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2018.05.16 Wednesday

有機のとまと

 

 

 

 

 

 

久しぶりにターミナルに行って、商品を見てきた。

 

 

この「 あゆみとまと 」 という有機のとまと、上を保護する為に厚さ2 cmほどもスポンジが敷いてある。

 

しかも、箱に合う大きさがなかったのか 2 枚も載せていた。

 

 

有機栽培をしている割に、こんな石油製品を使ってどうするんだろうと、

 

ちょっと物事を考える人なら、首をひねるだろう。

 

この農家は、熊本県でいち早く廃木で作ったペレット燃料を焚いて、

 

ハウスの温度を上げる設備をしていたはず。

 

 

 

しかも、今年から運送費が上がったという理由で、価格は大幅にアップしていて、

 

そう簡単に買えるとまとではなくなっている。

 

 

 

そろそろ、事業は難しくなってきたか。

 

昔、『 重構造社会 』 という言葉を好んで使っていた時期があった。

 

この言葉は、1974年に当時東大社会学部教授の御自宅で、ゼミの学生とグループで対談したとき、

 

私の仲間のかとうちゃんという彼が使った言葉で、すごく鮮度の高さがあった。

 

髭を剃らず、髪の毛も背中まで届くほど伸ばしていた連中から、

 

こんな言葉を聞くとは思わなかったのか、

 

唖然として、

 

ゼミの連中は黙ってしまった。

 

それで、話していることがつまらなくなって、

 

トランプをして遊ぶことになった。

 

 

少々手間は掛かっても、こんな石油製品をここで使うより、

 

新聞紙を蛇腹に折ってリユースする方が、はるかに有機農産物には馴染む。

 

 

 

 

有機農産物も過渡期に差し掛かっている。

 

引き金は、先に書いた運送費の高騰だ。

 

運送費の高騰は、量販が効かない有機農産物については大打撃となって一層不利に働いている。

 

 

 

有機農産物農家には、往々にして自分の世界観が明確で、

 

明確な世界観を持つ人の落とし穴に、唯我独尊の罠が待ち構えている。

 

この罠に嵌まらないように頭を動かしていかないと、作るだけ作って後は知らんということになる。

 

今までは、それである程度通用したが、ただでさえ狭いマーケットが運送費の高騰で更に狭くなるので、

 

気がつけば、最近売れなくなったと自分に還ってきて、動いてない頭を抱えることになる。

 

これは、良い傾向だと思う。

 

 

 

有機農産物の世界は、誕生からそろそろ 45 年経つが、何も考えず単に農薬と化学肥料を使わないというだけの農家は、

 

そろそろ消え始めている。

 

消えずに残っている、つまり 45 年の歳月は後継者がいないと残れないので、

 

時代に即して物事に頭を動かしてきた農家は、ちゃんと後継者がいて、従って残っている。

 

この時代に即してということが亦厄介で、既存の有機農産物愛好家の中で即してきたひとと、

 

有機農産物の愛好家ではない方で、有機農産物の購入動機を持っている人に即して頭を動かしてきた農家といる。

 

 

後者は残っていけるが、前者はふるい落とされそうな状況になってきた。

 

 

これは、有機農産物に限ったことでもなく、特別栽培農産物にもいえること。

 

かといって、慣行栽培農家は更にひどい状態で、後継者が元々いない、

 

所謂世間で問題になっている農業者の後継者問題にさらされている。

 

 

 

今から出荷の中心は北海道に移っていくが、この北海道で昨日はイスラエルから帰ってきたと、

 

長いものすり下ろしの加工品の会社をアテンドしてくれる農家から連絡があった。

 

この農家は、たしか年の初めにイタリアから電話があった。

 

また、先日札幌に行ったとき、別な農家は AMG の私が欲しかったスポーツカーで千歳に迎えに来てくれていた。

 

これは冬用の車だから、夏に来てくれればもっとゆったり乗ってもらえるベンツで来るからと笑っていた。

 

 

この二人から出てくる答えは、物量を支えるだけの品質に対する低価格にある。

 

価格は相対的だということを理解して、戦略的に農業を進めている。

 

先祖が耕してきた土地を、単に引き継ぐだけではなく、どのように活用するかが後継者の役目なんだろう。

 

 

台湾に行って思ったことは、日本の国土は農業に適しているという事実だった。

 

外国産は安心安全じゃないから、国産を求めている場合ではなく、

 

食事方法は彼らの方が見極めた論理を持っていることも事実だが、

 

それを採り入れる事と、この国土を活用した農産物の上に根ざした活用に頭を動かさす必要を感じる。

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.05.21 Monday

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