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2012.07.31 Tuesday

インゲン







子供の頃は胡麻和えとかで、嫌というほど食べた記憶があるが、不思議と嫌いという記憶は無い。

大人になってからのインゲンは、あのギシギシという食感が好きになれず、

食卓に出てきても食べずにいると、いつの間にか出ても来なくなった。



ところが、ここ数年、『 料理長 』 が彦根に帰るたびに持って帰ってくる、

インゲンが、この画像のインゲンなのだが、これがやたら美味い。

昔、< 八百屋をやってんだから、市場くらい知らないと > と思い、

早起きして京都の中央市場へ2回、大阪の市場へ2回行った。
色々、積んである段ボール箱を物色するように歩いていると、

<ステビア栽培>なる文字が目に入り、品物は鹿児島県のインゲンだった。
生産者の名前等を頭に入れて、産地開発初動アポ取り係りの彼女に伝えて、

産地に出向き、営業員のお陰でそれなりの売上に成長した。

でも、自分ではこの手の丸いインゲンはどうも苦手で食べることは無かったが、

画像のインゲンは食感は、ふにゅとして柔らかく、
さっぱりした甘みで、これだけで腹が膨れるくらい食べても、

飽きずに食べられそうで、おまけに何だか夏を感じて涼しく見える。



こうして料理を様々撮っていると、

器がいつも着た切り雀みたいで何だか寂しく、

農業資材に忙しいが、せめてもう少し買い揃えたいと思う。



2012.07.30 Monday

R保持具

 





< R保持具 > というらしい。

水を通すと、たわんでしまう。

もっと水量を上げれば持ち上がるのだが、それでは水浸しになってしまうので、

この水量で、もう少し、設置に工夫が要りそうだが、それでもなかなか優れた道具で、
最大のメリットは、ホースが回転しなくて、水の左右の飛び出しが対象になって、畝の片側だけに水が集中する事が無くなった。

もう一点、どうしてもホース間近に種が落ちてしまい、双葉の段階でホースの噴射口を塞がれてしまうことも、これで無くなった。

一個、180円と高価なのは、このベビーリーフの栽培方法が、余りポピュラーではないのだろうが、やはり色んな道具がある。



2012.07.29 Sunday

Beautiful Mind

 





『 凍りつくよな世間の裏で、耐えて花咲く夫婦花 』 っ 難波の恋しぐれが歌ってた。

Bob Marly の唄に、『 朝、目が覚めて周りを見渡すと、みんな冷酷という名のユニホームを着ていた 』 ってのがあって、
彼の唄に勇気づけられて我を取り戻しただけあり、気に入っているフレーズは沢山あるが、これもその時のひとつ。

取り戻したい自分の世界観ってのは、少なくともポジティブな世界観のはずで、でもそれは遠くに存在していて、
どうして遠くに感じるのかといえば、それは陽の光のように全体を覆っているから、隙間が無く、輪郭が明確ではないから。
いわば<灯台下暗し>のようなもので、間近にあっても気付きにくい一方、ネガティブな感覚ってのは、
点として存在するので輪郭があり、そのものに焦点が合いやすく、注意をしていないと気を奪われてしまう。

この映画

原作は分らないが、言ってみればこのような世界観と夫婦愛で、ノーベル賞までの道程を称えていて、如何にも西洋的で、
東洋的には、解脱で消えるという人もいそうだが、そんな事はなくて、存在するなら < A separated reality > として、

厳しい時の神頼み的に利用すればいいんじゃないですか。




2012.07.28 Saturday

冬至用南瓜 暑さにも負けず草にも負けず どこまで

 






梅雨で圃場に入れなかったので、草を生やしてしまって少し畑の扱いに苦労しそう。

最初の関門はマルチ張りだが、ここ3年と同じやり方は、今年は体力的にもう無理と思っているので、
少々時間は掛かっても、道具を使わずマルチの芯にパイプを突っ込む末吉方式で、独りシコシコとやろうと思っている。


