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2009.08.31 Monday

唐辛子の栽培 収穫乾燥

 

唐辛子の収穫は、そろそろ最盛期を迎えそう。
葉の下側というか、其処が赤くなっている間は、未だ本格的ではない。
この唐辛子は、茎を一本に仕立てている。
最初に【 Y 】の字に分結した付け根に一番花が咲く。
その花が実になって、その実の種のみが次作の元種となる。
そこから、ずうと二本に枝分かれを繰り返して、全体の樹を作る。
私の胸程度の高さまで伸びると、それ以上は背が伸びず、
花を咲かせるためだけに、枝分かれを繰り返すようだ。
そうすると、その頂上部分はほぼ平らな状態になり、
そこに実が思い切り生(な)ってくる。
もちろん、大概は下から順に赤くなるので、
しゃがんで収穫している間は、上述の通りである。
そのしゃがんで採る樹が、そろそろ少なくなってきた。
来週あたりは、上からの画像を撮影できるようになるだろう。

さて乾燥だが、青いエビラを12枚一度に乾燥させる機械を導入している。
ところが、55度で18時間掛かって、灯油を2千円(25L)分炊いて、同時に送風しても、
思うところまでは乾燥が進まない。
英さんが『試しにハウスに入れてみよう』と言い出し、
私も『それゃそうだ』と直ぐに話に乗った。
育苗中に、まだ春なのに油断すると日中は50度以上になりそうだった。
日が暮れると、温度は下がるが、雨の心配も要らない。

エビラに入れる量にも因るが、4〜5日で、そこそこ乾く事が分った。
これで、乾燥機に入れて仕上げの強制乾燥をすれば、灯油代も少なくて済む。

天の助けは、相変わらず突然やって来るもので、
昨日、以前このブログで樹を伐採する項で登場した『箭木さん』が、
『今近くにいるから、寄っていいか』と電話をして来た。
この箭木さんは昨シーズン、椎茸の乾燥機でこの唐辛子を乾燥してくれていた。
乾燥機を導入した事を伝えていたので、それを見に来てくれた。
いろいろ乾燥のコツを伝授してくれて、最後に、
『エビラがたくさん余っているから、取りに来ますか?』と。
ハウスで粗乾燥してから、乾燥機に入れるとなると、
エビラが不足し、買い足さなければならないと考えていたが、
値段を調べれば、こんなものでも一枚3千円程する。
これは無理だと諦めて、昨年同様大きな簾(すだれ)を使う事にしていた。
簾だと、唐辛子を拡げたり移動したりが、二度手間三度手間になる。

やっぱり人の世である。
2009.08.29 Saturday

冬至南瓜の栽培 同級生



今日から新しくバイトに『西山さん』が参加した。
和牛の繁殖と酪農を生業にしていたが、
酪農が採算とれなくなり、繁殖だけにして、
足りずは、アルバイトで過ごす事にしたらしい。
もっとも11月からは準雇用でJAに入る事になっている。
英さんは29年の2月生まれの28年組みだが、
残りの私と佳代子と西山さんは28年。
これで同級生が4人に揃った事になった。

タレントで28年生まれって誰も知らないが、
野球界なら阪神の真弓や中日の落合がその歳の生まれ。
ユニクロの柳井会長は27年生まれだったかな。
まあ、その近辺。

この保さんの畑は旧池田町にあり、
この島での癸韻稜清斑楼茲如▲ャラリーも腕自慢の爺さんが多い。
英さんも元農協職員で、その爺さん達に顔が売れているから、
この畑では、余所(よそ)行きの作業をする。
笑われるような畑にはしたくないらしい。

早速、今日耕運機の後にリヤカーみたいなものをくっつけて、
通りかかった爺さんは、上品な顔立ちの割りに口が悪い。
『今頃南瓜を植えて、育つんかい』
『やってみなければ分りません。』
『まあ、トラクターの後まで直して、立派なもんが出来るわい』。
と厭味(いやみ)をひとつ言って通り過ぎた。
 
私は喜んでいる。
ギャラリーは多いほどいいし、
冷たい視線だけを投げ掛けられるより、
厭味でも何でも、声を掛けてくれる方が嬉しい。

栽培の方は、予告通りいきなり苦戦している。
発芽がうまくいかず、この畑だけで、3タイプの植え付けをした。

ひとつは、画像の様に本葉二枚出ているグループ。
もうひとつは蒔き直しして、双葉のみ出ているグループ。
更に、それでも苗が足りずに、直播している一本仕立てにするグループ。

