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2015.07.31 Friday

調理の味方







セミナー受講中、『 問題発生 』というメッセージが iPhon に入った。


これで、セミナーへの集中力が失われた。

受講後、質問したい事もたくさんあったが、そそくさと会場を後にした。

残念だったが、まだ機会はあると思った。

その思いの丈は、昨日の記事に書いた。


それで、その問題解決に、京都に行ってきた。

元々、この会社の社長とは同じ歳で、楽しみ方も似ているので仲良くしてくれている。

で、やおら「 おもろいもんがあるから、見せたろか 」「 見たい、見たい 」

「 ほなついといで 」と、ついて行くと、レストランの厨房の様な場所。

煮物中心の総菜製造現場らしきところで、いずれも年季の入った私たちより高齢のおばさん三人。

なるほど、煮もの作りは、何より経験と勘が必要な、つまり年季が大事の料理域だ。

さすが現実的な人選をしている。


で、そこで何をしたかというと、小さなししとうを3個、拾うようにもらっただけ。

そこから、一階まで階段を降りた。


「 店より、体調は如何よ 」「 〇〇神経痛 」「 なにそれ 」

「 簡単に言ったらかかとにパチンコの玉を敷いて歩いてるような痛み 」

すでに、老人どうし様な会話通り、先を行く彼の歩行は辛そうで、階段は特にきつそう。

階段で上がってくる従業員が気が付いて、すぐに降りて、じっと待ってくれていた。


店の、魚の総菜売り場で立ち止まり、「 これ、見てみ 」

見ると、紅鮭の焼き物の身が膨らんでいる。

普通は、焼けば皮も身も縮むのに、逆に身が盛り上がってる。


となりの、タラの様な魚の照り焼きも、ぷっくり膨らんでた。


魚の惣菜製造現場に入り、「 これっ 」

見ると、何かアジのような魚の姿焼きを、その調理器具で製造中。

社長が目を送ると、そのスタッフは、不満顔ながら、「 中断しましょうか 」

彼は、ししとう3個を小さなトレイに入れて、「 これなら10秒くらいでいいか 」

今度は、スタッフが無言で頷く。


扉を開けても、スチームは見えない。

と思っていたら、通じたのか「 高温過ぎて見えへんにゃわ 」


「 お邪魔しました 」と声を掛け、また二階へ慎重に階段を昇って行く。

「 トレイは熱いから 」

丁寧に指を伸ばしてつまもうとすると、

「 あわてんと、いま楊枝を取ってるから 」と窘められて、

食べたら、ちゃんと火が通っているが、元々ししとうが美味いのか、焼きかた所以か分からない。


構造を聞くと想像通り、上下に熱源のパイプが通っていて、それが天火の役目で焦げ目を作る。

確かに、これは単なるスチームコンベクションより優れものだ。


「 家に欲しいなあ 」「 そうやねん 」

「 家を建て直す時に設置しようかと思ってる 」らしいが、嫁が反対するだろうと、

もう、二人とも食べる事にしか遊びを感じなくなってる。



なかなか、仕事で行く事が要件が無いし、

「 こんな時しか来ないけど、・・・また来るわ 」と帰ってきた。

彼は、小さいながら、実に面白い事ばかりをしている。

元々、京都高専という、普通の人間は行かない学校に行ってたらしいが、まあ変わり者。


それから、会社に寄って、小一時間残していた仕事をして、姫路に走り、

今日の収穫と播種に、最終便で小豆島に戻った。



暑くなる前にと、慌ててブログを書いている。

書けた!


