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2018.09.05 Wednesday

台風21号

 

 

 

 

 

遠くにクレーンが立ち残っている。

 

 

 

新大阪で午前中商談があり、その後摂津のターミナルに寄った。

 

 

雨風は強いものの、そう大した事はこの時点ではなかった。

 

 

ただ、本社に戻ろうとしたとき、ターミナルの門扉が走った。

 

 

 

昨年の台風で、この門扉が倒れたと聞いていたので、申し訳ないけど私はスーツ姿なので、

 

作業をしてくれている男性従業員ふたりに、ロープで縛るよう頼んだ。

 

もちろん二人はびしょ濡れで、なんとか縛り付けてくれた。

 

 

 

 

それで駅で立ち往生している従業員を思い出し、ピックアップに向かうことにした。

 

 

ターミナルを出て5分ほどで、気の升目にトタンを打ち付けた大きな壁が飛んできた。

 

車の屋根に落ちた。

 

 

屋根に穴が開いたかと思ったが、中から見る限りは無事だったので、

 

突起している三角のアンテナが飛んだかと思ったが、テレビが映っているので、まあ無事かと。

 

 

 

しばらく行くと、資材を納品してくれているシャッターが外れて、扇状に揺れていた。

 

まもなく、一斗缶のようなものが飛んできて、車に当たった。

 

 

 

色々、道路に降り注いでくる道をピックアップの駅まで急いだ。

 

 

 

駅に着いて、彼を電話で呼び出し、分かりにくい阪急とモノレールがくっついている駅で、

 

私の車を見つけるのに手間取り、10分も掛かってしまった。

 

この彼は、食い物には鼻が利くのに、

 

こういうことには、パッとしたとこが少ない。

 

 

 

待っている間に、この台風はただ事では済まない雰囲気がしてきたら、

 

同行の猪ちゃんに電話が入り、

 

なにやら屋根が飛んだと言っている。

 

 

猪ちゃんの自宅の屋根が飛んだのかと思っていたら、

 

ターミナルの屋根が飛んだという。

 

 

 

ターミナルに応援に行っていた海からの電話で、今からそっちに戻ると連絡し、

 

また、ターミナルに向かった。

 

途中、橋を渡らなければならず、この橋の手前で車が立ち往生して並んでいた。

 

 

橋の側道に、立ち木が折れて、飛んで、道をふさいでいたが、

 

同じ考えのタクシーが前を抜けて行こうとしているので、

 

道路からの車高が違うが、こっちは四輪駆動なので、乗り越えられるかと思い、つっこんだ。

 

 

駐車場のストッパーにも腹がするくらいの低さだが、なんとか何個もの障害を乗り越えたが、

 

行く手を大きな枝が塞いでいる。

 

運転席側をこすれば行けそうだが、どうしようかと一瞬考えたが、

 

行くしか選択肢はないことは明らかなので、え〜い と思い突き進んだ。

 

 

なんと、十戒の海のように、車がその枝に差し掛かった瞬間後方から強風が吹き、

 

枝という枝が、前方にたなぴき、私の通る幅ができ、おかげで傷がつかずに通り過ぎることができた。

 

 

 

あちこち、物が散乱し、しかもそのものが風で動く中、通れない道も、

 

地元の利で、迂回に迂回を重ねていると、前方にいよいよどうしても渡らなければいけない橋が出てきた。

 

普段は何も感じていなかった橋への道が、とんでも無い高さに見えて、気色の悪いことこの上なかった。

 

数台が、この橋を渡っているが、意を決して登っていくと、案の定、一台前の車で赤信号になった。

 

 

川上から、川に沿って強い風が吹いて車が持って行かれそうになる。

 

見ると川沿いの青の信号で走る車はいないので、仕方が無いので、

 

一旦バックをし、対向車線に出て前の車を追い越し、赤信号を無視して橋を通り越した。

 

 

前方で手を振って、通れないと合図をしている道を迂回して、東海道線沿いの道に出ると、

 

ここも風が強く吹いているのか、街路樹が同じ方向にみんななぎ倒されていた。

 

 

 

ようやくの思いで会社に戻ると、原田さんが冬のひざ掛けに使っている毛布を、

 

あたまから被って仕事をしていた。

 

コピーをとるのにこちらを見ると、強い風の音に顔を引きつらせていた。

 

 

冗談に過ぎないが、儂がついているから大丈夫だというしかなかった。

 

 

 

一夜明けた昨日の朝、青空にすっくと立っているクレーンが、当たり前なのに何か不思議な気がした。

 

 

 

まあ、何はともあれ、前回の地震に引き続き多少のことはあっても、みな無事でホッとする。

 

本来なら、会社を休業日にできる職種なら、無論そうするが、そうもいかず、

 

ターミナルも本社も、誰もこんな日に出社などしたくなかっただろうに、申し訳ないことだ。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
無事で何よりです。一生に一度くらいのこととは思いますが、これを経験するとしないのでは台風に対する考え方が大きく違います。
 台風にはちょっとビビりぐらいのほうがいいように思います。
  • 森 一成
  • 2018.09.06 Thursday 07:42
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