ただ、トラクターの尾輪に角度を付けて固定し、こいつにマルチ幅の溝を切らせようと考えていて、
その上、畝も1.5倍の105cmにして、この幅に千鳥に株を定植して、左右に誘引すれば、
マルチを張る本数が半分で済むのではないかと思いつき、この方法でなら何とかできる見込みが出てきた。





2012.07.27 Friday

京都で植えて育てるから九条葱

 





炎天下の、午後2時に畑で待ち合わせて、其処で立ち話をする。

周囲は田と畑だが、小豆島と同じで、こんな時間帯に外にいる人なんて、ちょっとおかしな人しかいない。

たまに通り過ぎる人は、『 こんな時間に・・・・ 』 と目ん玉が斜め下を向いているような視線を受ける。
互いに、こんな話で盛り上がって、汗たらたら流しながら暑さを笑い飛ばしていたが、やっぱり暑いことには変り無かった。



彼が抱きかかえている葱は、上から見ていてもよく分らないし、土を足で掘り出したら、田の土にしては良く出来ている気がして、
『 ちょっと様子を見てみたいので、ひと株抜いてもらえませんか 』 と頼んだら、『 もちろん もちろん 』 と気安く応じてくれた。


スゥッ と抜けるのを見て、『 やっぱり 』 と思ったが、彼は根張りを自慢したかったらしく、
『 根が随分切れてしまいました 』 『 マルチを剥がすと、畝全体に根がまわっています 』 と得意げに説明してくれた。


葱の根のように白くなってしまった髭を生やした爺さんより、こういう初々しい青年が圃場で説明してくれると、暑さも和らいでいい。









2012.07.26 Thursday

冬至用南瓜 恋するマロン

 






で、今日どうしようかと思いながら、計画を立てていたら、いいかどうか分らないが、やる気が湧いてきて、


そう思えば、あちこちの仕入先に、『 恋するマロン、恋するマロン 』 と嗾(けしか)けてきて、
自分が早々と暑いからという理由で引く訳にもいかないと思い直し、2000粒の種を3反に植えることにした。







2012.07.25 Wednesday

で、どうするの かな

 






この画像は、『 さあ、 今から夏が始まる 』 って日に、陽に照らされた家の前の畑を撮ったものだが、
冬至用、若しくは年明けの南瓜は、実は小豆島では夏真っ盛りの今から準備を始める。

過去で3回作ったが、毎回、もうこの作物はやめようと思っていて、その要因はマルチを張る作業がとてもつらいから。



 
2012.07.24 Tuesday

近畿農政局 表示課

 





先日、久し振りに近畿農政局の出先?機関の農政事務所がやってきた。

特定JAS法が施行されて、ついでにガイドラインではあるが、
< 農林水産省新ガイドラインによる表示 >

なる事があって、もう何年になるか分らないが、
色んな食品の表示が社会問題に迄なった時期に、
ルールとしても現実を細部に亘って反映している訳でも無く、
他意が無くても、ミスがあるとお目玉をくらい、農政事務所が書く顛末書のような書類に捺印させられる。

それでも、特栽表示にする事が、販売に繋がるのであれば、そこは商売人のこと、それらを乗り越え表示するのだが、
これが、ほとんど販売に結びつかないものだから、その時期にみんな一斉にそういう表示からは撤退していくムードが漂った。


それゃそうだ、手間は掛かるし、コストも掛かる、それだけでは無く、農家にとっても結構栽培の履歴を提出しなくてはならず、 
しかも、栽培の実態を必ずしも細部まで、判断がカバーできていなくて、従って、農家からも評判が良くなく、
それで、相応の見返り、その手間分だけでも高く売れるのかといえばそうでもないとなれば、当然の帰結と言わざるを得ない。


だけど、特定JAS法で定められた<有機農産物>が、第三者認証という客観性に重点をおいている制度とは違い、
農家と我々のような業者とが、主体と主体の直接的な関係性の中で客観的に確認しあえれば表示が可能な制度で、
うちのように、<農家との繋がりが売り> の仕事には、必要コストと認めて、儲からなくともこの表示を辞めるつもりは無い。


農家との繋がりが売りだから、特栽表示が別に売りでもないので、栽培条件を満たしていても、
農家が、表示に対して疑問を持っていれば、『 最初から完ぺきなルールは無い 』 と、説明するが、
説得できなければ、それで信頼関係を損なえば、それこそ本末転倒なので、あっさりと栽培の概要のみを表示している。

農家との信頼関係がすべてに優先されているので、議論する事はあっても、表示にこだわる事は無く、
この仕事を、お仕着せの繋がりではなく、少しでも<農>を、食べるみなさんに感じてもらえれば、
日々の生活で襲ってくる実体の無い<不安>という代物から、逃れたいという欲望を解き放つ為に、
<二階から目薬>的な遠い話だが、僅かながら何がしかの切っ掛けに役立つ事に成れば、との思いを持っていて、
コストを掛けながら、いつか得られるであろう<理解>を待ちながら、担当の中澤を励まし、やっている。


今回の調査は、まったくの弊社の最終段階のチェックミスで、POP表示やネット上で公開しているデータは修正されていたが、
商品ラベルの削減割合が、9割減から8割減への修正漏れが発生していて、その点を農政事務所から指摘を受けての調査だった。

結果は、新しいデザイン担当者も、外部からの指摘に仕事のレベルが一段上がったし、
私にしてみれば、
見過ごして大きなミスを犯すより、社内の喚起に繋がって、心の中では、こういう余禄もあるとほくそえんでいた。


もうひとつ付け加えるならば、農政局・農政事務所にも、うちの仕事振りが記録として積み重なってきている様子で、
ある意味では、信頼が出来上がってきたようにも、会話の中身から感じ取る事が出来て、ほくそえむどころか素直に喜んでいる。




2012.07.23 Monday

美しい作物は美味しい

 





食べ頃ってのは、好みによって、ひと其々かも知れないが、
恥ずかしながら、これほど < きれい> なメロンを食べた事がなかった。


最近の安くて甘いメロンにはみんな辟易している筈で、想像しててもしょうがないが、あれはきっとそういう味にする資材なのかな。

このメロンは、中川が昨夏知り合ってきた北海道の農家だが、栽培品目が多岐にわたり、そのどれもがそれぞれの味がする。
難しい言い方だが、それぞれの味より農業資材の味とでも言えばいいのだろうが、大根食べてもキャベツを食べても、
同じ旨味成分の味で、その栽培は、野菜が自前で持っている味とは違うので、姿かたち、色つやが、こうもきれいになる事はない。


メロンの細胞ひとつひとつの光のキラメキ、色合いが変化していくグラデーションの調和、どれひとつ、文句のつけようが無く、

これだけ目で味わえる作物も珍しいのではないかと思う。


10月頃まで出荷は続くらしい。




2012.07.22 Sunday

ベビーリーフの寒冷紗

 





人が写った画像がしばらく無いので、載せてみた。
この画像は、先の台風や台風崩れの大雨で、ハウスが浸水被害を受けた後、
やっぱりベビーリーフの根が傷んで、ところどころ萎れて来ている箇所を心配そうに見ているところで、

< 気楽に写真なんか撮ってる場合か > と言っているのか、普段見せない表情・雰囲気で、
彼女とは、間違いではなく、もう50年近い付き合いだが、初めて彼女の妹に似ている姿を発見した。

春に、彼女の実家の屋根の修理に行った時、所要で出かけた彼女の代わりに、妹が迎えてくれて、
「 御無沙汰しています 」 って言われても、50年振りくらいで、子供の頃の面影は残っているものの、まあ、こんな雰囲気だった。






話がまったく関係ない方向に進んでしまってどうしようもないが、要は、時折やってくるカンカン照りにも、
だから寒冷紗を張るのが怖かったと言いたいだけなのだが、兄貴のお下がりみたいな寒冷紗で、ダブついているところは丸めた。




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