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2010.06.30 Wednesday

往復

 






自動車教習場に行ってきた。

4月だったか、5月だったか、名神高速道路を、
茨木インターから、彦根まで往復した。

途中に【80km/h】の区間があって、
特殊装置を搭載した乗用車が、後ろについて、
その車の後部座席に乗ると、前にデジタル数値が出ているウインドウがあり、

【119】と出ていた。

これを、行きも帰りも、見た。

帰りに見た時に、ひとりが、
『最近、違反はありますか?』
『今日』
『いや、この違反は別にして』
『ですから、今日ここで』
『いやいや、この違反は別にして』
『だから、今日、ここで、向こう側の車線で』

『ええーっ』

『それでは、合計6点で30日免停になります』

往復で、高速料金以外に7万円も掛かった。


アスリートならば、試合に臨むにあたり、
身体と気持ちのコンディションを、
そこをピークにもって行く様、
自己管理をするが、

農作業は、
毎日が試合みたいなもので、
毎日ハイテンションでは、とてもシーズンもたない。

そこで、年間の作物の栽培計画を立てた時、
同時に、自分のコンディションの山と谷を、
どう配置するかの計画も立てた方が、
一年を無事に上手く乗り越えられると思い始めた。






2010.06.29 Tuesday

恋するマロン 着果

 






南瓜は、ちょっと油断すると、
直ぐに脇芽が伸びて、無茶苦茶になってしまう。

後から伸びた蔓の葉は、当然、先の葉に乗っかって伸びようとする。

その方が、太陽を浴びられるから当然といえばそうなのだが、
栽培しているこっちは困ってしまう。

いつのまにか、それゃ、月曜から水曜は、畑を留守にするからだが、
葉が、二階建てになってしまって、一階は陽が当たらなくなってしまっている。

欲しいのは、一階に当たる陽で、これが、実に直結している訳で、
二階の葉を撤去しないと、せっかく苦労して建てた家に、
建てた本人の親が、日陰暮らしじゃ合わない。

ところが、彼らも馬鹿じゃないから、
そういう輩から、自分の護衛に、
チクチクと纏わり着く、
産毛を備えている。

これに、

上品な私の肌は、
直ぐにやられてしまって、
あちこち、掻き傷だらけになってしまう。

蔓の誘引と脇芽欠きは、やはり、先手必勝かな。

『まあ、明日』は、禁物。

でも、こうして見ると、
草が無いなあ。




2010.06.28 Monday

ムッシー

 



 
梅雨の晴れ間は、堪える。

早く、寒冷紗が欲しい。
ベビーリーフも、まいっているが、
その前に、自分がまいってしまいそう。

我慢して、汗かき、かき、それでも、

尋常では無い汗が噴出してくる。

自分の身体から汗が出ているのではなく、
ハウス中の湿気が、自分に吸い寄せられてきているのではないか、

そんな思いで、耐えたが、如何にも、無理で、やめた。

まるで、苦行みたいだ。

今週は、木曜・日曜と、ふた畝しなければ、
ペースが狂うが、仕方ない。

20年ほど前、和歌山の御坊って所に、
ミニトマトのハウスを見に行った。

汗だくになった御主人が、
ハウスから出てきて、
『中は、40℃を越えている』
と言ってた。

ふと、その時に、
『自分はできそうにない』と思ったのを、今日は、思い出して、

ひとが栽培した野菜を、
品定めしている自分が、何とも因果で、
未熟をよそに、負けてしまいそうな自分を慰めている。




2010.06.26 Saturday

にんにく 糖度

 






まったく、毎日雨で、嫌になってくる。

収穫時期を迎えている作物を畑に置いて、
雨が、続くと、気が気じゃなくて。

作業は、倉庫やハウスで、いくらでもあるのだが、
なんか、目前の仕事に集中できない。

今日は、朝からベビーリーフの収穫をして、
午後から、ニンニクの掃除をしていた。
こころのなかは、雨までは振らないが、
曇りっぱなしで、倉庫前の南瓜を眺めたり、
五時頃に、厭きてしまって、家に引っ込んだ。

