2013.08.31 Saturday
霧の向こう・・・
= 光が欲しくて 暗闇に手を伸ばす =
= 思いを込めても、言葉は時に無力で、行動した者だけが真実を掴む =
少女の決意だそうだ。
= 虚像を映し、相手を惑わす霧を振り払う強さを手に入れる =
= 迷いの幻夢を抜ける扉を探す物語 =
= 今日が最低でも、笑うならきっと・・・ =
= 翼を広げて世界を廻り、散らばる希望を集め全てを隔てる霧を吹き払う光解き放つ・・ =
= 白夜のユメの永遠を紡ぐ物語 =
大人の世界では、相変わらずの茶番がワンパターンで繰り返され、
同じパターンを、繰り返えせば繰り返すほど、ひとは「 あ い う 」と聞いただけで、最後の「 ん」を思い浮かべるものらしい。
2013.08.30 Friday
鋼
鋼のような強靭さ。
この裏目鋸鎌が気にいって、これを選んでいる。
耐用期間は半年くらいで、春先に買った鎌が朽ちて切れなくなったので、新調した。
ベビーリーフの収穫は、双葉から上を包丁で刈り取っている。
収穫後の畝を、 土 0.5m~10m程度鎌を潜らせて、削り取るように刈り捨てる作業をする。
土を削る作業は、鍬やトラクターの爪でさえ、想像上に早く摩耗するので、鎌はもっと早く摩耗する。
鎌で、根が切れなくなると、根に土がくっついて表土が付いて上がって来てしまうので、
土が乾燥しきっていればいいが、湿り気が残っていると、大事な土まで捨てる事になるので切れる鎌を使う必要がある。
という訳で、強靭な鋼を探していて、今回は刃の厚そうなのを選んだ。
どれくらいもつのだろう。
2013.08.28 Wednesday
正直
真ん中と、右の畝は、8月の9日と11日の播種で、
この週は、もう暑くて、暑くて、昼に畑に着いてハウスに行ったが、
中に入るどころか、近づいただけで、熱を蓄積したハウスが外に放出していて近づく事も嫌になった。
もちろん、播種作業は既にルーティンになっているので、淡々とやり過ごしたが、おばちゃんもそうだったのか、
水のやり方が、対応できていなくて、その次の週に畑に戻ると、見るも無残な結果になっていた。
自分が想像する以上に、ベビーリーフは、辛抱強く、過酷な環境にも耐えていて、驚かされるが、
それでも、生育初期の世話は、少しでも間違うと取り返しがつかないようで、僅か16日で収穫するサイクルでも、
初期生育の大事さは、痛感する事になり、今週は終了がピーク時の1割程しかなくて、昨年と同じような事になってしまった。
調子のいい時に、去年の収穫記録を見て、「 なんで、この程度しか取れていないのか不思議だ 」と、思っていたが、
こうして今週の結果を見てみると、「 暑いから仕方がない 」「 こんなもの 」と諦めていて考えてもいなかったような気がする。
せっかく買った寒冷紗も、遮光率が高過ぎて、徒長をする割に土は乾燥するし、
種屋に相談すれば、ハウスの上に灌水設備をして、外側に水を流して日射を受け入れ熱を取ると言われ、
その設備方法も思いつく事が出来ず、そんな設備をできる環境じゃないとあきらめていた。
今年は、何かが分かった訳でもないが、それでも僅かな気づきと工夫の積み重ねで、ある程度は出来たきた。
残るは、最後の工夫を実行していないので、その工夫をやってみる機会がこの季節の変化で訪れたように思うからやってみよう。
2013.08.26 Monday
淡路のタマネギ
いつだったか、【 夏さらだちゃん 】って、企画もののタマネギが気にいったと書いたが、
中川が、面白い産地を見つけて来てくれては、後追いで自分が遊びに行くって、楽しく過ごさせてもらってきた。
楽あれば苦ありとは、よく言ったもので、今から12年間は、苦っ 苦っ 苦っ って笑ってるんじゃないけど、
まあ、頑張って仕事をするか。
するかと決めて、あちこち産地も、お客さんのところにも出かけてみると、みんな子供のような年頃のひとばかり。
若いっていいよなあ と思うようになっては終わりだと思ってきたし、若いころに戻りたいなんて、
頼まれてもヤダ! って思っているが、何かをしようと思えば、たまにうらやましくもなる。
この【 氷感 】って冷蔵庫、詰まっているのはタマネギばかりじゃなくて、2時間も相手をしてくれた、
若いひと、二人の将来がいっぱい詰まっている。
2013.08.25 Sunday
肉じゃが
STAUB って鍋で、1万円を少し上回る価格で買った。
圧力鍋ほどでもないが、蒸気が逃げないのが利点の鍋で、煮物が美味しく炊ける。
元々、アウトドアーっぽい御飯の食べ方が好きで、これに数年タイに通った時期に、
おかずをご飯に混ぜて食べるスタイルが気にいって、今日も、このままお皿に盛った御飯にかけて食べた。
子供の頃は、この手の材料の組み合わせに、塩コショウで味を調えて、片栗粉でトロミをつけたシチューをよく食べた。
練炭火鉢ってのがあって、寒くなると毎日この火鉢に火が入り、その火でいろんな料理を作ってくれていた。
本屋をしながら、主婦をするお袋の困ったときの知恵の当然の帰結なんだが、つい先日も彦根に寄った時に、
