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2012.11.30 Friday

松阪&碧南 1

 





この<新名神> って道路は、いつ走っても気持ちがいい。


なんてトンネルか知らないが、新名神に草津から入って、最初の長く広い立派なトンネルを抜ける頃、
映画のシーンみたいに、出口のシルエットの先に、まるで桃源郷への入り口みたいな光景が見えた。


「 今日は、また信楽の辺りは、霧が出てるだろうな 」 と思いながら、走ってきたが、
その霧が、低く、谷間にびっしりと溜め込まれて、その上は、快晴の青い空が広がっていた。

ブルーと、白い塊になっている霧に、陽の光が降り注がれて、なんともぜいたくな光景だった。


ポォッー としていると、後から猛スピードでアルファードがやってきて、左側を一瞬で抜き去って行った。

「 しょぅがねぇなあー 」 と思いながら、着いて行き、ふとバックミラーを見ると、「 あらまっ いつの間にか 」 
赤い、少し古い型のBMWが、もっとも自分のセドリックよりは新しそうだが、ピッタリくっついて走ってて、結局三台連なって、 
走っていると、≪ 霧 80km 制限 ≫ なんて電光掲示板が目に入って、目を降ろすと、160 なんてところを針が指していた。


亀山ってジャンクションまで、仲良く走っていたが、二台は、名古屋の方へ行ってしまい、自分は松阪の方へ南下した。






2012.11.29 Thursday

カールエース・ゼオライト

 






尚、この続き。

上が<カールエース> 下が<ゼオライト>


この二種類に付いては、御覧の通りで、まあ、目分量で適当に施肥している。



ところで、先日、一作一反当りの窒素施肥量が3kg程度と書いて、これまた、<こんな程度かな>と勘でやってきたが、


中澤から、ベビーリーフの慣行基準に付いて調査した以下の結果の報告が来ていた。


熊本県                5Kg    0回
兵庫県 丹波市 品種によりちがい 4.8kg〜9.6kg  5〜7回
佐賀県                5kg     3回
徳島県                6kg     5回
沖縄県                4kg     2回


なんとまあ、農薬の散布に付いて、それぞれ、まちまち、である事がよく分るが、
それにして、熊本県の慣行基準が0回ってのは、これは結構厳しいような気がする。
複数の農家から取材をして決めているのだろうか、公的機関も、時々こういう無茶をやる。



窒素成分については、5kg前後で、これは概ね平均になっている。
もちろん、これは化成肥料を対象にした窒素量で、
小豆島では、有機質の肥料を使っているが、
窒素の量として差はないので、ここではその事は問題ではない。


むしろ、肥料の無機・有機を問わず、5kg 6kg となると、そんなに必要ないだろうと思うし、
それ以上にそれだけの窒素量を、作物が消化できるのだろうか。

ベビーリーフといえども、葉物であることは間違いなく、葉物となるとその味に一番的確に出てくる。
いわゆる< 硝酸態窒素の残留値 > なのだが、学説的にはニトロソアミンの基になるという。
それは知らないが、味としては、確実に不味くなってしまい、食べた時のあの美味さは遠退く。

農薬・化学肥料以前に窒素過多の作物の健康への弊害は、
食べてみれば、あの刺激的な味が、健康を脅かさないはずがなく、栽培の技術が進めば、
それだけ、作物の健康への目も向上していかなければ、どこか落とし穴が待っているような気がする。


私はかなりの密植で育てているが、それでも、3kgも入れれば充分のはずだ。


それよりも、いわゆる工場で出荷される<カット野菜>と、ベビーリーフは別物で、あくまで生の野菜である。
< カット野菜 > は、そのまま食卓に乗せるが、ベビーリーフは家庭で洗う必要がある。
それは、衛生面でもそうだが、それ以上に、家庭での日保ちの為には、一度水に晒してから、充分に水を切り、
鮮度保持袋に入れて、冷蔵庫で保管すれば、一週間でもシャキッとしてる事は無論、  味もある程度 保てる。