それで、しばらく、パソコン相手に遊んでいたが、
ふと、ニンニクの糖度を計ってみる事を思いつき、
摩り下ろして、糖度計に挟んで、測定してみた。

青いところが無いので、結構高いとは聞いていたが、
玉葱を計ってみると、8度ほどであった。

もう一度、水で0度を示すか確認して、
ニンニクを計ってみたが、同じ結果だった。

ネットでニンニクの糖度は何度位あるのか調べてみると、
やっぱり、簡易式の糖度計では計れないらしい。
ジャム用とか、そういう糖度の高いものを計る糖度計があるらしい。

糖度は、目安に過ぎないと思うし、
そんなに高いお金を出してまで計らなくていいが、
『31度が収穫の目安』って書いているサイトもあったので、
まあ、これは、これで、いいかと思っている。
調べた最高は、47度っていうのがあった。

ちなみに玉葱は、15度っていうのもあった。
糖度が、美味さの代名詞、のようにもなっているが、
それは、それである。

それで、ニンニクのスライスと、玉葱と、男爵を炒めてもらった。
ねっとり、して、ほんのりした味に出来ていて、
『これから、もっとニンニクを喰わしてくれっ』て、頼んだ。
今まで、買ってもらう事ばかり考えて、
野菜の世話をしてきたし、
ひとの評価を、

いつの間にか考えてしまっていた。

あー、つまらん。

自分で食べて美味しいものを開発しようとしていて、
いざ、自分で作るとなると、
ひとの評価が、
気になる、
せこい人間だと、
バレタ。

そういえば、最近、愛知の社長のブログを見つけて、
毎日、喜んで読んでいた。
そうしたら、急に、

つまらない思いをしたのか、
『仕事の事以外書かない』なんて残念な事が書いたあった。

そうしたら、そうしたら、
厭きずに見ていた甲斐あって、
今日は、復活の宣言が書いてあった。
何でも、今度は、『‥もっと、くだらなくててもいい』って、
近くの人に、そんな幸せな事を言ってもらったって。

【くだらない】事に、一生懸命になれる、
そんな、ひとに、私もなりたい。

実は、一生懸命になっている事は、
ちっとも、くだらなくなく、
ひとが、くだらないと、
勝手に言うだけで、
そう言われれば、

ふ〜ん、ごめんね、という。





2010.06.26 Saturday

唐辛子






今週木曜日に、この地に下りてきたら、唐辛子が、枯れてしまっていた。

申し訳ない事をした。

思い当たる理由は、追肥の量が過ぎた。

そういえば、似たような失敗を、つい先だってもしたような気がするが、

それが、何だったのか、思い出せない。

あっ、玉葱のトウ立ちだった。

手にした、手の、優秀さを、

過小評価してるから、

繰り返すんだ。


ナショナル・トレジャーって映画の一場面で、

『もし、俺が戻らなかったら、インスピレーションに頼れ!』

という台詞があった。





2010.06.25 Friday

彦根





 


父親の13回忌で、彦根に行ってきた。
自分が生まれ育った場所だから、なんとなく、この街が気に入っていて、
今も、帰ると、気持ちの中に、ホッとするものがある。

駅前は、私が高校生の頃に、平和堂が、アルプラザ1号店を出して、
その為か、そうでも無いだろうが、駅前開発に便乗したのだろうが、
昔の面影は、ほとんどなくなっているし、道も、変わってしまっている。

駅から、真っ直ぐに琵琶湖に向かう道の奥には、
護国神社があり、この神社も遊び場所だったが、
中学校の頃に、市民会館なるものが出来て、
どこかに移転してしまっていて、様変わりしている。

大河ドラマで、誰が書いたか忘れたが『花の生涯』って、番組を、
10歳くらいの時にやっていて、初めて車の渋滞を見た。
その頃に信号機が、確か、家の近所に出来たように記憶をしている。

