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2014.07.31 Thursday

大葉 〜まことの香り〜






NIPPON 〜 の大地から

やっぱり、この大葉はいい。

ひょっとしたら、長年うちは大きな勘違いをしているのかも知れない。

昨日、この画像のサンプルを作っていて、気温が高いので、たっぷりめに水を散布しておいた。

提案先のお客様迄2時間、トマト箱に入れておいたのだが、到着した時には、既に乾燥が始まっていた。

大葉の袋に4個の穴が開いている。

大葉のこの袋は、最初から穴あきを使用してきたが、本当に穴が必要なんだろうか。



大葉は、乾燥してしまうと、ただの草の葉にしか見えない。

せっかく、葉脈がしっかりして厚みのある葉なのに、葉は暑ければ表面積を広げて熱を放出しようとするし、

細胞、ひとつひとつも、膜がだれて葉脈の窪みも維持出来なくなって、しどけなく、だらけてしまう。


精肉から始まったうちの社も、青果卸に戻る時、最初に手掛けたのが、

にらと、大葉と、パセリと、生姜。

このよっつの品目でがんばったものだが、

大葉は、熊本・茨城・愛知・茨城・山口を経由して、宮崎に辿り着いて、

パセリは、宮崎から始まって、今は10数年千葉で落ち着いている。

生姜は、高知の四万十源流域で始まり、おやじさんから息子に移っている。

にらだけが、最初から長崎で、ず〜と続いている。

苦しい夏も、無理を言ってお願いし続けて、何とか応えてもらっている。

若いころ、自分の身に覚えのない「 農家の苦労 」を語る事が、商売のひとつの拠りどころになっていて、

それが、逆に農家を棚上げしてしまうような申し訳ない気がして、農家の苦労話にふれる事が嫌になっていた。


でも、こうして長く、こんな商売を続けていると、そら商売人も苦労はつきものだが、

農家の苦労は、苦労に違いなく、ひとには言わないが、無理を願っている事には変わりなく、

自分の苦労を厭わず、言った以上はやることで、救われている気がする。


のっけから、話が流れてしまったが、もういちど大葉を持って歩く事を考えている。


この、ラベルデザインも「もうひとひねり」と藤井美穂さんに頼んだが、

あと一歩、とどめの工夫が必要と感じていて、これだけ彼女の作品に口出しする事もめずらしい。




 
2014.07.30 Wednesday

空に浮かぶ






アグリフード EXPO IN TOKYO

で、うちのブースの壁を飾る写真。


 南瓜の収穫で、畑を移動するおばちゃん。

恋するマロンの、大丈夫かな と思ってしまった蔓。

まだまだ、と思っていってみたら、もう食べられそうになっていたノーブルメロン。

雄花は、儂だけでいいというような、味来の花粉軍団。

どうせ、暑い夏場は成らないなら、スタートで成らせてしまえ〜 と成っているキャロル10。



すべて、北海道のひとつの農家の画像。

でも、空に浮かぶ三日月の南瓜は、数年前に私が作った恋するマロン。



 
2014.07.29 Tuesday

高校野球





先週の金曜日、仕入れ先の櫻井さんが、今年は残念ながら敗退しましたねぇ〜 と教えてくれた。

ちょうど、その日の朝、そういえば始まっている筈だけどどうなったかなあ、なんて思っていた。

今シーズンは毎日、pm11:00からNHK で放映している、MLB のニュース番組を観て寝る習慣になっている。

11:00迄は、起きていられるのに、番組が始まったとたんに眠たくなって、うつらうつらしてしまう。



去年は、おかげさんで120年にして初めてみたいな、勝ち抜いて出場をしたが、

120年振りが、続く訳が無く、となりにあった私立の近江高校が、初戦から連続でコールドで打ち勝っている。

今日、決勝と出ていたが、打ちだしたら止まらない打者が、一番から九番まで揃った打撃力のチーム、

のような点の取り方をしているので、まあ、申し訳ないけど、これで決まりかな。


しんどかった高校の頃に戻る気はないけれど、戻れるものなら、高校野球をしてみたい。


 
2014.07.28 Monday

木陰






朝の薄くもりの間に、動いておかないと・・・。


動きすぎた6月が過ぎて、7月は比較的じっとしていると、あっという間に8月が来そう。

先週から、ニラが復帰したかと思ったら、今週から、行者菜が成育調整の為、休みに入ってしまう。

ニラが、安くなっているにもかかわらず、高い行者菜が売れ過ぎるという事は、やっぱり別物みたいだな。



この桜の木陰が、家の前の作業の時は、夏の休憩場所になっているが、

見上げると、葉っぱは穴が多く、油断していると虫が落ちてきそう。

この島に来て、次の年に分社になったから、会社もリセットして7年目になるのかな。

もう、数えないと分からなくなってきた。

8年経って、家の木は、それぞれみんな大きくなってきた。


ようやく、疲れがとれて来て、気持ちが前に向いてきた。

あまり、向かない方がいいような気もするんだが。



 
2014.07.27 Sunday

緑一色






暑さだけではなく、朝から鳥や蝉がうるさくて目が覚めてしまう。


外は、そよそよと風が吹いていて、まだ心地いい。


今からは、あまり草が伸びないので、草も刈る値打ちがある。


まるで、緑のフィルター越しに見ているような景色になっている。

そういえば、ことしは一匹も蛍が顔を出さなかった。

だいたい、夜は『 発注書 』作りで、外に自分が顔を出していなかったか。



 
2014.07.26 Saturday

のつもりだったが






昨夜、最終の船で小豆島に着き、夜道を走っていると、

