2015.02.18 Wednesday
木工
今日から『 アグリフードEXPO 』の準備。
先日、日本アクセス中四国支社の展示商談会で用意されていたブースが、
桟敷の様な商品展示台が設えてあって、これがなかなか優れもので、少ない商品数でボリュウム感が出た。
なので、先週の土曜日、播種を終えてから、痛い腰を抱えながら、作った。
前の会社で設置していた棚を、中川がバラして具材を小豆島にもって来ていた。
小豆島で、組み立てるつもりが、面倒で放置していた材を切るだけ切っておいて、
高槻で組み立てた。
高槻の会社は狭いので、置く場所がないから、終わればバラして保管するつもりで、
バラしやすい様に、各部の接合はネジくぎ一本しか打っていない。
そんな程度で、筋違も入れていないのに、
心配をよそに意外としっかりしたものになって驚いた。
木工は、接合部分をイメージして頭で組み立てる時が、一番楽しい。
天板は、昨日ダイキで探したが、やっぱり90cm×60cmはなくて、
90cm×90cm を、工作室で切ってきた。
ああいう店で、初めて工作室を使ったが、なんと便利な。
1カット、30円だったかな、これは安い。
後は、天板に2本のストッパーを着ければ出来上がり。
これに、きれいな鉄紺色の布を被せて、商品を陳列する。
2011.11.12 Saturday
文鎮
そうだ、姉から来たメールに添付されていた画像だが、返信をしていなかった。
中学三年の時に、技術の授業で真鋳の棒と螺旋を渡されて、『 さあ、文鎮を作れ! 』 って言われた。
その前の二年生の時は、木の箱のパーツを渡されて、それに彫刻等で細工をして組み立てる授業があった。
これは、結構凝って細かい模様を刻み出して、当時付き合っていた現在の<・・料理長>にあげて、それが今高槻にある。
この文鎮は、だから凝ると大変だから、シンプルなものにしようと画像のようなデザインにした。
元が円柱なので削ったのは、そこの部分とサイドの二辺、しかし、あまり二時間が余って仕方が無いし、
どうも座りも良くない気がして、両端を削り落としてみたら、意外と格好良くなって、ひとり満足してほくそえんでいた。
家に置いておいたら姉が見つけたのか、姉に<どうだ>と自慢したのか記憶に無いが、
姉が欲しいという事で、いいよ と、あげたところまでは記憶にあるが、
それ以来すっかり忘れていたら、先日写真だけが返ってきた。
みると、緑青が出てしまっているので、
今度、姉の所に行ったら真鋳磨きで綺麗にして遣ろう。
五年生の時は、家庭科で暖簾を作り、それに描いた絵は、
月の砂漠を歩く、駱駝と旅人だった。
『 月がとっても青いから、遠回りして帰ろう 』
って唄を思い浮かべながら書いた絵だ。
六年生の時は、洋服カバーを作った。
この時は、刺繍だったか何かを施したと思うが、
何を描いたのか思い出せない。
きっと気に入っていなかったのだろう。
細々した事は、得意で、今日は、ガス台の横の隙間に物置台を頼まれて、作った。
2011.01.21 Friday
テレビラック
嬉しくて先日も書いたように、テレビが入ってきて、紅白を見たら別な部屋に片付けるつもりだったが、
居座って、なかなか動こうとしないので、いつまでも机の上に置いておく訳にもいかなくて、
とうとう、大事な机を退かして、そこに画像のような、簡単なラックを組み立てた。
最近は、木は安物だが、大体規格サイズで切って販売していて、頭で少し考えれば、
そのイメージで材料を買って来て、すぐに螺旋釘程度で組み立てれば出来上がってしまう。
現に、このラックは、棚板の支えに長さ180cm規格の棒を、
30cmずつ6本に切っただけで、凡そ一時間位で出来上がってしまった。
テレビに映っているのは、薬師寺の大講堂の建設に、屋根の垂木を打ち付ける釘を作っているシーン。
この番組が好きで、何回も放映していて、映っていると必ず見入ってしまうが、中でもこの鍛冶屋の親父が好きである。
実は、この講堂を復興するに当たって、宮大工が飛鳥時代の使っていた大工道具を、作るところから始めている。
その10数種類の大工道具を、この親父が作るのだが、鍛冶屋の店構えも本人も、ガラクタを集めている奇人にしか見えない。
しかし、ひとたび仕事をし始めると、気品が漂ってくる真に不思議な人物で、仕事を発注する宮大工の親方も、
貴重な飛鳥時代の道具資料を、神棚から下げてきて、『 神棚に飾っているより、職人に渡した方が、資料も生きる 』 と、
簡単に渡してしまい、『 ただし、ふたつとない資料だから、今後見たいと人が言えば、そちらに遣るのでよろしく 』 と、
追って手紙を出しているが、どっちもどっちで、鍛冶屋はそれを元に作った道具一式を、宮大工に無償で遣っている。
この親父、子供は4人いるが、男の子はひとりだけで、その子を毎晩風呂に入れてやり、
『 お前は、生きていかなきゃならん。お前が死んでは、日本の神社や寺は修復できなくなる。 』
