2013.02.27 Wednesday
意地 ・・ 誇り・・・
ずうと慣れ親しませて頂いている御客様の精肉売り場に、新手の豚肉が登場した。
味の評価は、弊社が納めさせて頂いているブランド方が美味しいということだが、
商品作りは、明らかに、こちらが上で、こんな悔しい事はない。
めずらしくプライドを刺激されて、<和豚もちぶた>のベンダーを務めてもらっている会社の社長に連絡を入れ、
「 今回は少し力を入れて、競合他社以上の商品にしますから、宜しく頼みますよ 」 とお願いをしておいた。
昨日、早速二人が京都のお客様と、直に改善のポイントを話しに来てくれた。
横で、時折冗談を言う程度で、成り行きを聞いていると、若い二人の双方の担当者が、真剣に議論をしてくれている様子が分り、
「 あー もう自分など、出る幕は無くなっている 」 んだと、寂しい気もして、
「 大いに売れる商品に仕立てて、私を儲けさせてくれ 」 などと、軽口を云うのが精一杯で、
それでも、価格は物量から高くついても、商品だけは<日本一>になっていたいと、あらためてそう思った。
2013.02.26 Tuesday
ヒューゴの不思議な発明
おそらく第二次世界大戦前の、巴里の情景が色濃く出ていて、
冬至のパリのファッションが、今のイタリア一辺倒のラテン系から開放してくれる。
<MLH> って書かれたタグの、倫敦服を好んで着ていた時期があったが、
暗さのなかで、ソフトな味がする軽妙なセーターを、気に入って観ていた映画で、
ちなみに、こんなかっこいいブルゾンが検出された。
いや、すいませんまもなく60のじいさんが着たいのです。
どっちの着方が、ポッコリおなかが隠れるか、なんて、真剣に考えてしまう。
このメーカーは、20年ほど前に、Aラインのフードコートを着たのを切っ掛けに好きになった。
いやいや、服はもう買わないで於こうと決めたのでした。映画の話でした。
決めていた訳でもないが、テレビをまったく観ずに数ヶ月過ごしてきたので、
映画も、観る事がなくて、でも、食事を終わって何気に点けたWOWWOWでやっていた。
2013.02.23 Saturday
ダッシュ ツ
インフルエンザ ってのに罹ったのは初めてではないとは思うが、
医師に、「 インフルエンザ です! 」 と診断を受けたのは初めてで、
という事は、従って、その薬物服用も初めてで、たかだか39度40度程度の熱に、ここまでの薬が、まこと必要なのだろうか。
今回は、どう考えても、高熱以上に、薬による身体のダメージの方が、はるかに大きかったように思う。
『 連れ合い 』 が言うには、「 イナビルは5日間は効くらしい 」
指を折ると、日曜の夜から月曜・火曜・水曜・木曜・金曜の夜まで、うわぁー 参った!。
熱は、確かに、月曜の午後には、37度まで下がり、火曜には37度も切って平熱に戻った。
仕事の電話で、少し集中しようとすると、異常なほど集中力が高まり、頭の中はクリアーなサウンドが静かに流れ、
「 あらまっ どうしたのかしら、若い頃に戻ったみたい 」 と自分の頭のスッキリさ加減に驚いて、調子に乗って使っていると、
使い終わってから、怒涛の如く頭痛が押し寄せてきて、1時間ほど使うと、それ以上にベッドで休まないと次に進めない。
こんな事を、火曜から木曜日まで続けて、なかでも水曜日に手形の借り換えにだけ会社に行かなきゃいけなくて、
セドリックに乗ると、まったく座敷のコタツに足を突っ込んでるような気になって、
降りてタイヤがあるかどうかを確認したくなったり、会社に着くまで何が何やらわからなかった。
降りてタイヤがあるかどうかを確認したくなったり、会社に着くまで何が何やらわからなかった。
今は、金曜日の夜で、朝から車で姫路まで走り、午後に着くなり畝の成型をやり直し、播種をした。
相当の汗と共にイナビルも流れ出て、身体の細胞のひとつひとつが自分のものとなって返って来た。
それにしても、雨が多い。
2013.02.21 Thursday
ベビーリーフ おばちゃんとの会話
「 ほら、指が入らないでしょう 」
「 あれっ、ほんとだ 」
「 この前、石灰を撒いたから、それで硬くなってきたんかなあ 」
「 確かに、石灰は硬くなるというけど、それほど入れた訳でもないやろぉう 」
「 まあ、そらそうやけど 」
