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2014.06.29 Sunday

今年の梅雨





これから数年の天気傾向を教えてくれた熊本の農家と連絡がつかない。

心配だし、困ってもいる。


長くこの島に住んでいる小森のおばちゃんも、

「 こんな梅雨もめずらしいなあ 」

と言っている。


昨日の夜から、時折吹く突風に驚かされるが、

雨は、ほとんど降る事が無い。


草を刈ってみると、よく伸びてはいるが、

強さは無く、ナイロンコードでも、撫でるだけで刈れていく。



今週は、前回と比べて北海道も、上天気のようだ。



 
2014.06.28 Saturday

とうもろこし 「 おおもの 」






健ちゃん健在

「 どれくらい作ってるの 」「 一町五反 」

「 どこか、売る宛てあるの 」「 いや、どうにかなると思うし、今年は市場でもいい 」

「 えらい、気楽な社長さんやなあ 」「 ふふふっ 」


しばらく、途切れていた二人だが、久し振りに会話が復活した。


話をいろいろ聞いてみると、ずいぶん考えている。

お客様に話す事がいっぱいある。


一時、トウモロコシは私たちの手の届く品目ではなかった。

農家が売りたい価格と、店が売りたい価格が、同額程度だったから。

でも、ここに来て、宅急便代を吸収しても、何とか利が出る価格で売れるトウモロコシが出てきた。


それは、第一に味。

味は、種と畑、畑はつまり栽培方法の事だが、

この両方が揃えば、口の肥えた食べる人が満足する代物が出来上がる。

金融の世界だけではなく、ひろくお金の余っている人も多くいるようで、

ただ、お金の使い方が上手になってきただけのように感じる。

つまり、美味しいものを食べる事にみんな余念がない。

それだけ、美味しくないものが多いという事もあるのだが、

種苗会社が、とうもろこしの美味しい種の開発に力を入れた結果だろう。

種苗会社は、おもしろそうだ。

食べて美味しい品種の開発と、農家が作ってオイシイ(あまり品のある表現ではないが)品種の開発と、

鬩ぎ合っていて、つまり無駄な二律背反をしていて、大きく販売を増やす為なら、

単価より、栽培面積を増やす方が圧倒的に、利が増すからだろう。

とにかく、この二点に於いて悲哀をふところに各社開発競争に凌ぎを削ってくれている。


種と、畑が満足すればそれでヒットするかと言えば、トウモロコシの場合そうではない。


「 農業っていうのは、収穫までの仕事は半分で、その収穫物がお金に変わるまでが大変な仕事 」

先日、北海道の社長が来てくれていて、と気が付いたと話をすると、笑ってた。

トウモロコシっていうのは、収穫期間が狭いので、普通にやれば2週間程度でひと産地終わってしまう。

店にしてみれば、評判が取れた頃には、また違うトウモロコシを棚に置いて、また評判を作る事になる。

そうすると、ひとつの評判で長く続く事が、売れるトウモロコシの重要なファクターになる。

・・・ベビーリーフの収穫をしてこなきゃ・・




さあ、でけた。

何処まで書いたか、こんなこと書いてないで発注書を作らなきゃと思うけど、せっかくやから。

で、種と畑と、収穫期間まで行ったかな、次は、トウモロコシの大事な鮮度保持のこと。

大事と分かっていても、出来ないのが人間の哀しい性で、ついついええ加減になってしまう。

大体、昔はもっと色んな事に対して大らかだったから、その慣習が残っているだけなんだろうけど、

冷蔵 という装置が未発達の時代は、トウモロコシは常温で運んでいただろうと思う。

味で売るより、営業力と集荷力で売っている業者さんは、まだまだこの鮮度意識が希薄だから、

しっかりしたコールドチェーンに、コストを掛ければ、美味しい状態で店に届ける事が出来るから、

100円で販売していても、美味しければ200円出してもいいと思ってもらえる味を維持できる。


今回のこのトウモロコシは、もうひとつあって、抑制栽培も出来る種になっている。

トウモロコシは、お腹を下すという人も多いが、食べ方も多様化してきて、色んな形で食卓に出る。

つまり、家庭での利用頻度も、冷凍のコーンが出るくらい、料理材料として定着している。

九州から、北海道に移動して、北海道が霜で終了する10月頃に、もう一度九州に戻る企画になっている。



売り先を考えていなくても、ここまで企画として出来上がっていれば、後は放っといても売れる、

という典型的な、商材の見本という事になる。

お気楽な社長どころか、なかなか、大した社長だ。



 
2014.06.27 Friday

【PRODUCT'S POLICY BY BUS】