内緒の話だけど、英さんは私の言う通りにはぜったいしない。
今回は、『発芽まで寒冷紗を掛けて、発芽した瞬間に外そう』と言ったら、
『大丈夫、大丈夫』と先のブログの様に、青天井で育苗した。
撒き直しの時も同様で、今度は新聞紙を持ってきて、
『これで大丈夫』。
ところが、その日の夕方には新聞紙は風で無くなっていた。

『種が悪い』
昨日、
『種が悪いと言ってても何も残らんやろ』
『何がどう不味かったか正確に話をして、知恵を寄せ合わんと、次に繫がらん』
と怒ってしまった。

今日来た西山さんは、
『簾(すだれ)でもいいから掛けとかんと、一番日差しが強い時に、それゃ無理やろ』と。

以前にも経験があり、私の言う反対をしたがる人間には、
先回りして、思う反対を言う事にしていたスタッフがいた事を思い出した。
『これは、売れる』と言うと『こんなもん売れない』と言って売らない。
だから、仕入先に『これは社長が売れないと言ってたけど‥と言うたら売れる』と言っていた。
仕入先は『なるほど、いい事を聞いた』と納得していた。
こういうもんかな、人っていうのはだから面白い。

施肥してからほとんど雨らしい雨は無いから、
肥料が効いてくるまで、少し酢糖に【鰹ソリューブル】を混ぜて、追い掛る。
追肥分も早めに施肥して、草の様子も見なければならない。
草がひどければ防風ネットを敷いて抑えるつもり。

50半ばが4人も揃って、いつまでも反省の日々では情けない。

少なくとも、屋久島並みには作らんと。
2009.08.28 Friday

TOUCH


実は大フアン。
別に岩崎良美ちゃんのファンでは特に無いが、
それでも姉ちゃんとは随分違う人柄のようにも思えて、
歌も彼女の方が数段上手いし、やわらかさに好感持てるのですよ。

それで、ファンというのは『あだち充』の漫画なんで、
とりわけ『タッチ』がいい。
二年か三年の内には、必ずアニメをテレビでやる。
凄い時(二年前)は時間をずらして、ふたつの放送局が流していた。
必ずテレビに釘付けですよ。
どれも同じようなギャグがちりばめられて、
でも、そのひとつひとつに、ホノボノさせられる。

今週、散髪屋で『タッチのたッちゃんの様な頭にしてくれ』って頼んだ。
即座に、『あれは漫画やから絶対無理です!』と断られた。
だれも、全く同じにしてくれと言っているのじゃない、
イメージや、イメージ。
どうして散髪屋は分ってくれないのかね。
入って行った時、のイメージぐらい見とけよ。
ついに今日、我慢出来ずに『今日はシャンプーの後ドライヤー使わなくていいから』
と言ってしまった。
タオルで拭いてもらって、整髪料を手渡してもらって、
自分で付けて、パッパラッパーと手で毎朝しているようにセットした。

この散髪屋も、開業した年から通っている。
もう20年近くになる。
当初、結婚したばかりで、お腹の大きな奥さんが手伝っていた。
子供を産んでからは彼一人でやっている。
途中で女の子がひとりバイトに来ていた時期があった。
私よりも身体の造作、何処をとっても大きいと思える娘だった。
私はさっぱりした性格の子だと思っていたが、
聞くと、結構神経質でやたら悩むらしい。
でも、彼女の小気味の好いシャンプーが好きだった。
散髪屋で何が嫌かというと、恐る恐る頭を洗われるとイライラしてくる。
一気にカァーッとやってほしい。
終わって顔を上げた瞬間に『フゥーッ』って。
これがすっきりさっぱり。

あれっ、あだち充もタッチも岩崎良美ちゃんも、
どっかに行ってしまった。

申し訳ないので、もう一曲。
『愛がひとりぽっち』は埋め込み不可みたいだから、
自分で聞いて下さい。

2009.08.20 Thursday

中川写真館

 
『更新木』というのがあるらしい。
なかには、倒れた樹の上に新たな芽が育ち、
その樹も倒れて、更にその上に芽が吹く『三代杉』というのまである。
命を燃やす事がDNAの本来なら、最終というか最初というか、
そのエネルギーは一体何なんだろう。
この最初と最終は、実は繫がった一体であるというのは、何となくわかる。
西洋であろうが東洋であろうが、その性格の違いからどちらがどちらというのは、
もうやめにした方がよさそうである。
生まれれば、どちらの方向も例え見せかけであろうとも、前に進むしかなく、
その途上で生じたプラスの方向とマイナスの方向は、
足せば限りなくゼロに近くなって死んでいきそうな気がする。