二十歳過ぎで、当時で言う< 有機・無農薬栽培 > の野菜を行商していたが、
あの頃は、こういう風に、買ってもらった野菜の家庭での処理と保存の仕方を話しながら買ってもらっていた。
一週間に一度しかその家庭には訪問できないので、一週間分を出来るだけ買ってもらっていたから、
 自然とこういう話になって、そういえば、あの頃は、みんな野菜をもっと大事に扱おうという気概が、売る方も買う方もあった。


なんか、今の、お金を出しているんだから、 お金を出してもらっているんだからって、

そんな甘えた関係ではなかったように思う。




2012.11.28 Wednesday

ラーメンライス

 





今週は、島に一人で来ているので、自分で御飯を作った。

「 ラーメンライス 」 こんなん、中国人食べへんやろな。

タイ料理なんて、ほとんど中華系のアレンジみたいな気がした。


ただ、ラーメンとシナチクってのは、切っても切れない相性の間柄だって再確認した。


九条葱を刻んでたっぷりめ、にのせた。
この本格的な栽培の九条葱は、今から美味しくなる季節。

御飯は、さとうファームの社長が毎年送ってくれる、
新潟県山北のコシヒカリだが、生体エネルギーシステムの肥料をふんだんに使っていて、実に美味い。

昨日、この社長に、「 佐藤さんの仲間の<ル・レクチェ>が食べたい 」 などと、甘えてしまった。




2012.11.27 Tuesday

土壇場

 





よく土壇場の〇〇力っていうけど、これを結構大事にしていて、
いつも、これで自分を占ってきた。


計画では木曜日にベビーリーフの播種をしておかないといけないのに、
高槻の仕事が終わらなくて、一日伸ばして金曜日に行く事にしていた。


いつも通り、6時に起きて、9時45分に乗るつもりが、
『 小豆島まで、ベビーリーフの種を播きに行く 』 と普通に思ってしまって、
なんだか身体が動かなくて、パソコン相手にうだうだして、次の11時15分に乗ろうかと、8時半頃に家を出た。


途中でコンビニによって、煙草を買って、名神まで行くと、<西宮北I.C.まで18km渋滞> って出ていて、

三連休の初日だって事を思い出した。


西宮北で、既に10時30分になってしまって、山陽道に乗り移ったとはいえ、未だ追い越し車線がスッポリ空いている訳じゃなく、
周囲のひんしゅくをかいながら、縫うように、飛ばして、飛ばして、姫路東インターで播但自動車道に乗るころは、11時前だった。


これは、どう考えても、・・・・・ 「 あー 後10分早く・・・ 」 とか思いながら、それでも、播但道を5分で走り抜けて、
姫路バイパスで、ほぼ諦めたが、それでも足はアクセルを踏み続け、手はハンドルを右へ左へ、目はキョロキョロ動き回り、

< 中地 > って降り口で、思わず頭に浮かんだひとに、「 何とか乗れますように 」 と祈ってみたが、
返ってきた返事は、「 甘えるな! 」 で、 「 それゃそうだ 」 とすぐに納得した。
港まで最後の信号辺りで、17分を車のデジタル時計が表示して、天を仰いだが、その日は諦めきれず、
「 いや、ひょっとすれば、乗る車が多くて手間取って、遅れてるかも 」 と思い直して、最後のひと走りをして港に突っ込んだ。



船が見えた瞬間、ゲートが空いていたので、港のロータリーへの直線を走り込んで、船の際まで着くと、ゲートは半分閉じていた。

助手席の窓を開け、誘導員に、「 乗せてくれぇー 」 と叫ぶと、その彼の返事より先に、ゲートが降り始めた。
「 駐車場に車を置いてくるから、しばらく待ってくれ 」 と頼んで、自分の契約スペースに車を放り込み、
船まで、遅くなってしまった足を、水鳥のように漕いで、頭を見る顔、顔に下げながら、ゲートに飛び乗った。