ある日の事、お袋と横断歩道を渡るの信号待ちをしていて、
青になるのを予測して、同時に渡りはじめたら、
『えっ 何で分ったの? 』
『隣の信号を見ていたの?』と、
驚かれた事も思い出したが、
当時から、せっかちな性格だったのかな。

いや、違うな、こまっしゃくれていて、
何か、お袋をびっくりさせてやろうという、
下心が、旺盛だったんだろうな。

今、調べたら舟橋聖一が書いていて、1963年に放映とあった。
11歳の頃の事になる。

その小説は、芹川の桜堤を歩く場面から、始まるが、
古い桜が、並んでいるその堤は、結構長く、
同様に有名になった、『いろは松』よりも、
私は、こちらが好きで、よく遊んだし、
新緑の頃も、わざわざ、ここを、
走り抜けていた。

父親は俳句好きで、
『芹川』と書いて『キンセン』と読む、
なかなかいい名前で、ホトトギスに投稿していた。

詠んだ句を全部は知らないが、
以前にも此処に書いた、
『端に出て、傍に祖母無き お月さま』
って句が、私も一番好きで、
それは、両方の親を早くに亡くして、
おばあさんに育てられた、哀しみみたいな事を、
本人から聞いた事は無いが、私も兄貴も想像はついていて、
確か、兄貴が、短冊に、この句を書いて、仏前に供えていた。

私は、自分が子供を持つようになって、
初めて、父親の生涯を振り返るようになり、
お袋の存在を知る事となった。

父親の才の陰に隠れて、目立たぬ存在であったかもしれないが、
そのお袋も、父親の死んだ歳に、後、三つと迫っている。

今回のお袋に贈った言葉は、
『おじいちゃんの歳を、ひとつでも、ふたつでも、追い越してな』
だった。







2010.06.23 Wednesday

硝酸態窒素の残留

 



 
     

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新規就農の方、農業資材をお求めの方こんにちは、店長の海野一弘です。

硝酸イオンについて。
健康には野菜が必要と思っている方は多いはず。しかし野菜に含まれる硝酸イオンには気をつけた方が良いと言われています。
作物が根から吸収する硝酸イオンは野菜の生育や生命維持に欠かせない大切な栄養素です。
そのため大量の窒素肥料を投入すれば作物の収穫量が増える事になりますが、成長に必要な量以上を吸収した野菜は硝酸イオンを葉に溜めてしまう性質がありま す。

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傍線内は、某農業資材ネットショップの『店長コメント』。
よく、利用させてもらっている。
品揃えが、豊富。
ときどき、掘り出し物もある。

私の中では、硝酸態窒素の残留に付いて、
こういうところでも、無論、イオンメーターの販売が目的でもあるのでしょうが、
書かれている事は、いい事なのだし、関心をもってしまう。

ひとつには、野菜の販売現場では、この事実に触れられていないからだ。

京都の有名スーパーの社長ブログでは、
既に、数年前に特集の記事を組んで、解かりやすく解説してあった。

私は、あんなに、解かりやすく書けなくて、コピーして、
会社(従業員は5名だが)で、配布させてもらった。
もっと以前には、一所懸命、化学式を頭に入れて、
朝礼で、この野菜の安全性について、話をした。

もう、青果販売の現場で、この件に付いて知らない人の方が、
少数かもしれないのに、表立っては、誰も動いていない。

以前、私が栽培する【ベビーリーフ】で、社内検査をした。
結果に付いては、過日の記事で公表しているが、
やはり強くは言っていない。

その結果は、わずか二桁前半で、
驚異的な数値となっていて、
それが、味にも出ているが、
一回や二回の検査結果で、
大口を叩く訳にはいかない。

偶然に近いところもあるし、
色が薄いとの批判もあるからだ。

お客様が満足する色を出して、
尚、硝酸態窒素の残留が、このレベルに達した時は、
もう少し、大きな声で言いたくなるだろう。

今のところ、吸っている窒素量が少ないだけ、とも、言えるからだが、
吸っている窒素量と色とは、

窒素が多いと色が濃くなる事は言えても、
色が濃いから、窒素量が多いとは、言えない様な気もする。

何より、栽培の根本は、
多くの窒素を吸わせて、多くの光合成をさせる事だ。
この事が、満足に出来ていない内は、
いい野菜とは、言い難い。




2010.06.22 Tuesday

収穫機 じゃがいも

 






