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2010.03.31 Wednesday

スクリーンセーバー

 
『この世に神も仏も無いものか』

これは、私が尊敬する新潟県の農家、
【飯塚恭正】さんについて知りたくて、
地元の方に、入植当時の、何か文章が残っていないか、
調べてもらったら、飯塚さんのお母さんが、
地元の行政が出している、地域史〇〇年の記念号に、
記事を書いておられた。

その中の一節に、
今年こそと、
西瓜の栽培に期待を寄せられて、
順調に育つ畑が、
一夜にして、病気で全滅した、
その畑に立ち尽くして、
『‥‥      ‥‥』と思った。

と書かれたいた台詞。

読んだ、その頃は、不運な、
ひと小間としてしか感じ取れなかったが、
今となっては、その無念さが、
いつも傍にいる。

神も仏もいるからこそ、の、言葉だとよく分る。

那智大社から降りる熊野古道で、
写した、この一枚が、
半年近く経って、いつも目を引きつける。
2010.03.30 Tuesday

恋するマロン カネコ種苗

 

南瓜は、【栗】【マロン】ブームが続いている。
なかには、『栗マロン』なんて、
欲張りな名前の南瓜もある。

で、今回栽培する品種は、随分ロマンチックな、
ちょっと言うのも、書くのも気恥ずかしいが、
『恋するマロン』ってカネコ種苗の品種にしようと思っている。
長崎の末吉君とこが、『九重栗』と、この品種の栽培もしていて、
『栗ゆたか』より、大玉傾向で、成熟が早く、貯蔵性もある、
と、カネコ種苗のいう事だったので、
冬至用より、年明け用の足しにならないかと思い、
11月末採りを目指して栽培する事にした。
逆算すると、盆明けの播種になるが、
大事を取って、8月初旬の播種にしよう、
と、考えた。

その為に、この春に様子見で、
500粒だけ播種してみる事にした。
春作と、抑制では、随分違うだろうが、
品種の特性は一回でも経験しておいた方が、
自分が、心丈夫なので、そろっと準備を始める。





杉山有用微生物菌研究所の、菌帯ピートモスに、
花崗土を半々にして、よく掻き混ぜて、
空中ポッレストレーに入れた。

種は、末吉君の真似をして、アルコール資材に浸けた。
ちょっと過ぎたかな。
考えてみれば、
コタツも無いし、電気毛布も無い。

しょうがないから、発泡スチロールに、
タオルで巻いたカイロを入れた。
23℃位だから、
まあ、いいか、なんて、
全然自信がない。

明日は、種をポットに入れ‥。
2010.03.29 Monday

他所のにんにく畑




二回目の除草作業。
この畑は、除草しやすい土目。

にんにくも二本三本と立っているのを、
指を芯まで突っ込んで、裂くようにしながら、
空いている手で、切らぬように、相方と呼吸を合わせ、
引き抜く。

慌てる空いてる手が、
力を入れ過ぎてしまうと、
ブチっ て、切れてしまう。

未だ、抜き取った株は、
左右の親指を向かい合わせにした程度。
いつになったら、にんにくらしくなるのだろうと、
鎌で実の部分を切ってみた。

一個にしか見えないが、
雰囲気としては、核が何個かあるように見える。
初めて、いつ、どうなってくるのか、興味が湧いた。
何度か、農業に面白味を感じないと書いてきたが、
ちょっと好奇心が湧いてきた。

でも、この程度。
面白い事しか興味が無いし、
面白くない事はしないで生きてきたが、
畑仕事は、面白い、とは思わないのに、
朝から晩まで、我ながらよく続いている。

何故かは、自分でもよく分らない。

今年に入って、うちより少し広く、
にんにく栽培をしている畑を見つけた。
先日、見に行ってみると、
むむっ 
太いではないか。
それよりもっと驚いた事は、
揃っている。
出来、不出来がない。
何故だ!

大体、畑の作りが違う。
手前の中央に排水口があるのだが、
畑全体から、通路を通って、その位置一点に、
水が集まって来て、、流れ出るような、
勾配がきちっと出来ている。
何故だ!