米国のいくつかの州で大麻の個人使用が合法になって久しく、

このことが、テロ戦争と同意義の麻薬戦争というビジネスの背景が終わりを迎えている、

というから、もう一度読んでみると、どうも、品物が売れる為のマーケティングだという事なのかな。



開発した商品が、売れていく為の仕組みを作れればと、標題のチームを作る事にした。

あのひと、このひとと、声掛けさせてもらって、野球のチームの様に守備位置を決めて、

打順は、社内のスタッフを並べて打って出る という企画で、私の役はそのフレーム作り。


べろのシャツをあげた若者と私を除いて、すべて50代のチーム。


さて、楽しみがひとつできた。



 
2014.06.25 Wednesday

夏秋とまと








飛騨地方の清見という場所に、トマトを見に行ってきた。


「どういうトマトを目指しているの」という私の質問に、

「健康なトマトを目指していて、糖度はトマト任せで、細工をしない美味しさ」

という意味の事を言っていた。







そういえば、昔は水にこだわった地域の野菜開発をしていた時期があった。

車を停めたすぐ脇に、奥の山から流れだしている、ちょっとした滝のように水が流れて来ていた。

この山からの水が、上の画像のハウスの道路わきを通っている溝を通っている。


雪深い山から流れ出す水の地域に美味しいコメが育つように、

これだけの環境が揃っている畑と、ここで生まれ育った柔和な若者が、

親から引き継いだトマトの栽培ノウハウを使って、2.5haの世話をしている。









一日に何本のバスが走るのか見なかったが、家の前のバス停の名前は・・・。


まあ、冷静に考えれば、他に名前を付けようがないほど、周りには何もない。

きっと、この道の隣の家は、停留所をひとつ隔てているのかも知れない。



聞いていると、気候は北海道と同じようなまわり方をするかも知れない。

トマトは、7月の15日から20日くらいには、本格的に出荷が始まり、

10月の末から11月の初めには、大きな霜が降りて、それで終了となるそうだ。


もうひと作物、トウモロコシも8月15日頃から、9月の15日くらいの出荷だということで、

これも、北海道の出荷期間と符合してしまう。




 
2014.06.22 Sunday

施肥無





何処に向かって走っている時だったか、杉山有用微生物研究所から電話が掛かって来て、

「 うちの息子が、社長のブログを見ていて、‘ 施肥し過ぎじゃないか ‘ と言っていた 」

「 確かに、一時の三分の二ほどに減らしているが、アブラナ科の発芽が良くなってきた 」


こんな会話で、以前にも、読んでくれている事を報せてくれたが、ありがたい。


『 ・・・研究所 』ってなの肥料屋さんなのだが、名の通り、肥料よりも有用菌の開発に余念がない。

商売け が無い訳じゃないと思うのだが、 お金だけ を追い掛けている訳じゃ無さそうで、

好感を持てるが、息子さんはそれだけでは収まる事は無いんじゃないかと思っている。


もう少し、社会が有用菌の有効性について、意識の高まりがないと、彼の会社の目指している方向は、

持っている理論と技術が、あまり衆目の集まるところには、出て行きにくいかも知れない。


私のベビーリーフ栽培も、結局この肥料に落ち着いた。

カルシウムとマグネシウムの成分分析が無いから、このふたつは補填しているが、

ひとは、便利ってことに執着するから、もう少しオールマイティ+アルファーが必要なんだろう。




 
2014.06.20 Friday

それぞれの事情






「 それじゃあ、ついて来てください 」と言われ、ついて走っている最中に雲の隙間を見つけた。

昨晩、家に帰って来て、天気予報を見ると、明日から北海道は一週間好天に恵まれる。

良かった。よかった、本当に良かったよ。


この後会った社長は、葬儀委員長だからと会えると思っていなかったが、

事務員さんに、「 それじゃよろしく 」とひと言伝える為に寄ろうと思ったら、

午前中で終わったらしく、事務員さんの連絡を受けて、すぐに出て来てくれた。



私より、ひとつ歳上のこの社長は、さすがに疲れた様子で、気が滅入ってるみたいだった。


何とか元気になってもらわなきゃと、いろいろ話してるうちに、だんだん元気になって来てくれた。

良かった。よかった、本当に良かったよ。


10年程になるかも知れないけど、初めて会った時は、私よりお腹が大きかったけど、

「 あれっ、吉田さん太ったんじゃない 」「 あまり、小豆島でやってないな 」

はいっ、その通り、こっちの方が大きなお腹になっていた。



駄目だ。だめだ、本当に駄目だよ。




 