車のライトをものともせずに、前をうろついて道を開けようともしないウリボウ3匹。

しばらく行くと、もう少し早く生まれて、兄弟とは離れた1匹が、またもや何の害意も感じない様子でいる。


夜は、こいつらの天下か。


こんな事を書いている場合じゃない。

涼しい内に、さっさと寝汗をシャワーで流し、ハウス周りの草を刈ってこよう。




 
2014.07.25 Friday

避暑







今日は、会社でひと仕事して、蝉の声から逃れに小豆島に行こう。

あれだけ木々に囲まれていても、蝉の声はほとんどしない。


蝉は、桜の樹が好きなのかもしれないし、イノシシに幼虫の時に食われちゃったのかも知れない。


あそこはおかしなところで、夏の終わりになくはずのツクツクボウシが、先週既に鳴いていた。



 
2014.07.24 Thursday

やっぱり 『 みやざき紅 』






早出しのさつまいもで、『 みやざき紅 』。

最近、商品名にひらかなを使うようになってきた。

トマトも、『 とまと 』と書いた方が、美味しそうに感じる。

やさいにある、柔らかさを引き出そうとしているのかも知れないな。



「 世の中がどう動こうと、畑を耕しているというひとがいるんだよ 」と高校生の時に兄貴が言ってくれた。

「 畑を耕している 」の「 いる 」には、知った上で、意志を持って耕しているという事を含んでると教えたのかな。

こうしてると、兄貴はその通りに生きてるような気がしてきて、ひとの為に動く気持ちは半端じゃない。

その兄貴が、「 お袋を尊敬していて、お袋の様に生きたい 」と還暦を過ぎて、ひとに言うのだからそうなのだろう。



じぶんも、見習いたいと思う。

おとつい、週に一度出荷を依頼しているところに行った時、

画像のさつま芋を写しておかなきゃと何故か思い、そのまま写して携帯に保存しておいた。

きのう、奈良にいる時に会社から電話で、お客様が画像を欲しがってくれているから、帰りに寄って・・・

と連絡してきたが、既にとってあるからすぐ送ると言ったら、びっくりしていた。


みやざきの仕入先の社長が、私共に良かれと思い、この商品を作って提供してくれている。

その思いが分かったので、その思いに報いるために、更にその商品性を増そうと、破格の価格で案内していた。

案の定、あちこちのお客さんから問い合わせが入って来ている。


その内下がってくると分かっているなら、最初から下がって来ている価格で案内しよう

と思っただけだが、実はこの手法は、いろいろ営業について教えてもらっている藤田さんから学んだ。

あるべき姿を想定して、その姿を引き寄せる為に、一見無駄に見える石をひとつずつ置いていき。

その上を、ひと足ずつ踏んでいくやり方は、完成しないかもしれないけど、やっていくしかない。

それでも、その置く石の選り好みをしてしまっている自分が情けないと、思いながら日々を無駄にしている。



思い起こせば、24 5 で、納得のいく仕事がしたいという一節にふれてこの仕事を選んだが、

ようやく、遊び終えて、いまは小さくても形を残そうとしている。




 
2014.07.23 Wednesday

冷奴





夏の料理、『 冷奴 』

四角く切って、90度ひねって置くと、奴のマークを連想する。



いっときは、300円くらいの高い豆腐を買ってた。

これは、ORIGINAL BOX の88円のもめん豆腐。

時には更に値引きのシールが貼ってあるのを、買うが、実はこれ、うまい。

 
なんでも、会長がいつもこの豆腐を食べていて、泡が残っていたりすると、全店に回収の指示が出るそうな。

たしかに、いつも完璧な出来栄えで、これさえあれば、厳しい夏も乗り越えられ、そうに思う。


出ずっぱりの期間中も、体のあちこちに疲れが出て来て、ああどうしようと思っても、

予定を消化するのに、いつも予兆を抑え込んで励んできた。


まあ、こんなもんだ。


暑くて、目が覚めては、クーラーを入れ、

寒くて、目を覚まして、クーラーを切る。


また暑くて、クーラーを入れるが、リモコンの電池切れで、電池を探しに行く。

やっとリビングで見つけて、セットをするとタバコを吸いたくなって、床板の上にゴロンとなる。


五日間、左の胸のまわりが痛くて、思わず心臓に手を当ててみたが、動いていた。

そのとおり、たまには、胸に手を当てて反省しろ、いう声が聞こえた。



ようやく、いたみがおさまってきた。

にらも、再開してきた。

はたらいても、働いても、

楽しよう と思わない限り、楽にはならない。



 
2014.07.22 Tuesday

汎用性





いつだったか、北海道からのサンプルのトマトが会社で余っていたので、

フライパンから鍋に移して、大量に作って冷凍してあった。


遊び上手が、パン焼き機で、生地を作って三連休に一枚ずつ食べた。


初日は、買い置きのチーズが『 パルミジャーノ・レッジャーノ 』なんて洒落たものしかなかったので、

卸し金のような、千切りを作る道具で卸して、載せて焼いたら、やっぱり美味かった。


料理の基本は、贅沢にあると再確認した。

先日、播州百日鶏で「脂身が多くて・・・」と連絡をもらった方と話していても、

縁ある食べ物が、実は一番美味くて、その差は縁の深さだって話してた。

お詫びにカタラーナをお店に送らせてもらったが、お手元に届いただろうか。

還暦を過ぎていると仰っていたが、本当にこの歳になると、

そういう生活そのものが、遊びであり、仕事であり、日々の励みになってきて、

もうひとつ、そういう事を話の上だけでも共有する事が出来れば、おまけの楽しみになる。




 
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