2019.02.11 Monday
台湾視察3
『 誠品書店 』 まるで日本のツタヤ書店さん。
聞くところによると、こちらがモデルらしい。
どれだけデジタルで文字が配信されようが、紙から文字が消えることは無く、
お金があるなら、文字は紙の上で読む方が心地いい。
それを知ってか知らずしてか、本屋に人が戻ってくる日が来たように思えて、
とても健全な気がする。
モニターから入ってくる文字情報は、
奥行きの無いカタログを見ているようで、思考には繋がりにくい。
これでは、浮薄な感じてしてもやむを得ず、とかく重くて面倒なことを忌避したがる風潮になる。
この誠品書店は、この事を前向きに捉えていて導き出した答えが、この書店の有り様を生み出した気がしてセンスを感じる。
ガスの集まりから固体に変じるのに一体どれだけの時間を要しているか、単に数値と単位を並べられても分からないが、
そこから命が誕生して今に至るまで、そんなに軽妙な事ばかりでは事実を見失い、ましてや真実には辿り着けそうも無い。
この数百年の歴史は、周辺事実を軽く見て、充分だと思える条件だけで、必要とする条件は切り捨ててきたように思う。
その数百年の歴史が終わろうとしているこの間際に立って、次のビジネスを考えるなら、この誠品書店さんの苦心が理解できる。
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック