2013.07.31 Wednesday
温暖化? 寒冷化?
いっぱい心配事はあるが、この「 地球寒冷化 」もそのひとつ。
北海道の稲作も、食味の向上著しく、既に輸出に向けて動いていると聞いているが、
私の記憶では、この10年ほど毎年同じ天候不順を聞いていて、最初に気づいたのは小豆島に通い出した年だった。
だから、もう7年前の事になるが、帯広の和田農園さんと夏前に、その年の状況を聞いた時に、春が遅く、
春が来ても、陽が差す日が少なくて、やっぱり不順だと言われ、その時に応えた私が、
「 そういえば和田さん、この2〜3年毎年同じ事を言われていませんか。気候が そういう周期に入っているんでしょうか 」
それ以来、どうも日本の東半分というか、北半分というか、少し気候が変わり始めてるんじゃないか、
そう思い始めた。
それでも、野菜は、どこかで帳尻を合わせて、ちゃんと時期になると出荷されてくるから、
不思議というか、品種の改良も進んでいるんだろうけど、「 作っている農家は大したもんだ 」っていうのが普通になっていた。
ひとが支配し、支配されることがこの社会の掟であるならば、エネルギーと食料と、
今であれば情報を、支配する事が一番手っ取り早い。
この社会において知識人たらんとして、その操りから逃れて生きてきたつもりで、
その時々の思いをネタにして、それを価値として商品に盛り込み、仕事をしたきた。
その思いの進化こそが、会社の立脚点であり、継続の力となってきた。
食品添加物だらけの美味しくない食べ物や、特定の要素だけの化成肥料で形だけ整えた野菜は、
気の利く方なら、誰も基礎的には敬遠して、本来の食べ物を選ぶ事が、少数派といえども一般的になっている。
マクロビオティックには、判断力に七つの段階があるという。
根源的に疑う事をせず、そこから情報を集めようとしない不思議さがある。
国が、安全と言えば、そうではないのじゃないかと思うけれど、危険と言われれば、そうではないのじゃないかとは、疑わない。
会社のサーバーのバックアップ機能が、「 閾値を超えたために停止していた 」 と中澤が昨日言っていたが、
白と黒の間に灰色があり、灰色を認める事で生きながら、その閾値を探る事が短絡から抜け出る事につながるのかな。
温暖化になるのか、寒冷化するのかそれは分からないが、その備えはしておく方がいいような気がする。
2013.07.30 Tuesday
変われば変わるもんだ
我が家とか、我が社、我が国 と、最近この「 我が○○ 」って響きが気にいっている。
ひとと一緒にいたり、何かをする事は好きなんだけど、群れる事はあまり好きになれなかった。
ところがどうしたことか、自分が帰属するところを求めだしていて、これもひとつの社会現象なのかもしれないと思う。
我が母校というか、我が郷里というか、彦根の私が通った高校が、記事にあるように1894年、明治27年創部の野球部が、
滋賀県予選を勝ち抜いて、夏の甲子園大会に出場権を得たという知らせが、姉から届いた。
縁故というか、縁のない人にとっては何でもない出来事が、多少なりとも縁があれば、同じ出来事が斯くも響くのは何なんだろう。
なんとか、試合のある日に、応援に行けるスケジュールにならないものか。
まったく、こんなこともあるもんだ。
2013.07.29 Monday
26年前
このころは、私の膝も健在で、まだ野球もしていなかった。
ムスタンのチョコレートを嗜む程度で、「 さあ〜て 」と会社を如何に組み立てていくか考えていた。
face the music , face the truth
chase that fleet sweet bird of youth
grow up the sweetly , grow up strong
hear the heartbeat , in my song
みんなは、洒落て来日する Mick Jagger を観に行っていたが、私はそんな余裕もなく蚊帳の外。
考えてみれば、結構来日しているのに、一度もコンサートって行った事が無い。
コンサートって、のはもっと騒ぎに行くところだと思っていて、ステージはその盛り上げ役って感じだった。
そう思うと、未だパーティーの真っ最中だし、今も踊り続けている。
夏と梅雨が入り混じったような天気に、ひざは痛むし、気圧が低いと身体もその影響を受けやすくなった。
そうそう、我が母校は、夏の県予選に今日の決勝まで勝ち進んでいるような。
今日の11時、皇子山球場で近江高と甲子園行きを賭けて戦うらしい。
5月に、鎌も無く、無心に手でグランドの草をむしっていたマネージャーがいたチーム。