山椒と昆布の佃煮を貰ってきたが、思い出すのは、こういうことばかり。
2013.08.24 Saturday
スムージィー
スムージー というらしい。
この手のジュースを、3年ほど飲んでいる。
真夏の汗をとかすには、充分で、基本は豆乳でメーカーはマルサン。
何処のスーパーでも販売している、豆乳でこれは有機なる文字が大きく踊っているが、そんな事は大して問題にしていない。
紀文も沢山並んでいて、このふたつがシェアーを争っているらしい。
そこに、安売りのバナナを冷蔵庫や冷凍庫で、熟させて甘みをつけて一本丸ごと入れている。
少し、これまた安物の蜂蜜を少し垂らして、あるとないとでは大違いというのが、四万十の西村さんの生姜コンフィチュール。
このコンフィチュールに本鷹唐辛子が少し加えられていて、少し多めに入れると、暑さに ピッタリ 来る。
きっと、天国ってところは、このような ピリ辛感 が、身を引き締めてくれるのだろう。
今日は、雨が降り、朝の収穫を終えて休日として過ごした。
そとでは、早い鈴虫が、気持ちよさそう。
2013.08.23 Friday
高校野球
みんなは、金亀会から手に入れるのか、< 赤鬼魂 > と書かれたT-shirt を着て来ているだろうから、
確かタンスの奥に、AIGLE の赤いヘンリーネックのシャツがあった、と思い探した。
でも、無かった。
甲子園球場の売店で、試合前に、赤いシャツくらい売っているだろうと探して、こんなシャツで、気分を出して応援していた。
今日からは、このシャツでベビーリーフの世話をする。
しばらく娯楽が無い事も手伝って、高校野球を見ていて、
時間の許す限り長嶋茂雄の娘が20年来やっている、
" 熱闘甲子園 " を通して見てきた。
印象的だったのは、青森県のチームで、風貌はそれほどでもないのに、意外にまとまったいいチームと思っていた。
その通り、3回戦まで進んで敗退したが、最後の打者として、ずうと三塁コーチャーをして支えてきた三年生を送った。
ここぞとばかり、終始にこやかに打席を楽しみ、フルスイングを繰り返す彼の姿に、ベンチは、わんや わんやの大騒ぎ。
必死にボールに食らいつき、3球も4球もファールになり、なかなか前に飛ばす事が出来ない。
それでも、悲壮感のかけらもなく、三年間の辛抱を爆発させ、心の底から全身で楽しんでいる姿に、
高校野球らしいさわやか顔の青年監督は、感極まった様子で涙目になっていた。
同じ、ファールで粘る姿も、花巻東のわざとファールを打っている姿は異質なものを感じ、
勝負の世界では、相手が嫌がる事をして優位に立つ事は、戦術のひとつとして存在はするが、それは、
選挙でいえば、ネガティブキャンペーンのようなもので、勝利に導かれることはあっても勝因には上げにくいもの。
この戦法を変に評価していた、長嶋美奈に代わるキャスターの、およそ高校野球とは遠く離れた顔つきの工藤公康は、
審判団が、公式に花巻東のベンチに、ルールブックに記載されているバントの定義を示して、
「 スリーバント失敗に当る 」と警告していても、その事には番組中、触れる事はせずに、無視していた。
千葉君が、人並み外れて、運動能力を持っている事は誰の目にも明らかで、少し角度をかえた指導方向があったように思う。
済美って高校との対戦では、千葉シフトなる壁を、外角高めをあの身長で上から叩き、見事ライトをライナーで越していた。
小柄でも、プロの世界で成功したヤクルトの若松は、人柄が顔に出ているようで、監督にまでのぼり詰めた。
この大会で、この花巻東というチームは、もうひとつ物議をかもしたが、それも後味がすっきりしないものだった。
注意を受ける前の試合を見ていると、セカンドランナーが、バッターに手を挙げて二度も謝っている。
何を謝っているかは明白で、自分がバッターに出したサイン通りにピッチャーが投げなくて、バッターが不服そうだったから。
そう思っていたら、次の鳴門戦でひと悶着起こったらしく、またまた千葉君がセカンドの塁上から、
「 バッターにサインを送っている 」と、抗議を受け、審判が注意をした。
この件についても、花巻東の監督は試合後に記者から質問をされると、一旦は「 見ていなかったので知りません 」
と、応え、二度目の質問には、「 あっ、思い出しました。・・サインを出したなんて事はありません 」
などと、よく分からない応えをしている と指摘を受けている。
確かに、勝負だから勝つことは大事だし、商売は儲けることは必要だ。
千葉君が「 高校ルールに負けた 」と言ったと記事があって、本当にそう言ったかどうか不明だが、
もし、そうだとしても、記事にすべき内容のコメントではないと判断する良識が、その大人には無かったのだろうか。
熱闘甲子園の工藤公康君にも、同じことを言いたいが、高校野球にプロ野球の論理を被せるような見方が、
「 全国高校野球選手権大会 」という高校生の野球大会で、「 高校ルールに負けた 」なんて、この大会の主催の朝日系列は、
一体何を考えてんだか。
長嶋美奈が、泣き崩れている千葉君を慰めているシーンが流れていたが、なんて励ましていたんだろう。