zボルドーを散布しておいた。
それで、少し安心していたが、先週ベビーリーフの世話から上がってくると、にんにく畑の様子が少し違って、
よくよく見ると、寒さで枯れているだけではなくて、どうも病気が入って見えたので、慌ててダコニール水和剤を散布した。
節分を過ぎて、土寄せをしてやった頃から、それらしくなり始めて、これから先が大事なので、
あれっ、何か、分った様な事を書いている。
気が付く数少ない事を、ひとつずつ、やってやろうとしているが、果たして何処まで気が付けるかが問題だ。
2012.02.19 Sunday
ホワイト六片 追肥と中耕
今日は、少し寒かった。
日中の気温も4度程度にしか上がらず、朝はあちこち氷だらけ。
夏の暑さに畑で死ぬ人はいるかも知れないが、冬の寒さに畑では死なないだろうと思う。
北風と太陽と、どうのこうのって、北風は、どうしようもない者のように教わったが、ちと気の毒な気もする。
雪が降るから、野菜や米が美味くなる。
先日の、吉本隆明が書いていた、親鸞聖人の帰りの話、
来た同じ道を帰る訳ではないから、還るって字が正解だろうが、
いつから還る道に着いたのか、考えながら鍬を使っていると、おぼろげながら、
10年ほど前の出来事が出てきて、人がどういう切っ掛けでターンするのか知らないが、
17〜18 の、思うようにいかないし、はたまただからって、如何にしたらいいのかも分らなかった頃、
ふっと、< 自分は 50を過ぎてから、・・・・ > と思う瞬間があり、ひとり自分の部屋で苦笑いをしていた事があり、
こんなところで、その事が繋がってしまって、その 『 ・・・自分なりの読み分けができるまで ・・・ 』
と、表現しているとおり、自分なりの見分けを、着けられる様になった時は、もう既に50に近くて、
その瞬間が、見分けが着かないまま来た方向に、戻っていく覚悟を決めた時で、そんなに大袈裟な事でもない。
ただ、それは 『 ・・・すべてを包括して処理・・・ 』 するんだから、忙しいのは当たり前か。
もう頭の中だけで考えが纏まる若さは失ってしまって、書いて纏めるしかないのだが、そんな時間は無い。
2012.02.18 Saturday
にんにく 芽掻き
この作業をどのように呼んでいるのかは知らない。
要は、一箇所に植えたにんにくが、複数の芽を持った玉だったら、
画像の場合は、3個芽を持っていたって事になるのだが、そのまま発芽して伸びてくる。
もちろん、このまま放置しておいてもいいのだが、そうすれば3個ともまともな形は得られず、B品になってしまうので、
ちょうど、それぞれの芽が成長して、隣の麟片と独立した頃に一本立ちにしていくと、沢田ファーム君に教えられている。
『 面倒になったら、そのままにしておく ってのもあります 』 とも教えられているので、
昨シーズンは、すべてそのままにしていたら、乾燥機を回したまま高槻に戻っている間に、
セーフティセンサーが作動して、バーナーが燃焼をストップさせていて、送風だけになっていた。
で、上手く乾燥させることが出来なくて、すべてB品になってしまい、まあ、その作業は無駄にはならなかった。
無駄にはならなかったが、何とも情けなく、今年は、その残りの種だけを植える事にして、
何となく気の抜けたまま、今日までやって来たが、除草が完了しているので、今日は芽掻きをして追肥をした。
そうすると、畝の中耕をしてやりたくなって、その世話を始めると、何だが愛着が湧き始めて、
久し振りに、農業をしている気分が身体に染みてきて、寒い風に晒されていたけど、
不思議と心地良く、鍬を腹に力を込めて使っていると、ちょっとは燃焼するだろうと期待もしてみた。
今年は、マルチを張っていない分、水分をよく吸っていて、割と背高ノッポになっている。
改めて画像を見てみると、土がよく出来ているのが分るが、昨年の洪水で随分流してしまった。
芽掻きは、斜め上に引っ張り上げると、ぬるっとした感触と共に抜けてくるが、角度を間違うと千切れてしまう。
2012.01.30 Monday
ニンニクの草取り
この画像は、津堅島のにんじん畑を見に行った時に、撮った画像。
ここのにんじんは、やたら美味くて糖度は8度あり、
硝酸態窒素の残留値も7〜30(ppm)と低かったと中澤から報告があった。
やっぱり、舌も正しかった。
【 沖縄県津堅島産 フルーツにんじん 】 というネーミングで販売開始するらしい。
このにんじん畑に着いて、直ぐにふと道向こうの畑を見ると、右のおじさんが、
おじさんって、ひょっとすると私より若いかもしれないが、このスタイルで、除草と間引きをずうとしていた。
私は、見に来た収穫している畑よりも、関係ない隣りのこのおじさんが気になって気になって、
こっちの畑につきっきりで、ずうと眺めて、写真を撮っていた。
案内してくれた源古さんも、『 自分でこの畑に・・って言っといて変なやつ 』 と思っただろうな。
こうして畑に這いつくばって、作業をしている姿に言いようのない気持ちに襲われていて、
自分も帰ったら、見習ってニンニクの草取りをしたくなっていた。
昨日から、気温は6度・7度しかなく、
ジッと這いつくばって草を取るには寒過ぎるが、
末吉健君に送ってもらった漁師用のマリンパンツって、
オーバーオールの形をしたカッパズボンを穿いて、
腰が痛くならない程度の、ええ加減さで挑んでいる。
草取りをひとりでやっていると、決まって、頭の中にはあまり出て来てほしくない事が出てくるので、
もう少し、面白い事を考えようと、末吉君に、
『 何、こがん程度の草取りに時間ばかかって・・ 』 と叱られている姿を想像してみたが、
やっぱり一人でボケているにも限界がある。
春になったら、来るかな ・・・