2014.06.19 Thursday

シンディ スウィート






【 設立20期 】 という、三日も掛けて書いた記事のスタート画像は、この氏神さんだった。

思った通り、この季節の北海道は、雨と曇天の共同作業で、お陽さんを遮っていた。

着いた日に既に、「 10日以上も雨が降っている 」という事で、今年の夏の野菜は、

前半絶好調、後半絶不調で、作物によって明暗が分かれそうな気がするが、・・・。


昼御飯を食べ損ね、予定より、1時間も早く着きすぎたので、ここに上ってきたら、

不思議な事に、陽が差してきた。







これは、お弟子さんの作品で、生長点を上から撮った。

バランスのとれた美しい秩序が見て取れる。

繊毛というのだろうか、これも必要な器官である事も、充分理解できる。


久し振りの現場復帰で、改めて知る事が多い。

師匠の初採りミディを食べさせてもらったが、

さすがに、酸味も程良く嫌味がない。

甘みは、充分のっていて、しつこくない。


なんとなあ。


 
2014.06.18 Wednesday

旭川






飛行機を降りてから、例によって鼻水が止まらなくなって、

苫前の農家さんと旭川で話をするのに、

これじゃ話にならないので、


点鼻薬を入れ過ぎて、

アタマが ボォーッ として、

早めの、4時過ぎにホテルに入って、少し寝た。


6時過ぎに起きだして、街に飯を食いに出た。


居酒屋さんのような風情の店ばかりで、歩き続けていると、「天金本店」って看板があった。


角をそっちへ曲がり歩いていくと、ちょっとした料理屋さんの様子だったので、入る事にした。

戸口に立つと、ドアーがスゥーと開いて、一歩入ると、一瞬風俗店かと思うような、

お兄さんとお姉さんに迎えられて、一人だというと、すしのカウンターに座らされた。


洋風のようでもあり、和風のようでもあるところに料理長が立っていた。

「 う巻って 、どれくらいの大きさですか」と聞いたつもりだが、

「 たまご巻の中に鰻が入っています 」と、言われ、

そのメニューの横の、『 うざく 』と、ネタが並んでいないので、

握りの『 北海の〇〇 - 特上 』と、美味しそうに読めた 『 なめこ汁 』を頼んだ。


唯一、まな板の上で美味そうに横たわっていた、『 卵 』を追加で頼んで、5065円。


板前の手さばきを見ながら、旅先でひとり黙って食べるのも、おつでいいもんだ。

美味しかったが、いきなり、内税から外税になった消費税はやっぱり高い。


 
2014.06.17 Tuesday

今から北海道






伊丹空港も随分変わった。


4階だったか、アクタスって家具屋さんが、ほぼひとつのフロアーを占有している。

下世話な事だが、家賃はさぞかし安いのだろうと思ってしまうが、上手なガーデニングをしている。



今日は、朝から北海道へ出張に行く。

会社は、すこぶる元気。

私も、同様、お陰様で元気いっぱい働いているが、

お袋からの、弱々しく、たどたどしい手紙を読んでも、返事も書けない。

これでは、何のために働いているんだか分からない。


子供を大事にしたけれゃ、親を大事にした方が早いんだけど、

ついつい後回しになってしまい、嘆いている。


 
2014.06.16 Monday

赤菌






微生物が、土を耕すってのは本当らしい。


団粒構造ってのも、まこと、そうらしい。


農家なら当たり前の事だと思うが、不思議な気がする。



毎週、『 遊び上手 』が土曜日の昼に、島に来てくれるので、

港まで迎えに出る時、ラジオで英語のヒアリングの番組を聴いている。


先週は、ワインとジュースの違いを説明する話をやっていた。

もちろん、まったく聞き取れないが、その中で、

「 小さな生き物を食品として食べている事の不思議 」

と言っていた。


醗酵と腐敗の違いの説明を確かテレビで観て、

納得した覚えがあるが、中身はまったく覚えていない。



ハウスの中は、高温で乾燥している。

低温で湿度があれば、緑の苔のような菌が支配するが、

少し乾燥すると、それらは白に変わる。

更に進むと、画像の様に赤に代わる。



一段と増えた気がする。


今年は、虫が多かったので、次々と播種する事はやめて、

ハウスが空になるようなサイクルで進めて、日曜日にからのハウスにアファームを撒いた。


二度目の散布だが、となりのハウスは、一度で虫がいないくなった。


何となく、作物も無い畑で、殺虫剤を撒いている愚を感じてしまう。

この程度で、菌は死なないのかな。




 
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