小豆島のこの小泊という場所は、車で7〜8分の範囲に、三家族しか住んでいない。
一軒は80歳くらいのお婆さんのひとり住まい、もうひと家族は80歳位と70歳位の御夫婦。
そこに、週の半分私共が住んでいる。
唐辛子の収穫が二人では間に合わなくて、『さて』と思っていたら、
浜田さんが『うちのおっかあが、小森のおばちゃんに頼んだらどうやと言うてるぞ』。
『そう思っているが、儂が言うても真剣に取り合ってくれないんよ』
『おかあちゃんから、電話でもして頼んでもらえんやろか』
『その後、直接頼みに行くから』

この島では、誰かに物事を頼むとき、直接言ってもほとんど通らない。
誰かに仲介を頼む慣わしで、その誰かの人選が大事というわけである。
最初は面倒だなあと思っていたが、今回の保さんの畑を借りられた事といい、
小森のおばちゃんに手伝いに来てもらえるようになった事と、
よくよく考えてみると、いいシステムだなあと思うようになった。
街ならお金がものをいい、お金で大概の事は解決してしまう様になっている。
困り事は、大概〇〇保険で解決してるし、
それでも解決しなければ、裁判(法律)を介して済まそうとする。
民主主義とは聞こえはいいが、これが民主だとしたら、
情を挟まいない方が解決しやすい、と考えるのも分るが、
あまりに情けない民じゃないのだろうかと思ってしまう。

『農業とは地域の事である』と以前書いたが、
小森のおばちゃんは、私が作業の説明をすると、
最初「うん」と返事をして、「はいっ」と言い直す。
此処のこの空気は結構微妙で、そこにすうと風が吹くと、
親しき仲の礼儀で、それで基本的な生活の間柄が変わる事は無い。
小さな出来事かもしれないが、こういう事が私の喜びとするところでもある。






2009.08.20 Thursday

09屋久島南瓜


 





屋久島まで中川と行ってきた。画像は総て中川の撮影による。

来春2010年1月からの南瓜の栽培契約。
7時55分の伊丹発に乗って、20時30分伊丹着の日帰り。
それでも、屋久島の滞在時間は約7時間で、
会議は1時間足らずで合意に達した。

ブランド名は【屋久島南瓜】、
屋久島に勝る屋久島をイメージする言葉が見つからなかった。
ポンカンもタンカンも【屋久島ポンカン】【屋久島タンカン】になっている。
会議の焦点は、ブランドとして育成する事。
そのための栽培基準作りをした。
1本仕立てか2本仕立てかは決め切れなかったが、
株間30cmの畝幅4m。
私の畑は、株間60cmの2本仕立て。
着果先の蔓は4〜5節で切り取る。
石垣島では7節まで栄養はバックすると聞いたが。
1〜2節で昨年切った人が大きくなった事実が、
要因は特定できないが、インパクトがあったようである。
播種は9月5日から10日の間に直播。

今年の作付けは22トン。

要は台風次第。


2009.08.19 Wednesday

唐辛子の栽培 乾燥

 

右が黒田工業って会社の食品乾燥機。
その右に移っている青いトレーがエビラ。
左がそのエビラに入れて、初めて乾燥させた唐辛子。

なかなか乾燥しない。
55度設定で15時間灯油を炊いても、
未だ、しっとりしていた。
灯油は20リットル消費した。
灯油を入れ足して、もう4時間炊いた。
ようやく、パリッとした感じになった。

20kgコンテナに3杯強で、エビラ8枚に拡げた。

ところが、ふと、ひとに乾かし方を聞いていた時に、
『ダクト‥』と言うてたなと思い出した。
ダクトって何のこっちゃと思ったが、
何となく換気口の事かなと思い、煙突部分を見たが、
よく分らない、単に煙突だ。
その時になって始めて、椅子に乗って天井部分を見てみた。
何と格子状になって、天井が半分しかない。
これでは、いくら灯油を炊いても、
蓋をしないで風呂を沸かしているようなもの。

その格子状の開閉を、どう使えばいいかは、
英さんと意見が分かれた。
私は『最初に開放して、水分を外に逃がして、ある程度乾燥し始めてから、閉める』
英さんは『逆やろ、最初閉めて温度を高めて、後で開放やろ』と。