乗ってみると、船は、半分も車が乗っていなくて、ガラガラだった。
そんな、すき具合で、いつも JUST ON TIME で出る船が、何故3分も遅れたかは分らないが、とにかく乗れた。
 

五年間、毎週通って、滑り込みセーフってのは時々あって、乗り遅れる事は未だ2度しかないが、
それらは、「 ラッキー 」 って程度だが、今回は、「 奇跡 」 というような、<中地ランプ>から一般道に入ってからも、
うまい具合に、走行車線、追い越し車線が、割り込むスペースが空いていて、もぐりこんだり、
もう駄目だと思った、左のゆっくりの軽乗用車と、右のトレーラーとの、どちらの後ろにつくか迷っているときも、
トレーラーが、右折レーン移って、追い越し車線が空いたりと、どうも、色んな場面で、道が開き、


今年は、≪ 自分の命運も尽きたか ≫ と、これからを覚悟をしていたが、どうも、未だ見放されたわけではないと、
そう思わせてくれる結果になって、まだこの世で受けている自分への扱いに、胸を撫で下ろし、

それならそれで、ひとつ、背中を押されて、前に進むかと、もう楽になりたいと思う反面、またしんどさを引き受ける気にさせられた。





2012.11.26 Monday

ベビーリーフの畝作り

 





先日の、ホウ素の話。

この畝を作る時に、施肥している<カールエース>を何気に見ると、<ホウ素> なる文字が書いてある。



<カールエース>ってのは、卵殻を砕いて、分解しやすいように細工してある肥料だと理解している。

これにも、色んな微量要素が多種類入っていると書いてあるが、どの程度の量が入っているかは書かれていない。


<ゼオライト> と < カールエース > このふたつの背中を移してきたので、
後ほど。




2012.11.25 Sunday

若さの秘訣

 





先週の日曜日、午前中に播種を終えて、午後から敷地の草刈をしていた。


画像には写っていない、最初に開墾した左の畑の周囲を刈って、上の敷地との境に手をつけたが、手が止まってしまった。


今日も、小森のおばちゃんが、昔話を聞かせてくれて、いっときは、百人近い人数だったと言っていた。


今残っている人数は、三人で、二人は80代、おばちゃんが78。

えっ、おばちゃん、78やて、そんなんウソやろ。

小森のおじさんが、大正14年で、それなら自分は、お袋が15年で27歳で産んでくれたから、59+27+1=87 で、 
おじさんとおばちゃんは、9つ違うって言うてたから、 87−9=78 ってなる。

「 最近、歳を感じるようになって来た 」 って 今日言ってた。
会話してても、まったく飽きさせないし、作業のひとつひとつに知恵が入ってるし、信じられん事を言ってる。


「 おばちゃんの息子は、何年生まれやった? 」 って聞くと、「 32年 」 「 それなら、儂と4つ違いやんか 」
「 おばちゃん、わかいわぁー 、儂はおばちゃんと肩を並べてるつもりやのに、4つ違いの息子がいるやなんて 」
「 なんでえな、しわくちゃやんか 」 「 ・・・??? ??・・・ 」 これには、即座に言葉が出てこんかった。

「 昨日も、広瀬さんが≪吉田さんは今日来てはるのやろか≫って聞いてたでぇ 」
「 あんな豪儀なひとでも、歳いくと、ひと恋しくなるんやなあ 」 
「 わしが来て、賑やかにやってる頃、≪子供に積んできてもろた。 また小泊が賑やかになったらええな≫って言うてたで 」
「 ・・・・???? ?/・・ 」 ここがおばちゃんの面白いところで、他のおばさん誉めると、返事を絶対しない。


これか、若さの秘訣かな。




2012.11.24 Saturday

この選択は正しいのか

 




昨年の、玉葱・じゃが芋・にんにくの豊作で、性も根も尽き果てて、
それで、この冬至用南瓜が炎天下に晒されて、ウィルスに負けてしまう事態に成って、

< もう ベビーリーフ一本に絞ってやろう >
と思うに至り、農業編もベビーリーフ一本やりになってしまっている。
先日、来社した私の若き師匠も、「 ベビーリーフもおくが深そうですね 」 と愛想を言ってくれた。