そう何回も何回も言って聞かせて育てたらしいく、それでも息子は大学出て、そのガラクタ屋みたいな、鍛冶屋を、
親父に、『 奇跡がおこった 』 と言わせるほど、あっさりと継いでいるから、 ウ〜ン 、 やっぱり面白い。
2009.07.10 Friday
ブックエンド
接合部を半分ずつ切って組む。
電動ドライバーを使って、予め穴を開けておき、
長めの螺旋(ネジ)釘を打ち込んだだけ。
木工は、一に道具、二に腕前、三に着想、四にセンス、
最後に材の品質かな。
とにかく便利で精度の高い道具が物をいう。
以前、倉庫の建前を頼んだ佐川さんは、
随分色んな道具を持っていた。
ログハウスを自分で作った、
だけあった。
ところが、木工道具はホームセンターで、
基礎的な物は、意外と安く手に入る。
裁縫も好きだが、やっぱり木工の方が面白い。
人に謂わせれば『金工も面白い』らしい。
でも、金工は道具が高そう。
それでも、書斎なんてのには興味が無かったが、
木工室はずうと前から欲しかったから、
念願叶ったといえばその通り。
2008.11.10 Monday
雨の日の木工
アスクルのポイントで貰ったデロンギのコンベクションオーブン
木曜昼過ぎに来て、ユンボでベビーリーフ畑の整地。
暗くなるまで必死になってやった。
全体の25%程度まできただろうか。
これなら結構早く出来ると思っていたが、金・土・日と雨で出来なかった。
それならと、前から作ろうと思っていた、コンベンションオーブンの棚を作った。
手前真ん中の足が、左に2cmずれている。
全く気付かなかった。
天板の石板は左右の合計で100kgはあると思う。
石板は、隣の浜田さんにもらった。
これだけの重量を支えるので、足は9cm角を四隅に使っている。
上の横木は幅6.3cm厚さ4.2cmの材を、足をくり抜きはめている。
材料費は九千二百円で済んだが、
重量に堪えられる組方を、如何にするかを何日間か考えた。
ここまで細工を施した木工をしたのは初めてだった。
小学校5年生の時に、伝書鳩を飼い始めた。
世話はもちろん、小屋も自分で作る事、でスタートした。
最初の小屋は90cm立法位の木箱を改造したものだった。
途中で放り投げて遊びに行き、帰ってくると兄貴が続きをしてくれていた。
次の鳩小屋は幅180cm、奥行き90cm、高さ2mの屋根だけの物置を、
腰の高さに、床とドアーを付けて、網を貼って仕上げた。
全て、家にあった古木を使用しての作りだった。
譲ってもらった栗色と真っ黒の『つがい』が、どうも強い気を持った鳩だった。
迷っている鳩を、どんどん引き連れて帰ってきて、
あっという間に20羽を越えていた。
鳩に付いて、横道に逸れついでにもう少し。
今でも忘れられない子供故の失策がある。
2番目に譲ってもらった、雄雌共に白をベースにいろんな色が混じった、
『モザイク』と称するつがいがいた。
長い間同じつがいにしておくと、いい子が生まれないと聞いて、
そのモザイクの雄の方を、近所の、今でいうペットショップに売った。
50円だったと記憶している。
残ったモザイク雌と、強い気を持ったつがいの息子が、
つがいと成るように思ったからだ。
私の拙い思惑通りに、その雄は求愛に成功した。
『よしよし』と思っていたのも束の間、売った雄が帰ってきた。
ペットショップから買った人が飛ばしたのだろう。
鳩は帰巣本能が強いので伝書鳩というのだが、
帰巣本能以上に、雌のところに一目散に帰ってきたと思えた。
一週間、その若い雄と戦いを繰り広げた。
雌の方は静観の構えだった。
結局、若さには勝てなかった。
この恋愛ドラマは更に続き、
失意のモザイクの雄に、今度はその若い雄の妹が、
雌からの求愛は珍しいが、言い寄った。
モザイク雄の方は『無関心』という素振りで、
受け入れる訳でもなく、拒否する訳でもなく。
どうも、モザイクのつがいは雄も雌も、抜け殻のように、
その後を一つ屋根の下で過ごした。
当時、ウォルトディズニーの映画でも言っていたが、
鳩にも色濃く恋愛感情があるとは軽率であった。
しめて5500円
これは、間もなく来る薪ストーブの台を同時に作った。
パンパラパンと半時間ほどで、枠の木の底をコンパネ分切り込み、
四隅を45度にカットして、ねじ釘で止め、
90cm角のコンパネ2辺をサイズに合わせて切る。
そして打ち付けて、買っておいた耐火煉瓦を並べただけ。
煙突の設置は設備屋さんに頼むつもり。
耐火煉瓦は意外と高くて1枚198円だった。
耐火煉瓦は、レンガその物が高熱でも割れないというが、
ある程度熱を遮断する能力があるのか分からない。
先日、南魚沼の飯塚さんがポツっと言っていた。
『薪を燃やした熱は灯油やガス電気と違って柔らかい』。
これは、薪で風呂を沸かしている私は理解できる。
灯油・ガスで沸かしたお湯と薪で沸かしたお湯は、
湯船に浸かると明らかに違う。
カロリーなんて単位で同一だと決め付ける科学に頼ると、
とんでもない間違いに陥るいい見本だと思う。
ただ、今回の木工はもっと硬い木で作りたかった。