台湾視察1
今年一度目の台湾視察。
少しずつ筋が良くなってきた。
ホテルで迎えてくれた男性スタッフ、私と同じような年代かもしれない。
この『 神農市場 』 MAJI FOOD & DELI で買い物して、紙袋を手に持ってフロントで待っていると、
「 マジフードで買い物をされて来たのですか 」 と声を掛けてくれたのを切っ掛けに一気に話しの花が咲いた。
「 台北でも高感度のひとが買い物に行く店です 」 と。
「 何店舗か展開していて、今年中に日本にも出店をするそうです 」と説明してくれた。
そんなに大きな資本とは思っていなかったので、聞いてみると、元々は『 誠品書店 』 という書店経営をしていて、
つい最近、私たちが利用しているホテル近くの駅前ビルの地下に神農市場、最上階に誠品書店を出していますと言う事だった。
この『 誠品書店 』 という名前の本屋さんは、何回目かの時に入った覚えがある。
面白い本屋さんだった。
それで、「 私は本屋の息子だから、本屋の名前は直ぐに目に入るのですよ 」 と言うと、
顔つきが変わって、「 実は私、長く東販にいたのですよ 」 と言い始めた。
よくよく見ると、そんな顔つきになってきて、しばらく本屋の話しをしていたが、
この誠品書店という本屋さんは、日本からも視察によく来られているということだった。
それなら、きっと、つたや書店さんのモデルは、この誠品書店かもしれないと思い始めた。
それはそんな気がして、そもそもこの神農市場は、DEAN & DELUCA をモデルにしたのかも知れない。
DEAN & DELUCA は10 数年前に六本木ヒルズで見てびっくりしたが、
そうではなくて高知の『 満天の星 』 のアンテナショップとそっくりで、
神農市場は、ORGANIC TASTE を盛り込んで、満天の星さんは LOCAL を色濃く出した違いだけで、
ふたつのお店は、同じコンセプトのような気がした。
日本でも、この英語を前に打ち出している企業さんがあるが、その事業展開に突込みが弱い気がするが、
ここは、本気でそのことに取り組んでいるようすが伝わってくる。
ちなみに、5000円を超える買い物をしてきたが、
その中の果物ジュースを今朝飲んでみた。
伊藤農園さんの果汁一番絞りより、味が調っていて、商品としては優れている。
伊藤農園さんの最初のお客さんは私のアルファーだが、ジュースというより素材としての果汁だと思う。
ただ面白いのは、神農市場さんのジュースのアドバンテージのコピーは『日本品種』と書いてある。
物作り大国日本の面目躍如だ。
もっと、手厳しいのはこの台詞。
『 好 』は、カタカナにすれば『 ハァオ 』 とでもすればいいのか、要は GOOD なんだろう。
good でない農民が、good な食べ物を作れる訳が無い、とズバリ書いてしまっている。
小さな畑から供される食べ物、その地域社会を支持して応援すると、こちらは肯定的な言いまわしてになっている。
今日は誠品書店さんを、台湾生まれで、北海道で農業をされている八雲山水自然農園さん御夫妻をお誘いして、
見に行こうと思っている。
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