この畑の栽培者を調べて、
頭を下げて、
教えを請いに行く事にした。

2010.03.28 Sunday

間を空けてしまいました

 


季節が分りにくく、
トンネルを剥いだら、
急に成長しなくなって、
来週一週間、出荷を休まざるを
得なくなってしまい、また迷惑を掛けてしまう。

画像は、3月13日に播種した早生水菜。
2週間で、双葉から本葉が覗き始めたところ。
中には、飛び抜けてオマセな早熟者もいる。

来週は、2月27日に播種した畝を収穫予定だった。
この畝から、トンネルを剥いだ。
日中が汗ばむほどの陽気で、
3月の前半に覆いをすると、却って蒸れてしまう。
ベビーリーフを専門的に栽培していると、
ハウスに付きっ切りで世話が出来るから、
細かく、時に応じて、かけたり外したり出来るが、
なかなか、そうはいかない。

今日は、前から御願いしていた、
一反のハウスを借りる契約が出来る日。
借りるのはいいが、世話をどうするかは、今から。
頼みにしている人はいるが、引き受けてくれるかどうか。
にんにくを栽培している畑の、直ぐ近くで、この小泊からは、
車で20分ほど走らないと、其処に行けない。

作戦は、近くの人に頼むのだが、
熱いと取り返しがつかないが、冷たいと、
成長が遅れるだけだから、ややこしい時は、
開け放つようにするつもり。

また、今は、ひとつの畝に六種類の播種をして、
一週間で採り切るようにしている。
しかし、広く栽培できると、
慌てて、次の播種をしなくて済むから、
収穫適期、に収穫する事が、可能になる。

稼動するまでに、ひと月以上は、掛かるから、
ついでに、最初から、夏対策を準備して、
それから、スタートしようかな。


2010.03.27 Saturday

製造者責任




松江から小豆島に移動中に立ち寄った姫路のホテル。
城の真北の山の斜面に建っていて、
揺れる竹の向こうで、
春雨の中に、
咲いている山桜が、
廊下を通る度に私を呼んでた。



 そこの風呂場で、思わず笑ってしまったヘルスメーター。
こんな風刺の心を今も持っていて、
しかも、商品化されて流通している事が、
愉快でなくて、何が愉快なのか。

ひとつひとつを見てみると、
全てが金銭的なネタに結びついている事に気付く。
これを作った人間は、例えば、『野球狂の詩』の様に、
狂か愚と感じていて、自身も、同様に愚を演じているところが、
これまた、興味をそそる。

最近、瘠せたかなと思っていたら、
体重は57と58の間で、針先が止まっていた。

この小豆島に週の半分暮らすようになって、
何が一番、変わったかと言うと、
睡眠時間が長くなった。
高槻では、大体今も、
6時間位しか寝られないが、
ここでは、確実に7時間以上眠っている。
下手すると、8時間でも、9時間でも、眠っていられる。
おまけに風邪を引かなくなった。

このブログを読んでくれている、
きっと私を知ってくれている方だろうが、
気の詰まって来ている事を、文面から察知して、
『もう少しお気楽にやれば‥』と、
ありがたいアドバイスをくれている。
その通り、ムキになっています。
『出来る分でいいや』って、
この三年間、ひとにも手伝ってもらって、
その通り、できる結果で勉強してれば良かったけど、
野球と同じように、試合開始になっても、
ベンチに座っているのはたまらず、
レギュラーを目指していると、
守備に付いていても、
ボールが飛んできたら、
エラーしてはいけないと、
気が気じゃなくなってきた。

その割には、『まあ、何とかなるだろう』だし、
『にんにくは、いつ収穫できるの』と聞かれても、
『あれ、そういえば、いつ収穫できるんだろう?』って、
自分に聞いている。

2010.03.26 Friday

魔が降りてきた

 
寒さ暑さも彼岸までというが、
なんの、結構、今日は寒くて外に出るのが億劫。

この春の彼岸三連休は魔の三連休だった。
大事な、どうてしも遅れられない宣伝販売に、
開店して1時間も穴を開けてしまった。

普段なら、半時間で着く位置だから、
10時開店に、念の為と思って二時間早く出て、
開店三十分前には、余裕で着くと、
そう思っていたが、
到着できたのは、11時前だった。

さすがにイライラしたが、
イライラしても道は空かないので、
普段の自分を省みてしまった。

そんな深く考えて生きている訳ではなくて、
その時その場の【気の流れ】に従っているだけ。
勿論、何年かに一度は深く考えて方向は決めるが、
概ね、5分以上考えても、6分目は1分目と変わらないし、
最近は、もっとひどくて、6分目くらいから眠ってしまいそうになる。