が、
自分では、この時世に少しも腹の足しにならない、ベビーリーフなんぞ作っていていいのだろうかと思っている。


確か、数年前は、来るべきこういう事態に備えて、<米作り>を真剣に考えていたはずなのに、なんて軟弱な人間なんだ、

と、それでも美味しく育ってしまうベビーリーフを前に、焦ってしまう。



2012.11.23 Friday

若い頃

 






何年前の写真か覚えていないが、とにかく若かった頃。
むかしばなしで出てきた。


となりでは、孫のような子が、階段脇の斜面を駆け上がってきた。


このサングラスは、近視のレンズが入っていることもあり、10年ほど愛用してきた。
何回、失くしても、かならずどこからとも無く現れた相棒で、壊れても、壊れても、
眼鏡をペンチで修理する乱暴さで扱ってきた。



ある時、失くして、失くしたところは分っているので、半時間ほど探し回ったが、出て来てくれなかった。
まるで、一緒に暮らしていた< ワン > という猫が、私に見切りをつけて出て行ったような気がして、別れを告げた。


それから、間もなく、もうひとつのサングラスも、樹の剪定中に落として、そのまま行方知れずになってしまい、
梅雨を越して、夏が来て、その夏も過ぎ去って、秋が来て、その秋も深まり、冬至が目前に迫っても、でて来ない。


今年は、沢山のものを失くしたが、掛け替えの無いこと とも出会い、すこしずつ、また築き始めている。





2012.11.22 Thursday

陽のいち

 







最近、朝が遅いのに、陽が昇るのも遅いので、こうしてまどろんでいるうちに朝日が見られる。


小森のおばちゃんがお嫁に来た家のお義父さんは、「 毎朝、お陽さんに手を合わせていた 」 らしいが、
ずいぶん、南のほうから昇ってくるようになって、真東から、ちょっと北に振れているこの部屋は、
この時期、枕元には陽が差して来なくて、そういえば、月が昇ってくるのが見える

 って、あれっ 勘違いかな、 まあいいや。






2012.11.21 Wednesday

健康牛 上ローススライス

 




自家製にんにくと、こと京都九条葱、名水ニラ、と【健康牛上ローススライス】の塩コショウ炒め。

極シンプルな料理だが、これがなかなか美味かった。


先日、ひょんな事で芦屋の< いこまや > さんという自然食品店さんに御挨拶に伺った。
たぶん、15年ほどお取引を願っているのに、一度も訪問したことの無い失礼とひょんなことの謝罪に伺っているのに、
それでも、笑って会話をしてもらえて、すっかり私の気を楽にしてもらえてありがたかった。


そこで、「 あんたとこの【健康牛】は美味しい 」 と、この牛の味をほめていただいた。

「 これこれ 」 と 奥の冷凍庫から持ち出してきてくれて、見てみると<特上ローススライス> だった。

< 上ローススライス > は、カタロースが中心と見えて、ロースの部位の割に赤身が多く、
この牛は、赤身の味が、なかなか甘くて気に入っているが、私が脂身を好まなくなったなどと思わないでほしい。

そうすると、あろうことか、奥さんが 「 この健康牛のヒレでカレーを作ると、実に美味しいんですよ 」 って言い始めた。


ちょっと、ローカルな話で恐縮だが、いかに芦屋といえども、ヒレでカレーとは何事か、とは言えず、ただ笑っていた。

たまに 「 売れ残っている 」 と会社から言われると、自分で買っては、焼いて食べてきたが、
それはそれは、和牛顔負けの美味しさで、牛は氏素性の影響も大きいが、それ以上に育て方である事が、よく分る。


「 昨年の稲藁汚染以来、風評被害でこの牛も売れなくなって、出荷が1ヶ月も2ヶ月も長く飼っているんですよ 」
と、特に最近の美味しさのあまり大きな声では言えない訳を話すと、気の毒そうに、「 美味しいのにねぇ〜え 」 と。






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