『水分が逃げない間に熱を長く高めたら、唐辛子が煮えてしまうぞ』
『50度程度で、煮えるかいな』
相変わらず、西洋人のデベートのように、自説の正当性をこじつけでも何でも、
とにかく主張して、絶対に折れない。
まあ、やってみればわかる事だが、よくよく見ると、
天井側面に、【閉】 【半開】 【開】とあるから、
現物を見ながら調整しろという事だろう。

こんなもんでも、買えば41万円もした。  

2009.08.16 Sunday

09南瓜抑制栽培 播種 

 
『空中ポットレストレー』。
なかなか扱いやすくていい。
何がアドバンテージかというと、
ポット部分の側面が縦にスリットが入って、
格子状に底が抜けている。
つまりこの為に根の先が外に出て枯れる。
主たる根の先が枯れると、その毛細根が発達する。
こういう仕組みになっている。

この理屈を生かした苗作りを、今は倒産してしまったが、
宮崎県の『田園倶楽部』という会社で、初めて見せてもらった。
そこは、細根が渦巻き、根はもともと陰性だから遠心力にさらされて、
外側に向いて伸びるので、円形の筒の内壁に縦の突起を作っていた。
この事により、根は渦巻かず地球の中心に向かう陽性の力を発揮して下に伸びる。
下の行き着く先は底なしのポットだから、やはり根は土から空中に出て、先を枯らす。
なるほどなあ、である。



さて、懲りずにというか、諦めきれずにというか、屋久島に頼んでいる手前というか、
今年も前の晩に1000粒の『栗ゆたか』の種を浸水し、今日播種した。
苗床の土は、唐辛子と同じ杉山有用微生物研究所の菌付きピートモスと、
農協の『与作』という培土を1:1で混ぜている。
培土が少ないので、根の発芽部分を穴の中心に来るように、丁寧に並べてみた。
昨年の大失敗で、すっかり南瓜栽培の自信を無くしてしまっているが、
問題は、ウイルスに犯されないようにと、玉肥大を如何にさせるか。
粉質を強化するのは、カリの使い方をどうするか。



先ず、第1関門は当然、苗作り。
昨年との相違点は、寒冷紗の除去と水加減。
湿ってる限り散水は控える事にしている。
ただ、他人(ひと)任せなのが辛いところでもあるが、
これは昨年も同様である。
一昨年はどうしたかというと、記憶にも記録にも無い。
あるのは、下の画像のみ。



左が8月19日撮影、右が8月31日。
私の記憶では、右の画像の上二箱下右の箱は、
培土の養分不足で7日目と12日目でほとんど成長してなくて、
むしろ、双葉の緑が抜けてきて、黄変していたと残っている。
下の左の箱は、英さんが堆肥に畑の土を混ぜて、
適当に播種していた苗で、こちらが正常という事になる。
8月30日島に来て、翌31日は一日『どうしよう、どうしょう』とひとり悶々としていた。
結局『ポットでどうこうしてるより、定植してしまえ』と思って定植し、
カンフル剤に住友の液肥を、2度葉面散布したのを覚えている。
ということは、今年の空中ポットレストレーでは、
7日目程度に定植するサイズになる。

やれやれ、また慣れぬ事で、胸騒ぎを覚えながら、
追い掛け回される日が巡ってくる。
2009.08.15 Saturday

南瓜抑制栽培 

 
あんまりにも星が綺麗に肥料を撒いているので、
思わず写真を撮りたくなった。

その星は、去年の8月15日夜にこの島に来て、
翌日の16日から契約社員として1年契約で仕事を開始した。
初日は、やはり抑制南瓜の畑準備だった。
畑全体に施肥して、定植部分の幅1メートルに、
菌帯米を撒いて、鳥に喰われぬ様にマルチをしておいた。
そのマルチを勝さんと剥(はが)す作業が、星の初仕事だった。
ところが、私は二枚上の畑からその様子を見ていた。
そうすると、星の様子がおかしい。
下まで行ってみると、やっぱりふらついている。
暑さの中の作業に慣れていなくて、
眼が向こうを向いている。
『休んどけ』と言うと、靴まで脱いでへたり込んでいた。

丸々一年が経って、今日で退職して山梨に帰っていった。
会社の渡辺さんから、
『星さん、一年間お疲れ様でした。慣れない仕事で大変だったことでしょう』と、
離職に伴う連絡事項のFAXが届いていた。




今日はお盆でここらは花火大会で朝地域の放送で案内していた。

内海湾の向こう岸で打ち上げていたので、
そんなに大きくは見えなかったが、
まあ、それなりに『花火大会』だった。



2009.08.13 Thursday

what happend ?

