2011.07.31 Sunday
ファーブルトンの面倒さ
ひとつ、面倒な事を忘れてた。
パァーッと膨らんでくるから、これを箆(難しい字だッ!)で写真のように押さえてやらないと、
容器から、溢れ出してしまう事になる。
シホンケーキのような、空気タップリのフンワリではなく、
カヌレの中身みたいに、べチャーっと焼くところに、美味しさがあるんだと思う。
これを、カタラーナを焼いてくれている会社の鈴木君に話したら、
既に何回か試作をしてくれていて、それも、配合を変えたりアレンジしてトライしてくれているらしい。
そりゃそうだろうな、作業的に簡便にならなきゃコストばかりが先立ってしまうし、
味にもオリジナリティーがないと、店の評価も出にくいからな。
楽しみにしていますので、よろしくお願いします。
2011.07.29 Friday
油断
梅雨が明けた と思ったら、台風で、 台風が行った と思ったらカンカン照りで、
それで、水を少し多い目にしたら、土の中は結構水分が流れていたらしく、
水分過多になってしまって、そうなると、虫が集まってくるような気がする。
以前は、殺虫剤無しでベビーリーフは絶対無理だと思っていたが、
ここ3〜4ヶ月、虫食いは極端に減ってきて、乾燥気味に育てた方がいいと解かった。
お陰さまで、今のところ、全く無農薬でやれている。
かといって、あんまりこれも過ぎると、目方がのらないし、それ以上にパサついて美味しくなくなってしまう。
ここらの匙加減が、なんとも微妙なのだが、今は17日目・19日目・21日目で収穫するペースで畝を周っていて、
播種後の7日間では未だ、根が自分で水を吸いに行く ところまで行かないようで、水は多い目で乾燥に気をつけないと消えてしまう。
10日目位から乾燥気味にもっていくのだが、うかうかしていると収穫日になってしまい、嵩ばっかりはって重量が足りなくなる。
そうすると、乾燥気味にしている日数は本当に少なく、そう極端な移行ではないが、陽の直射量も微妙に影響して、結構気が忙しい。
陽が傾いたとはいえ未だハウスの中は、バーナーを炊くには暑く、フッとよろけた瞬間に、ネットを焼いてしまった。
ホルミシス効果はウィキでも混乱を来している様で、なんだか、この国の混乱振りというか、
世界の混沌振りを凝縮していて、実は身体の事よりお金の心配をしているみたいで、
どうしても、広島や長崎に落とされた原子爆弾の影響のその後のデーターはいっぱいあるだろうに、
そして、この国は女性の平均余命は世界一で、男でも四位(?だったかな)だって、同じ番組で平然と言っている。
私の母親は大正最後の歳の生まれで、今年満85だと計算上そうなるが、それより未だ上だという事になる。
聞いている限りに於いては、彼女はその当時(原爆投下)20歳で結婚前で、彦根に居た。
私は四人兄弟の末っ子だが、みんな元気で健在だ。
さすがに父親は明治生まれなので、今年は100歳に当るが残念ながら88歳で他界している。
ところが、今年は女性の平均余命が0.5だか0.05だか下がったと言っていて、その理由を【昨年の猛暑】だとしていた。
今まで自分が生きてて、聞いてきた事を繋ぎ合わせて聞いていると、おいおい、本当か!と思わされる事が増えてきた。
『 ゆく川の流れはたへずして・・・・・・・・・ 』 って、過日読んだ福岡伸一の名文【砂上の楼閣】の動的平衡みたいな文をネットで読んで、
聞いてみると、『 方丈記 』 って事で、調べてみると、なんと正解なのにも驚いたが、
800年ほど前も同じ事を考えていて、それも医学とは全く所縁のないところで。
理系も大した事無いなあとも思うが、昨日のGOOGLEの衛星画像は、私がハウスの中、バーナーで畝を焼いている姿も捉えていそう。
2011.07.28 Thursday
夏仕様 おかず
同じような色取りが並んでいるが、もずくが夏には良く似合う。
『 ジャガイモだって夏は、クエン酸が欲しいんだよ 』 って、湖西の佐原さんは、『 CCレモンでいい 』 。
モズクの話に戻ると、海草ってあまり食べないんだけど、頭の天辺が薄くなってきていて、
やっぱり、美味いから喰うのだが、髪の毛は散髪屋に言わせると、5年間は成長するらしい。
5年間成長すると、下から新しい毛が生えてきて、古い毛はお役ゴメンとなり新旧交代が実現する。
それが、本体が年齢を重ねて老化の域に入ると、5年間成長しなくて、3年とか短い期間で抜けてしまうと言っていた。
縦に伸びているだけではなく、横にも太ってくるので、3年程度の髪の毛が増えてくると、頭全体が瘠せてくるように見える。
『 野菜もそうでしょうが、髪の毛も畑に当たる頭皮が健康じゃないと、いい毛は生えてこないんです 』 と、さすが散髪屋で話が上手い。
2011.07.27 Wednesday
NAKAZAWA の傑作
少し画像が古いが御勘弁。
意味があって唐辛子の画像を探した。
http://www.alphar-net.com/farm2.htm
で、上のURLは、会社のホームページに載せている農場のコーナーに、GOOGLE EARTH の衛星写真の農場位置にリンクを貼った。
数年前に、会社で流行った GOOGLE EARTH だが、久しく忘れていた。
忘れている間に、少しグレードが上がったかな。
上のURLをクリックして、直ぐに起動しなければ、画面の指示に従ってダウンロードをしてもらえれば、農場位置にピンを打たれて出てくる。
マウスの動かし方に少し慣れが必要だが、慣れれば、少しの間遊べます。
2011.07.26 Tuesday
落ち着かない
真夏でも、15分くらいの昼寝で、外で作業をしてて、身体がそうなっている。
こうして、昼寝から覚めても、本を読んでいる自分が、仮住まいの居候のように、自分のものになってない。
節目は急にやって来る。
これ以上、農業に腰を入れようと思ったら、順序として八百屋に力を入るところに来た。
野菜作りは、 『 やっぱり自分の頭と身体で遣ろう 』 と思い始めて、丸三年。
路上で練習する程度の免許をもらえる技術と知識は身に付いてきたかに思える。
実は、これがないと、物事を組み立てられない性質である。
面白くいる事は、まことにDifficult.
街で頭を使って生きているより、野に居て身体を使っている方が、性に合ってると思うのだが、
気がつけばいつも、違う方向に動いている自分の癖が、またまた今回も顔を覗かせ、
小難しい理屈を考えては、ちょこまかした事に奔走していそうで、嘆かわしい。
2011.07.22 Friday
懐かしい
今どき、こういう顔をしたトマトを見る事はなかった。
ましてや、水に浮かんでいる姿なんて。
【水に沈むトマト】なんて、コピーでトマトを販売していた事もあったが、
あの頃は、なんとか売りに出したい一心で、他と違う点を必死で考えて、見出しては、それをポップに表現し、バイヤーを説得していた。
きっと、バイヤーも、そんな拙い内容でも、必死さ、を買ってくれていたような気がしてきた。
なんだか、ひどく懐かしい。
私の子供の頃は、彦根くらいの田舎であれば、大概の家は庭を畑に耕していて、
トマトだの胡瓜だの糸瓜(ヘチマ)だのイチゴだの、三つ葉だの、夏の野菜はそこそこあったように覚えている。
ヘチマとキュウリには、瓶が取り付けられていて、その植物の液が採られていた。
後に、リマ化粧品の【ヘチマ】や【キュウリ】などの化粧水を販売していて、ひどく懐かしかった。