鎌を買って戻ってやれば良かったと後悔しているので、今度彦根に行く1日は持って行ってやろう。
ベビーリーフは、すっかり15日〜17日のサイクルに落ち着いてしまって、真夏の太陽にも耐えている。
2013.07.28 Sunday
スピーカ
先週、セドリックのステアリングの油圧が壊れて、電車で島に来たことは書いたと思うが、
その戻り、JR姫路駅付近で晩飯を食べる事にして、たしか駅裏のような、正確には裏ではなくて脇というエリアだが、
昔からの飲食店がありそうなところを歩いていて、一軒、その名も「 ビストロ 」って店を見つけ、
まだ、営業中にもかかわらず、大将は晩酌を始めそうなタイミングで、少し不機嫌そうだったが、
「 ハンバーグとエビ焼き定食ふたつ 」と、奥様らしき方に告げた。
聞くとタバコは吸わないでくれっ て店らしくて、仕方がないから外に吸いに出て戻ってくると、
我が新妻でもある愚妻は、何だかその店のオーディオ装置にまとわりついていて、私が席に着くと、
「 あのスピーカー、5,250円って書いてある 」 と言い、「 スピーカから目が離れない 」と言っている。
ジャズっぽい曲が流れていて、そういえばひと昔前の柔らかくて心地いい音が流れていた。
新居には、2万円程度のラジカセが、歴代の壊れたラジカセのスピーカーを3世代分繋いである程度で、
どうも、これが不充分らしく、自分が持ち込んだテレビのスピーカーを自慢している。
ビストロ店内は、表現は控えるが、独特の雰囲気で、姫路では、この手の店が他にもあり、一種の社会現象化している。
出てきた<ハンバーグ・・・>は、なんと、添え物に小粒のジャガイモ、こんにゃく、タケノコ、大根。
大胆な発想をするオヤジだと思っていたら、1,100円の割に、ハンバーグは年季の入ったいい味がして、店の選択は正しかった。
その前のスープは、「 0#¥ うわぁー このスープ、むちゃ懐かしい味がする
」と、騒いでいた。
作り終えた、オヤジが食事中の私たちの席にやってきて、スピーカーの売り込みを始めた。
タイの話をしている内に、「 アラカン、やろ 」と言う。
新語である。
意味不明なので、「 なんのこっちゃ 」と聞くと、「 一緒、くらいの歳だろう 」と言うので、
< いっしょにするな > と思っていたら、なんと、自分の方が歳がひとつ上だった。
「 真実に目を向けなさい 」と神さんに言われているようなもんだ。
現実逃避をしていて、神様、ゴメンナサイ。
で、結局 VICTOR のスピーカーは、姫路から高槻までの送料込みで、5,250円で、買って、
埋め込みビデオの歌手の歌を聴いている。
2013.07.27 Saturday
夏のセミ
この夏、ひとつ発見があった。
我が小豆島の ≪ 小泊 ≫ 地域は、蝉が少ない。
先日、高槻の会社を訪問してくれた、新潟県南魚沼市の片田舎のせがれは、
早朝、駅に着くなり、セミの鳴き声を、「 何の音だろう 」 と思ったらしいです。
そうだとすると、私の今年の発見は正しいと確信をした。
いや、大した発見で無いので、恥ずかしくなってきたが、田舎ほど蝉が少ない、
ではなくて、都会は蝉が多いという事で、それは既に生態系が壊れていて、蝉の天敵がいないという発見です。
すいません、しょうもない事で。
高槻では、朝から、あまりに蝉が喧しく、ふと、小豆島では小鳥のさえずりで目が覚めるのとの落差を思った次第です。
2013.07.26 Friday
夏さらだちゃん
さすがに淡路島はタマネギの島で、発想が一歩進んでいるみたい。
自分でも、4シーズンタマネギ栽培をして、夏にどうしてサラダタマネギが無いのか気になっていた。
タマネギという農産物を、商品企画で農産加工品に進化させる。
素人考えだと、タマネギドレッシングだの、そういう方向に知恵が向いてしまうのだが、
発想が一歩進んでいるというのは、そんな事ではなくて、タマネギはタマネギのままで、別な代物にしてしまう、
そんな発想が垢抜けしていて、私はこういう、西に進めば新大陸なんてコロンブスのような当たり前の実現が大好き。
中川が、この会社のこの製品の企画書を、持ってきて机に置いてくれていた。
プレゼン用の資料なのだが、何を如何考えていて、この結論に至ったのかが書かれていた。
新しいお客さんも、この企画を理解してくれて、面白がって注文をくれた。
少し痛みが出ていたので、早速そのお店に行った。
相変わらず、初めてで、こういう事がきっかけで仲良くなってしまう。
タマネギの版元にも、初めて電話を掛けて、「今からお客さんのところに行ってくる」と電話をしておいた。
品種は、七宝早生だという事で、この品種は3回栽培した。
