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2010.07.31 Saturday

草刈 ニンニク畑

 







こいつはロボットみたいに、たくましい奴。

くっ付いて歩いていると、熱い心臓をもっているから、暑くてしょうがない。
オマケに、吐き出す息が、熱くて乾燥しているから、今の私の喉には、かなりの負担になる。


だから、平坦な畑なら、こうして放りだしておいても、ひとりで仕事をしてくれる。

でも、草のある無しにかかわらず、何処までも進んでいくので、
向うの端まで行く頃に追いついて、方向を変えてやらなきゃならない。

もし、二人でこの作業が出来たら、向うとこっちで、
キャッチボールみたいに、この【ハンマーナイフモア】を、
日傘を差しながら、投げたり、受けたりしてるだけで、草が刈れそうだ。






2010.07.30 Friday

飯塚さんの八色西瓜

 







もう何年になるか覚えていないが、【新潟県南魚沼郡大和町八色原】、
今は、行政が地名を変えてしまって、南魚沼市になって、大和町って地名は無くなってしまった。

私は、南魚沼って地名も好きだったが、それ以上に【大和町】って地名に夢を感じていた。

今は、新しいトンネルが出来ていて、関越自動車道の小出インターから、
この大和盆地(私が勝手に名付けているだけかもしれないが)に、
入ってくるルートも変わってしまったが、昔は17号線に、
【虫野】って交差点があって、そこから、
この盆地に入ってくる雰囲気が、
この地の農産物を、
高貴に、

育てている、
感じが、よく出ていて、
米が、日本一、かどうかはさておき、
そう言われても、納得してしまうだけの、自分に浸れる。

そこにある、八色原って、スイカの畑で、今年は、日照不足で味ののりが今ひとつ。
でも、画像は、シロップを掛けているし、【オリーブオイル】を少し掛けても、
美味しいスイスかは、尚一層、美味しく食べられる。

ふと、ただ食べて、いつものように、
美味しいか、もうひとつか、
その判定だけして、
そんなで、

【八百屋が務まるのか】

そう思ってしまった。

この農家と決めて、付き合った限りは、
作物の事だから天候によって、出来、不出来はつきものなのに、
結果だけで、とやかく言っているのは、ずいぶん心無い台詞であったと。

実は、食べたその日に、飯塚さんに『美味しいけど、もうひとつ‥』だと、電話してしまった。

翌朝に、テーブルにスイカがのっていて、一口食べると昨日食べて足りなかった味が補填されていた。
聞くと、『オリーブオイルを少し掛けただけよ』と言われて、飯塚さんが畑から朝食に戻る頃を待って、
『やっぱり、美味しいものは美味しい』と電話をしたが、飯塚さんの哀しむ心は、もう戻らず、
以前、末吉君親子に『商売人って嫌〜ね』って言ったが、その時は、
自分はそうじゃないって言っていたのだが、
今回は、その嫌な商売人の心に、
浸かってしまっている。

味ってものを追求して、分り始めている事は、
元より無い味は、出て来ようも無いが、在る味は何かの拍子に出てくる。
もちろん、自然条件で、最初から培われ、存在し、現われてくる場合が最高なのだが、
天候の温度なり、日照なり、何かの不足で、存在はするが、現われる所までいかない場合、
それを現われるようにする【資材と使う技術】で補填するのが農家の仕事なら、
残念ながら、そこに至らなかった作物に付いては、
【このひと】と決めて、付き合っている限りは、
食べ方の補填によって、
在る味を引き出す術を編み出して、
その術を添える事が、【八百屋】たる由縁ではないのか。


昨日の自分には、いささか情けない思いがした。


 
2010.07.29 Thursday

男爵 ジャガイモソウカ病

 







結局、男爵の栽培は、畑二枚とも、
ソウカ病という、肌が宜しくない症状が出てしまって、

たいへん、申し訳ないが、業務用として、を1500kg、肉の片山さんに引き取ってもらった。


それにしても、という69g以下の玉が、400kgほどある。


他に、牛の餌となった、2Sや、虫食いや、
緑化の玉が、300kg程度。

総量が、やっぱり少な過ぎるのは、
畑に、窒素の量が、まったく足りてなかったかららしい。

こんなに、ジャガイモが、多量の肥料を必要とする作物なんて知らなかった。







2010.07.28 Wednesday

規模の違い

 







先週は、連日の猛暑で、なかなか継続して作業が出来る状態ではなかった。
一時間、外で作業をすれば、家の中か倉庫に入って、
一時間は屋根のある所の作業をしないと、
とても、とても、倒れそうになる。