そうすると、その時その場の、気の流れの質が重要になる訳で、
普段の自分を、それなりに正しておく事が、
適当に生きてても、
そんなに大きな失敗を犯さなくて、
乗りたいと思っている船にギリギリ間に合ったり、
どういう訳か、ツイているとしか思えない結果にだけ招かれる。

まったく、この三連休を挟む四五日は、そういう意味で、
運気が逆立ちしているとしか思えない、
連続の日々だった。


2010.03.25 Thursday

たまねぎ 栽培  3月19日

 


浜の宝って、極早生品種。

後、一ヶ月くらいかな。
島中のあちこちに、早生玉葱が、
畳み一枚くらいから、小学校のプール位まで、
広さは、それぞれだが、到るところに植わっている。

小豆島だけではなく、
高槻でも、出張先の何処でも、
思っていた以上に、自家用栽培が多い。

そういう意味では、可愛らしい、いい国だなあと思う。

 


2010.03.21 Sunday

にんにく 3月16日



隣の菊作りの小父さん、実は私より10程若い息子がいる。
そういえば、孫は高校生くらいで、
先週、いい釣竿を持って、
ガシラ釣りに行った。
『追肥か?』って、
余りものを言わない方だが、
声を掛けてくれた。
『そういえば、ホンノリした色をしてるからな』

やっぱり、そうなのかなあ。
自分では、いい色だと思っているのだが。
それで、液肥を散布した。
ノズルの先を外して、
どちらかというと、
ジョボジョボと、
株元に。

『桜の咲く頃が、肥大期』、
其れしか知らないから、
その時に遅れないように、
念の為、追肥をしては、
草取りに余念が無い。

去年、英さんが栽培した時に、
玉が、六片に分かれずに、
一片のまま、ボォ〜ンとした実になって、
中がスポンジのようなのがあったらしい。
その理由を、『肥料の効き過ぎ』と言っていた。
そんな事、あったら困る。
何が要因か分らないが、
どこかで、窒素の効きを止める工夫が、
必要かな。




2010.03.21 Sunday

唐辛子の種取

 

これゃ堪りまらん。
結構、唐辛子の気が鼻を刺激して、
私の鼻は愛想がいいというか、
何にでも素直に反応して、
鼻水を垂らしてくる。

ティッシュで当然、鼻をかむ。
そうすると、目に見えない唐辛子のエキスが、
薄いティッシュを通り越して、鼻からほっぺたに、
染み付いて、ヒリヒリ、ヒリヒリ、 ヒリヒリ。
甘味があって、濃くがある秀逸な、
そんな唐辛子だが、
ほんの少しで、
滅茶苦茶強いカプサイシンを発散する。

眼なんて擦(こす)ろうものなら、
泣くだけではすまない。

この唐辛子も、今年作れば、
三作目の挑戦という事になる。

よしっ。

2010.03.18 Thursday

路傍の一輪

 

たまねぎに【節減対象外農薬】コサイドボルドーを散布した帰り、
遅いお昼に立ち寄った喫茶店で、
行きはお腹が空いていて気付かなかったが、
帰りに階段を下りると、野菊が咲いているのを見つけた。

そういえば、高槻の会社の隣が【ようしょくや】という洋食屋で、
その前に、深さ50〜60cmの溝があるのだが、
底から、草が伸びて、格子の溝蓋付近で、
黄色い小さな花を咲かせていた。

中川に言うと、中川も気付いていたらしい。
ふたりとも、俯(うつむ)いて歩いているのかと思うと、
何やら、可笑しくなる。

東京の、昔から世話になっている方に、
また、世話になる話をしたら、
昨日、丁寧にメールで応えてくれた。
その末尾に、私が一年間一緒に仕事をさせて頂き、
色んな事を、教えてくれた方について、
彼岸に旅立たれたと書かれていた。

しばらく、
その5行から目が離れず、
何度も、その箇所を読み返した。
そういえば、私ももう56から57に近い。
もう後、10年は生きているだろうから、
その10年、今までサボってきた分、
精一杯仕事をして過ごそうと、
決めている。

明日は、
たまねぎとにんにくに、
追肥をしよう。

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