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2009.08.20 Thursday

中川写真館

 
『更新木』というのがあるらしい。
なかには、倒れた樹の上に新たな芽が育ち、
その樹も倒れて、更にその上に芽が吹く『三代杉』というのまである。
命を燃やす事がDNAの本来なら、最終というか最初というか、
そのエネルギーは一体何なんだろう。
この最初と最終は、実は繫がった一体であるというのは、何となくわかる。
西洋であろうが東洋であろうが、その性格の違いからどちらがどちらというのは、
もうやめにした方がよさそうである。
生まれれば、どちらの方向も例え見せかけであろうとも、前に進むしかなく、
その途上で生じたプラスの方向とマイナスの方向は、
足せば限りなくゼロに近くなって死んでいきそうな気がする。

小豆島のこの小泊という場所は、車で7〜8分の範囲に、三家族しか住んでいない。
一軒は80歳くらいのお婆さんのひとり住まい、もうひと家族は80歳位と70歳位の御夫婦。
そこに、週の半分私共が住んでいる。
唐辛子の収穫が二人では間に合わなくて、『さて』と思っていたら、
浜田さんが『うちのおっかあが、小森のおばちゃんに頼んだらどうやと言うてるぞ』。
『そう思っているが、儂が言うても真剣に取り合ってくれないんよ』
『おかあちゃんから、電話でもして頼んでもらえんやろか』
『その後、直接頼みに行くから』

この島では、誰かに物事を頼むとき、直接言ってもほとんど通らない。
誰かに仲介を頼む慣わしで、その誰かの人選が大事というわけである。
最初は面倒だなあと思っていたが、今回の保さんの畑を借りられた事といい、
小森のおばちゃんに手伝いに来てもらえるようになった事と、
よくよく考えてみると、いいシステムだなあと思うようになった。
街ならお金がものをいい、お金で大概の事は解決してしまう様になっている。
困り事は、大概〇〇保険で解決してるし、
それでも解決しなければ、裁判(法律)を介して済まそうとする。
民主主義とは聞こえはいいが、これが民主だとしたら、
情を挟まいない方が解決しやすい、と考えるのも分るが、
あまりに情けない民じゃないのだろうかと思ってしまう。

『農業とは地域の事である』と以前書いたが、
小森のおばちゃんは、私が作業の説明をすると、
最初「うん」と返事をして、「はいっ」と言い直す。
此処のこの空気は結構微妙で、そこにすうと風が吹くと、
親しき仲の礼儀で、それで基本的な生活の間柄が変わる事は無い。
小さな出来事かもしれないが、こういう事が私の喜びとするところでもある。






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