そんな事で、日曜日は、
いつもより一足早く高槻に戻ってきた。

久し振りにテレビを見たら、何だか派手な映画をやっていた。
主人公は、最近売り出しのアクション男優で、
この前、トム・クルーズの【コラテラル】に、
名も無い、チョイ役で、出ていた。

画像の映画は、シリーズの二作目らしい。
調べてみたら、【トランスポーター 3】って三作目だった。

どうも、環境破壊につながる物質を持ち込みたいグループが、
娘を誘拐して、大臣を脅すというストーリーだった。



ふと、メキシコ湾の原油流出事件を、思い出した。




2010.07.27 Tuesday

隙間の思い出

 






ベビーリーフは、ベッドを作ってそこに播種している。

段々に、そのベッドが、植え替えするたびに、通路と高低差がなくなってくる。

夏直前に、リセットをしておこうと、二度に亘って、通路まで耕運して、ベッドの建て直しをした。



そうすると、このような石ころが出てくるので、拾い歩いていく。


地味な事を、淡々と続けていくのは、
決して、嫌いではないし、苦手でもない。

昨日、You Tube で何とか順子さんて、大阪のおばちゃんが、
【 愛のままで 】って唄を歌っていて、『‥人生の意味など考えないわ‥(正確ではない)』
って聞こえたが、人生に意味などあろう筈がないと思っていても、
ついつい、意味があるような気になり始める。
そういう時は、往々にして、
意味の無い不満が、ある時が多い。

そういう事じゃなくて、ふと、『あれっ、俺、ここで何してるんやろう』って思う時がある。
石など拾ったからって少なくなるものでもない。
でも、拾っている。

やっぱり少なくなって欲しいのかな。

ここが微妙で、こういう事を、
どう捉えたらいいんだろう。










2010.07.26 Monday

機器

 







ほんとの事じゃなくても、ベビーリーフの栽培って、
経済的に合うか合わないかは別として、もっと楽に出来るものだと思っていた。

相変わらず、詰めが甘いと言われても仕方がないが、
寒かったら寒いで、暑かったら暑いで、
経験と勘だが、経験もなければ
山勘でしかない。

何故ベビーリーフの栽培をしたかというと、
『科学でわかった、‥』という本で、
科学に基づいた栽培で、
と、

そう思っていた。


実は、先日、
末吉君の勧めで、
ECメーターっていうのも、
土を湿らせて刺すだけで計測できる機器を買った。
そしたら、このベビーリーフの栽培畝は、4.7もある事がわかった。

今まで、『色が薄い』と言われ、硝酸態窒素の残留も2桁という事も重なって、
肥料成分は、ほとんど無いと思い、ながら、施肥をしてきた。

それなら、色が薄いのは、水の問題だろうと、
画像の計測機器を使い始めた。

この機器は、ある日の事、
突然、末吉君が、
『せめて、ECとpHは、計った方が良いですよ』と、
送ってくれていた。

親父さんも、3年前に、土を水に溶かして、試薬を入れて、
その色で、pHを計るキットを送ってくれていた。

末吉君がこの【刺すだけ】の機器を送ってくれた時、
『吉田さんが、そんな面倒な事をする訳が無い』とのメッセージも付いていた。

その通り、刺すだけすら、今まで、しないで‥‥。


で、長くなるが、
左は朝の水遣り前に測っているところ。
左は、3cmほど刺したところ、右は更に3cmほど刺したところ。

夏真っ盛りのこの三日間で、水の量は半分にしている。
それでも、5cmほど下には充分な水がある。

実は、こうして水を切り加減で、
栽培したら良いのは、
ある程度、
理解はしていたが、

それでは、いかにも美味しく無さそうなのである。
じっさい、食べた人は、『鶏じゃないのだから』と思う、と思う。

だから、もっと水を遣って‥って思ってきた。
でも、少し作戦変更した。


後は、虫対策だが、御覧の上の虫食いは、早生ミズナ。
双葉でこの状態である。
これは、ハウスの脇の草を刈ったら、
全部中に入ってきた。

腰の高さまで、防虫ネットを張っているが、
このネットの目が粗過ぎるようだ。


購入する時に、
風が入らない事と、
虫が入らない事の妥協点が分らずに、
蒸れるのを嫌がって、確か1mmにしたように記憶している。

その後、10年ほど前に、豊橋の大葉の農家のグループに行った時に、
農家同士が、ネットの目の粗さを話題にしていたのを小耳に挟んでいたので、
恥を忍んで聞いてみたら、やっぱり1mmでは、という事だった。

夏を普通に乗り越えるには、ハウスの構造もそうだが、
防虫ネットすら、やり直すことになりそうだ。

下の画像は、【チコリ】というレタス系。
これは、虫が付かない。
今のところ、色も良い。

現在、4畝、虫で収穫不能になっている。





2010.07.25 Sunday

恋するマロン 収穫適期


 