 
新しい畑で始めての作業。
あんまり暑いから、ビーチパラソルをホームセンターで買ってきた。
季節が終わっているからセールで¥698。
バックミラーとボンネットの下に括り付けた。
英さんと、あまりの出来に大笑いで、
記念撮影をした。
写真を見たら、更に大笑い。



この畑は結構複雑な外周の形をしているので、
どういうレイアウトで耕すか悩んだ。
真ん中は1m程度の左から右へ通路を残す事が、
保さんからの条件だったけど、
それではという事で、そこだけロータリーを上げて、
一枚の畑として、畝を作る事にした。
こうすればトラクターの旋回数も少なくて済む。
奥から手前にトラクターを走らせたが、
通路部分でロータリーを上げ下げすると、
最初の2本はどうも歪んでしまう。
というのも、通路を挟んで道が画面の右側に開いているから。

3本目にようやく、真っ直ぐに走れた。
手前から奥に、ゆるやかな傾斜になっている。
先日の大雨で畑を流れた水の後を見て、
この方向に畝を形成するのが、水捌けがいいのではないかと思った。



農協の『農業支援事業』とかいうので、この【堆肥散布機】をレンタルしている。
きっと補助金が農協に出て、それで農協が購入して、
組合員に貸し出すという仕組みだろう。
半日3000円、一日5000円、回送量1000円だったと思う。
ガソリンは満タン返し、もちろん洗車して返す条件。
エンジンがちょっと馬力不足と思う。
右画像のように散布は早いが、左画像のように積み込みは遅いし面倒。
一人でやると自分の人生を疑いたくなるし、
二人でやると、もう一台欲しくなる。

トラクターで走る時間の4倍くらい散布に時間が掛かってしまう。
しかし、今までは一輪車にスコップで積んで、
それを所定の位置まで運んであけて、
それを熊手で拡げていた。
軽トラを買ってからは、軽トラにスコップで積んで、
少し走らせてはスコップで降ろして熊手、そしてまた走る。
小泊にユンボがあるから、ユンボで軽トラに積んだ事もあった。
そんな事を考えれば、言いようが無い。

抑制南瓜に三度目の挑戦をしようと思っている。
過去、二度とも失敗している。

一度目は、そこそこ上手くいって味も良かった。
浜田さんと佐川さんに冬至用に普段のお礼に差し上げたら、
冬至の夜に二人が電話を掛けて来てくれて、
『ほっこほこで、栗みたい』。『甘味もあって、美味かった』。
『こんな南瓜食ったの始めて』。『これなら売れるよ』と口をそろえて言ってくれた。
私はその頃、儚(はかな)さの中にいたので、
あまりの二人の電話が嬉しくて、返事も出来なくて黙っていると、
『ホンマやて、お世辞言うてるのと違う』と、
これまた、口を揃えて同じ台詞で突っ込んできた。
でも、五畝ほど栽培して、2kgの玉は3個しか出来なかった。

二度目は、ウイルスで全滅した。

だから、今年は辞めにしようと思っていた。
ところが、新しい畑が棚ぼたみたいに借りられて、
今から何も作るものが無い。
今夏はジャガイモで苦労しているから、
来年早々にジャガイモを栽培しようと考えていたが、
それまで、せっかく貸してもらった畑を手付かずで放っておく訳にはいかない。

それでも迷っていた。

そしたら、現代農業に高床式のセルトレイが出ていた。
商品名は『空中ポットレストレー』という。
これは、私がずうと探していた育苗ポットorトレイ。
しかも、128穴トレイでは小さいし、9mmポットでは面倒だし、
そしたら、偶然目に飛び込んできた。



気温の低下に間に合うかどうかは分らないが、
2本仕立てでやってみようかと思っている。
しかも、思いっきり窒素を入れてやろうと目論んでいる。

お手本はこの畑。

 


2009.08.12 Wednesday

What is this

 


何か言いたい事があるんだろう。
だったら、はっきり言えよ。

でも、私もあなたもみんな同じ命ですよ。

少なからず自分に嘘をつき。
自分を慰める。
嘘だと分っている間はいい。

自分の上に立つ権力者。
その権力者が誰でもいいと思う。
そういう人は国や組織を売る。
だって自分はとっくに売り払ってるから。
恐いものは何も無い。

そうじゃない。

征服も服従もない。


恐れる事はなにも無い。
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