今まで、農業用の様々な機械や道具を買ったが、
これほど顔がほころんだ事は無い。

何故かは分らないが、
妙に嬉しい。

40歳になって、買った野球のグローブ以来かな。

装着は、想像していたよりシンプルで、
慣れれば、そんなに腕力も要らないと思う。

最近仲良くなった、島の農協農機センターの二人が来てくれた。

何でも、朝から組み立てて、同機種の管理機に、
装着の予行演習までしての、納品。



15分くらいで、
車輪まで入れ替えて。

出来上がりというから、
『ふた畝ほど、起こしてみましょうか』と言うと、
二人は、『起こせる処があるなら』と笑顔になって、やる気満々。

ちょうど、家のハウス前メークインが、掘って掘れん事無いから、
というか、このタイミングを狙って、持って来てもらったのだが、



奥へは下りで、これは難なく、進む。
右の畝は帰りで、手前へは、当然昇りになる。

ちょっと、前のウエイトが足りなくて、
少し負荷が掛かると、車輪が滑ってしまうが、私が、ウエイト代わりになって、
管理機の前方に乗り込んだら、車輪が土を捉えて、掘り起こして行った。
車軸の幅が狭くて、土寄せした畝の端に乗り上げるからなんだが、
使いこなすまでに、今年の堀り上げは、終わってしまいそう。

思いの外、スピードがあって、後ろのロータリーの世話が間に合わない。
きっと、葉を予め、退けておかないと駄目なんだろうな。

他愛ない事で、もの喜びする。
何とか、それを気付かれないようにしている自分が、
また、可笑しくて、素直に喜べばいいのに、赤字の内はつらい。



そのうち、そのうち。

もう少し、生きていられる。



2010.06.21 Monday

唐辛子 追肥と葉面散布


 






この時期の、雨に煙る唐辛子が好きだ。


ようやく、最初の分けつを始めた。
去年より、ひと月はオーバーでも、3週間は遅れてる。

通路を広く条間1.5m取ったから、繁っても大丈夫と思ったが、
今の段階で、この程度なら、そんなに気を使わなくても良かったかな。

そんなで、窒素と微量要素と、リンとカルシウムとカリを、
葉面散布した。

今年は少数精鋭で行くと決めたのに、
もっと気合を入れて世話しないと、
構ってもくれないで、
早く大きくなれ、
なんて、
虫のいいこと言うなと、
言っている様にも、
聞こえる。

分った。
来週は、支柱を立ててやる。





2010.06.20 Sunday

恋するマロン 掃除

 




ひと畝ごとに、かまぼこ型に、
ここまでは、上手に樹を育てられた。
が、最初の花芽を摘む作業が、気持ち的に遅れてしまって、
結局、実を付けて欲しい位置の実が留らない。

先の先で、留りそうで、
一本仕立ても、
感じが、
分ってきた。


夏蒔きは、
スピードがあるから、
高槻の仕事との、スケジュール管理が、
重要となって、勝負の分かれ目になりそうだから、10日を2回必要になる。


お盆の休日を利用して、1000粒×2に、分けて1週間ずらそう。
その方が、定植作業も分散されて、1000株なら、
ひとりなら二日、二人なら一日で出来る。
その方が、芽欠きも、雌花摘みも、
上手く回転しそうに思う。

畑の準備から考えれば、
今から、計画を緻密に立てた方が、後で、慌てなくていいかな。




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