左の玉は、大きそうなのを選んで来て写した。
秤に掛けると、3.16kgもあった。

この玉程度が収穫適期かな。

この暑さと乾燥でも、
葉の茎には、
充分な水分が蓄えられていて、踏みつけると、

『 ポキッ 』

『 パキッ 』

と、水琴窟の音って、こんなかなあ と思いながら、収穫していた。



右の四つ割は、過熟で、
この玉の皮の色が変わり始めていたので、
『あれっ、もう収穫 ‥ 』って思って、末吉君に聞いてみたら、
『恋するマロンは、コルク状にならない特徴を持っているのですよ』って事だった。


ようやく、昨年の秋から、春に植えた作物の、収穫を終えた。

後は、畑の後始末が全部残っていて。
でも、それで一年交代する。



末吉君、いろいろ、ありがとうな。






2010.07.24 Saturday

ベビーリーフ 虫喰い

 







【クールホワイト】って商品名だったと思うが、
ベビーリーフのハウスを、これで覆っている。
遮光率は35%、だと思うが、温度も下がる。

お陰で、発芽した葉っぱはそれなりに育つが、
発芽率その物が低くて、特にレタス類が酷い。

ひと工夫する必要があっても、決定打がない。

其れにも増して、泣いているのが、虫の襲来。

今は播種から、20日前後で食卓に上るのに、
どのタイミングで農薬を撒いても、影響は必至。





ああ、情けない、弁解を書いている。

ただ、くそ暑いのに、ビニールで囲って、その中でバーナーで焼いている。





2010.07.23 Friday

あっつう

 







甞めたらあかん。

今日、昼に島に着き、
暑いからと2:00になるのを待って、南瓜の収穫を始めた。

ここの夏も4度目になるが、毎年夏は2:00になって作業を開始していた。
初年度などは、畑を開墾していて、訳の分らん根や、笹の根など、三つ鍬で起こしていた。

耕運機も、勿論トラクターも無く、あるのは必死さだけで、暑かろうが何だろうが、
ひたすら、根を起こしては、均しての繰り返しで、五畝ほどの畑に向かっていた。

今年は、自分が違うようだ。

一時間もしないうちに、意識も朦朧としてきて、
クーラーの効いた部屋で佇んだ。

ペットボトルに冷やしてくれていた三年番茶を、がぶ飲みしたら、
汗を拭き取った身体に、汗がまた噴出してきた。

ちょっと、違う、何が飲みたいかを考えたら、
豆乳と解かった。

マルサンの有機豆乳ってのに、
生姜のコンフィチュールやら、
冷凍したバナナやら、
聞けば、昨年栽培した本鷹唐辛子やら、
青森の沢田ファームからもらって帰ってきた『ヤマモモのジュース』やら、
想像つかないものが入っている、豆乳ベースのジュースをグラスに出してもらって、

『これや、これ。』
『これ生田さんとこで作って売れば、丸の内のビジネスマン・OLも、』
『元気になって、午後の仕事に向かえるでぇ〜』
とか、言いながら、
ものの見事に復活で、
会社のデスクワークに戻れた。



本気になるという事は、しんどく、もあるなあ。



2010.07.22 Thursday

ほていさん

 







画像の説明。
地球儀は、会社を設立して間無しの頃に、
何故か欲しくなり、高槻の百貨店に探しに行って買って来た。

その下の写真は、彦根の玄宮園前の公園で、親父とお袋が散歩中、知らない観光客が、
『とても仲がよろしくて、一枚写真を撮らせていただけませんか』って言われて、
後日、送られてきたと、お袋が自慢気に聞かせてくれた一枚で、
なるほど、そのようで、私も欲しくなり焼き増ししてもらった。

その右は、祖父で、私は顔を知らない。
顔は知らないが、この写真一枚だけあって、
その顔を見てびっくりしたのは、私の長男に瓜二つ。
もう、うすくトンでいて、写真としては明確ではないが、二十歳頃ではないだろうか。

その首の傾け加減が、何とも長男と同じで、ある時、長女を呼んで、
『 この写真見てみ、そっくりやろう 』って言ったら、
大笑いで、『ほんとだぁー、すごいなあ』って、
二人で、三代前の血を確信して、
感心していた事がある。

その手前が、親父のお気に入りだろう、ほていさん。

お袋曰く、『自分で、何処かの夜店で買って来た』らしい。
私が子供の頃は、紫の座布団だったが、
赤い座布団が新調されていて、
親父が亡くなってから、
これも、貰って来た。

このような、お大尽に見えていて、優雅な人だった。





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