収穫は、小豆島より少し早くてゴールデンウィーク明けらしい。
どうしても、早生品種の貯蔵なので、少々のリスクはある。
問題は、どの程度の歩留まりに抑えられるかで、ここが農業のつらいところだが、
美味いものは、収穫をギリギリまで遅らせるので、その分早く食べるに越したことはない。
素人が口出しする事ではないが、やっぱり「こうしてみたら、ああしてみたら」と口幅ったい事を言ってしまう。
歩留まりが低くて、価格転嫁をするようでは商品性も薄れてしまうので、栽培・貯蔵・その後の販売方法など、
もっと、もっと、商品性を高めて、是非一大ブームを湧き起こしてほしい。
2013.07.25 Thursday
高いのか安いのか 2
日を超えてこの画像を見ていても、まだ飽きが来ない。
原材料欄に消泡材が入っていない。
私の好みからすると、豆乳が少し薄いが、
これは、もともと「もめん」が好きだから、違うものと思えばいい。
我が自然食品の業界で、このタレの味は違うのだが、これを私の好みの天然醸造醤油だけにして、
すり卸生姜も理屈をつけていれば、それだけで200円近い代物になって、別世界の物になってしまいそう。
私の最初は、自然食品というより、関東で「有機栽培・無農薬野菜の八百屋」というジャンルの仕事だった。
その時に、マクロビオティックの方たちと出会い、関西でひとりで行商を始めた時に自然食品屋になった。
その時は、「食卓全部を変えなくては意味がない」と言うお客さんに対して、「味噌・醤油、だけでもいい」と言っていた。
同じように、この「冷奴セット」も、「豆腐だけでもいい」と、いわゆる< better > って
考え方になっている。
この企画のみそは、コンビニで買うところにある。
実は、材料は分からないが、ちゃんとトレーが付いている。
もちろん、冷蔵庫で冷えている。
言ってみれば、「簡単便利で、しかも美味い」で、128円と高くない。
アルファーの冷凍麺は、399円。
こちらは、better ではなくて、全ての原料をbest にして、余分な化学合成した物は無くて、仕上げてあるから、
単純な比較はできないが、簡単便利でしかも美味い軽食の開発の延長線上に「コンビニ」がある事は確か。
冷凍麺は、「コンビニ」という考えを、コンビニに行く必要もない事を前提に開発してある。
つまり、親が子供が一人で食べる時の為に、家庭の冷凍庫に備蓄食として、
あるいは、親が離れて一人で暮らす子供(父ちゃん)のために、買って送っておくことを前提としている。
「 眼が見えなくなるくらい顕微鏡を覗く必要がある生活の中で、メガネが必要になるなら、せめて良質のレンズを 」
と考えているだけで、こんなことで悪びれしない。
常に誰かが、パンドラの箱を開けていく事が必要なだけだと思っている。
今のうちの「 鍋一個で出来るカレーうどん 」を、鍋も要らず、電子レンジでチンして食べられる様に出来ないものか。
朝から、こんなことを考えている自分は、どこかおかしい。
2013.07.24 Wednesday
128円は高いか安いか
コンビニで、昼ご飯を買う。
何となく、500円程度でまとめる。
買い物をする時に、あまり価格を見ない習慣が、何故かコンビニに通うようになって、
価格をいつも見ている。
この冷奴、充填豆腐で8月7日まで、日持ちすると書いてある。
価格は128円。
味は、決して不味いとは思わなかった。
やっぱり、コンビニは面白いと思う。
ゴマ粒のおにぎりが2個と、薄っぺらい厚焼き玉子、これ以上は薄く切れないという紅鮭の焼き物、きゃら蕗の佃煮少々。
これで298円。
このおにぎりの米は許せる範囲のお米で、添加物の量も私の舌には少なく感じる。
最近は、昼に子連れの主婦の姿が目立つ。
まさか自分がコンビニに通うとは思わなかった。
2013.07.22 Monday
暑さ加減
陽が西に傾いて、少し冷えてきたので播種を始めた。
始めた時のハウスの中の温度は、47度。
古くなったPRADAのシャツもびっしょり。
施肥して、耕起して、均して、播種。
時刻はpm5:30。
汗で手の平に着いた種を、畝に落として出来上がり。
ここにシルバーの寒冷紗を掛けるが、明日の分が足りなくなる。
今は、二日で発芽するので、金曜の播種した後の寒冷紗を、日曜の播種の畝に移動させればいいのだが、
昨日、倒れてしまって、日延べになっているから、寒冷紗が足りない、仕方がないから二重を一重にして、縦に半分に切る。
収量は落としているものの、不思議なもので、夏が来れば来たで、ベビーリーフもそれなりに順応する。
ところで、今年の夏は、もう終わったような気がする。