2014.02.28 Friday
KAGOSHIMA
予定通りに鹿児島空港に着いて、レンタカーに乗ったら12:00だった。
ナビに、約束の時刻は、13:30なのに、行き先を登録したら到着予想時刻が14:20と出た。
これはまずい。
先方は、前日の強風で「 トンネルのビニールが剥されて後始末が大変だから日延べして 」
と、言っているのに、もう変更が効かないチケットを取ってしまったからと、
半ば強引に来ているのに、こっちが遅れたとあっちゃ申し訳が立たないと思い、
山道の国道を飛ばしに飛ばして、何とか間に合わせて、
「 県境に、たこ焼き屋とかがある休憩所で・・・ 」となって、
画像のたこ焼き屋だと思い、やれやれ、たばこを吸って待っていると、10分経っても、先方は現れない。
電話で話した雰囲気から、そんなにルーズな方じゃ無さそうなのに、と思い、
間違っているのじゃないかと、ナビの地図を先の方に繰ると、もう少し行ったところに、
「 境の茶屋 」 って、文字が出てきた。
あれゃ、やっぱり 電話をすると案の定、そこじゃないってことで、
また慌てて、走った。
待ちくたびれてる様子で、申し訳なかった。
名刺交換をして、早速畑に移動すると、缶コーヒーをふたつ買って待ってくれていた様子。
気遣い頂いた事が分かり、ホッとした。
そこから、2時間半、畑の畦で、最近の天気の話まで、立ち話。
天気は、「 昔に戻ってきた 」という事で、「 昔ってのはいつごろの事か 」と聞くと、
「 伊勢湾台風 」という単語が出て来て、やっぱり同世代ってのは面白い。
という事は、子供のころからすると雪が少なくなって来ているが、
その頃に戻っていると感じているらしい。
百姓をしていると天気に敏感だからと思って聞いてみたが、
ヨットに乗るそうで、特に天気図には精通していて、分かると言っていた。
農家も、天気の傾向は捉えなきゃいけないが、当然、八百屋も同様で、
これから、鹿児島通いが増えそう。
2014.02.24 Monday
椿三十郎
商売繁盛の秘訣は、写経。
本人は、全然やってない。
優しい橘香道は、本人がやらなくても、
「 身近な人に助けてもらってもいい 」 と言ってくれている。
「 千枚写せば、世界が変わる 」と教えると、今年で千枚やるんだと、
毎日2.7枚で、昨年のたくわえがあるらしく、一日 2.3 枚と、ペースで年初に決めて、
「 ○まい、借金だ 」とか、「 ○まい、たくわえた 」とか、言って笑っている。
発注書の作成に夢中になっているあいだ、散歩に出かけて、庭の椿を刈ってきた。
この水盤は、小豆島でも花を活けてほしくって、重さに負けず、高槻から担いできた。
椿は、白も好きだが、やっぱり椿三十郎と同じで、真っ赤な花がいい。
たしか、庭には数本の椿が植えられていると思うが、どれも気に入る花が咲かない。
もっとも、大して世話をしてやっていないのに、咲いてくれるので、ありがたいといえばありがたい。
やれやれ、また仕事をしなきゃ。
にんじんや、セロリを一所懸命作ってくれている顔が浮かべば、やるしかないか。
どうか、みなさまにも、この気持ちが通じますように。
2014.02.21 Friday
OKINAWA FAIR
長い旅路だった。
昨日書いたように、マンチュリアンレポートに始まって、中原の虹を経て、蒼穹の昴まで、9冊を、
昨日で読み終えた。
一国の終焉を斯くも詳しく書き得るのも大したもんだが、うちの会社も、
25年の時を過ぎて、ようやく中興の時を迎えている。
ちょうど一年ほど前、「 来年のアグリフードEXPO に、出展しよう 」と朝礼で、
思いついたように話をすると、誰もが「 なんのこっちゃ 」「 勝手に出ろよ 」という空気だった。
自分も登場できなきゃ、見てるだけのイベントなんて興味を持てないし、
見てるだけの景色は、どんなに美しくても、其処で踊る事が許されないのなら、
すぐに飽きてしまう事が分かっているから、はなから行く気なんぞしない。
この数年の気候の変化、北海道の農家の気分の変化、重油価格の変化、
等々、どれをとっても、「 沖縄に行け 」と天が命じていて、それを素直に実行してきた。
その成果を第一次報告をする場面が来たと、そのステージを昨年ここに決めて、
今週の朝礼で、「 儂の一世一代の大勝負ではないけど・・・ 」と、自分のこの5〜6年の、
旅の中休みを説明した。
選んだフルーツ人参の絞りたてジュースを試飲してもらう事と、仲松さんのセロリの試食と、
このふたつを口に入れてもらい、何故沖縄かの話を聞いてもらう手法は、正しく、
この間、一見遠回りに思える積み重ねてきた小さなことのどれも、
まあ、いっか、長ばなしでどうかなる事でも無し。
伊佐さん、増井さん、中澤さん、もう一日、宜しくお願いします。
2014.02.19 Wednesday
アグリフードEXPO
明日から、大阪南港の ATC の展示会に、人参・セロリ他沖縄商材に特化して、出展する。
それに先立ち、中澤が「 津堅島美童フルーツにんじん 」の硝酸態窒素の残留値と糖度を測定してくれた。
割と、ビックリ。
硝酸態窒素の残留値は、年間のリレーで取り扱う産地の平均値に近い。
糖度が、11度を超えている。
これらの数値で味が決まる訳ではなくて、実際には、この数値以上に美味しく感じる。
どの程度、お客様が我々のブースにお立ち寄り下さるのか分からないが、
前を通られる方、すべてに、この人参を絞っただけのジュースの試飲と、
仲松さんのJASセロリを、試食して頂こうと楽しみに思っている。