「 土が減ってしまってるんやと思うよ 」
「 うん、もう有機質が無くなってきてるんかもね 」
「 だから、竹チップの肥料を積んでるところの三つ鍬と、フォークを直しといたのよ、気がついてる ? 」
「 勿、論、気、ついてるわ 」
「 B列が、追いついて来てるでしょう、こっちの土は柔らかいから 」
「 う〜ん、 今年に入ってから、窒素の量を増やしてるんよ 」
「 そうやろ、包丁の入り方が全然違うから、分ってたでぇー 」
「 えっ そっ そうお ? 」
「 最近、包丁を研いどいてって 言わへんやろ、 前は、バリバリで茎が包丁を弾いてたのよ 」
「 ・・・・ 窒素って 大事なんやなあ 」
「 そやで、タイミングもな 」
「 そんでも、この窒素が、こんなに直ぐに効くとは思わなかった 」
「 土が、ある程度出来てるとな、有機の窒素でも分解が進んでれば直ぐ効くって、爺さんが言うよ 」
「 そんなもんかな 」
「 そうやろ、包丁の入り方が全然違うから、分ってたでぇー 」
「 えっ そっ そうお ? 」
「 最近、包丁を研いどいてって 言わへんやろ、 前は、バリバリで茎が包丁を弾いてたのよ 」
「 ・・・・ 窒素って 大事なんやなあ 」
「 そやで、タイミングもな 」
「 そんでも、この窒素が、こんなに直ぐに効くとは思わなかった 」
「 土が、ある程度出来てるとな、有機の窒素でも分解が進んでれば直ぐ効くって、爺さんが言うよ 」
「 そんなもんかな 」
実は、ミズナの手触りが変わってる事は気付いている。
それしても、亀の甲より年の功、おばちゃん恐るべし。
2013.02.19 Tuesday
インフルエンザ
金曜日に、今年になって未だ一枚しかしていなかった写経をした。
それが <楽になりたい> という、気の緩みに繋がったのか、残念ながら土曜日は、自分に鞭打たないと動けなかった。
何とか、おばちゃんと収穫・出荷作業をこなして、畝の掃除までを2時間で終了させ、それから畝の端の土を寄せた。
昼に買い物がてら、通帳の記帳に行き、寄ったガソリンスタンドで、ソファが 「 まあ、たまには座れ 」 と誘ってくれて、
それで、久し振りに座ると、動けなくなってしまい、なんともはや、意識が遠くの方で落ち着いてしまってた。
それでも、種蒔だけは、この週、後ひと畝しとかなきゃいけないので、あまり良く覚えていないが、結構多い目の肥料と共に播いた。
様だ。
日曜日に、<三島救急医療センター>って所に行くと、あまり緊迫感がない雰囲気で私にはピッタリだが、
「 吉田さ〜ん 結果が出ました 」 「 中にお入り下さい 」
「 インフルエンザ A型 」 です。
何度体温計を脇に挟んでも、上手く計れなかった割に、あっさり断定され、二昼夜39度前後の熱と解熱剤のトリップを、さ迷よった。
与えられた5回分の薬も、2回分を残して、「 この夜を乗り切れば・・・ 」 とやり過ごして、ようやく自分の身体の感覚を取り戻した。
まだ、しんどい、熱も7度前後を上下してるだろうと思うが、少し体力が回復してくると、寝てもいれなくて、起き出してきた。
2013.02.16 Saturday
ベビーリーフ 季節の変わり目
撮影は、2月15日で、月齢は 4 。
左の畝から、30日目 28日目 22日目 。
今週は、この場所に着いた途端、まわりから明らかに春を感じて、
ベビーリーフのハウスに入ると、驚くほど伸びていて、何か違う事が始まってるような空気になった。
伸びが早まってきている分、エバーフロー付近の葉が邪魔をして、畝の端に水が届かなくて、
端の葉の伸びが遅れて着ていて、だから、その部分だけ色が濃くなっている。
こうなると、またエバーフロー付近には、種を落とさないよう播種に気を配る必要が出てくる。
ハウス内気温の記録を見ると、この5日間ほど、平均で7度程度高く推移している。
窒素を倍、施肥している事も、当然無縁ではないと思うが、
やっぱり、春っていうのは、
< 気 > みたいなものが、全部、成長へとシフトしていくのかも知れないな。
冬至を境に、日の出の位置が北に移動し始めて、熱量では表わせないエネルギーが、
成長へと向かわせているとしたら、「 復活の日 」 ってのは、確かに気分としては良く分る気がする。
2月の半ばくらいと覚えとこう。