鱈子と帆立貝柱と新醤
みっつとも、北海道のおともだちから贈ってもらった。
おともだちは、一番下の ARABISHIO の企画会社の常務さん。
ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある、てなことで公私に亘ってお世話になっている。
鱈の子は、塩で処理をしただけの、今では日本最北の北海道ほとんど漁獲できなくなったスケトウダラの子で超希少品。
この二切れだけで、御飯は食べられてしまう。
化学調味料の味で舌を占領されること無く、これだけの子が身体の中で鱈に成長したらどうしよう。
その下は、やっぱり同じ北海道の帆立貝柱。
前日に、『 そう言えば、最近豆鼓を使ってないね 』 と会話していたので、
年末にようやく復活してくれた森さんの『 名水 』にらと、鹿児島の山田さんの『 ORGANIC キャロット 』、
オアシスさんで買ったどこの誰が作ってくれたのか分からない 名も無き『 白菜 』 、やっぱり名無しではさびしいな、
どこで買ったかも忘れた正体不明の『 生しいたけ 』 で、味付けは『 豆鼓 』が中心で、後は塩だけ。
出汁は、鶏がらスープ。
先ず最初に豆鼓を刻んで紹興酒に浸けておき、他の具材も刻んでおく。
フライパンを熱しオリーブオイルを敷く、そこに準備しておいた豆鼓を入れてしっかり炒める。
ここに、主人公の帆立貝柱を入れて炒める。
その次は、森さんと山田さんの番、にらを入れて軽く炒め、にんじんを入れる。
しいたけも入れて、最後に白菜を入れて、白菜に火が通って、しんなりして来たら、鶏がらスープを入れて、
少し、とろみをつける為に片栗粉をいれて、塩で味を調整したら出来上がり。
おっと、紹興酒を途中で入れていた。
かなり高級な『 薬膳料理 』 の出来上がり。
御飯は、焼津の杉本一詩さんの無肥料・無農薬のお米を本人から頂いた。
もらいもんだらけだ。
もうひとつのもらいもんが、あらびしお。
本当はこれが真骨頂なのだが、16種類の豆、だけじゃなく、
徹頭徹尾という中華が生んだ科挙の試験のルールで、論文の頭と尾っぽを一文字空けるだったか、
一文字はみ出すだったか忘れたが、完膚なきまで極めに極めた醤油。
最初は、少し違和感があったが、使っているうちに、無くては眠れない枕のような変な醤油。
薬膳の陰陽五行、順番が逆か、陰陽五行の次に来るテーマは、宇宙に散在するエネルギー原則かな。
これは、かなり高度な摂理に近い原理から来る統計だった原則で、21世紀は解明されるような気がしていて、
ARTIFICIAL INTELLIGENCE がこのことの解明を自ら手掛ければ、その知能は宇宙に拡散することが出来そうに思う。
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- 明けましておめでとうございます。早速ご賞味いただきありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
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- 森 一成
- 2019.01.06 Sunday 02:21
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