さあ、ハウスへ



































 
2015.07.30 Thursday

ID-POS





「 お客様のこと、本当に理解してますか? 」









変われば変わるもんだ。

今、会社は、学ぼうとしている。

ありとあらゆる意味で、我流 でやった来た。


我流でも、確かに出来る。


学ぶことは、必ずしてきた。

真似する事も、学ぶ事だという意味で。


でも、会社は学ぶことも、真似する事すらもなくやってきた。

自分のしたい事にビジネスモデルが無かったという事もある。

それは、今もそうだが、もっと根本的なところで、学ぶところはあるはず。



それを学ぼうとしている。

会場で、お客様の社長と出会った。

「 あまり関係ないんじゃないですか 」と仰っておられたが、

「 これは、面白そうだと思えましたので 」とお応えして、それ以上は参加の動機を説明しなかった。



予告の、面白そうと思ったフレーズは、

「 スーパーで有機や特栽の青果を買っている人が、その店で調味料を買っていない 」

だった。


これは、データを見なくても、自分を見ればすぐに分かる。

で、「 どんなデータ分析をしているのか 」と、「 そもそも、分析の切り口の深さのレベル 」を知りたかった。


分析の内容は、企業の独自性 というか Know How でもあるのか、違う業態の例も多く、

少し間延びした場面もあったが、切り口の深さは、想像通り深いものだった。


一番面白かったのは、小売業が自社のデータを仕入先に Open にして、

その仕入先が、自社の仕事に生かし、小売業に物や事に表わして返す、という取り組みだった。



大きな会社は、さすがに違うと思った。

JBtoB の本領発揮ということだろうと思うが、ここに企業の今後の戦い方があると賛同できた。



今後の戦い方は、別に資本提携だけでもなく、企業同士の『出来る事』『得意の事』の連携なんだ。

ひとつの組織論だが、むかしから自分が考えている事だ。


「 他所の会社が遣っている事を自分の会社でも出来る事は自分の会社でやる 」やり方と、

「 他所の会社で出来る事はその会社と手を結び、自分の会社でしかできない事をやる 」やり方と、

どちらが正しいとかんがえているかと言えば、両方とも正しいが、後者を私はずうと選ぼうとしてきた。


ひとつには、資本の集中が正しいか、資本の分散が正しいかという事になるが、

資本は意思なしに動かないから、その意思の制約が加わってしまう。


それなら、自由に動ける資本の分散が、より正しいという事になるが、これにはひとつ制約がある。

簡単な話で、択一を求められた時に、その選択の根拠を何処に置くかということ。

その根拠を、社会にとって、つまりハムが食べたい訳じゃないが『 公 』に置いとかないと勝てない。

2017年問題とか、TPP とか、ドルの崩壊とか、同根の問題だが、この巨大な力に対抗するには、

この考え方が、最も根源的な気がする。



『 人が暮らしやすく暮らす 』 こんな難しことはないが、そこに向かうしかない気がする。








 
2015.07.29 Wednesday

みらい







昨日に引き続き、無限樹の大川さん。


この『 とうもろこし 』だけは、何故か高い。


一本、298円もする。


他の、『 ミニトマト キャロル10 』や、昨日の『 ノーブルメロン 』、

盆明けから出してきてくれる『 恋するマロン 』は、

『 出来るだけたくさんの人に、北海道の美味しさを味わってもらいたい 』

と、みんなが買いやすい値段で出して来てくれる。

『 物の価値 』じゃない、『 価値あるものを、出来るだけたくさんの人に食べてもらいたい 』

という、気持ちに価値があって、この人の価値を高めている事に気づいて頂く事が、私の本望になっている。



でも、このとうもろこしだけは、何故か、物の価値通りに、価格がついてくる。

とうもろこしで何が大事かというと、『 収穫適期 』にあるように思う。


この適期の判断が難しい。

広大な面積で栽培するので、誰か一人だけ適期が分かっていても収穫が追い付かない。

そうすると、適期が分かる人を育てる事が、出来るかできないかが重要なカギとなる。

この事を、大川さんはどうしているかというと、適期の分かる人が、まだ分かっていない人の後ろについて、

そのひとが、「 このとうもろこしは、何処で適期と判断して採ったの 」

「 このとうもろこしは、どうして採らなかったの 」と、採る人に聞いて、そのひとの判断を向上させていく。


そんな方法で、ひとりひとりの、収穫適期の『 目利き判断 』を養っている会社運営を彼はしている。

皮で包まれているとうもろこしの適期は、難しいのは当然だ。

だから、その克服に、こんな地道な事を繰り返している。


だから、どれを食べても美味しい。

『 ブランド 』 ってのは、やっぱりどこかこういう、地道な積み重ねが無いと、できないものらしい。


この週末位から、ハウスから路地に移動する。

そうすると、ぼちぼち、価格が下がる。


それでも、248円は、ついてしまう。

まあ、仕方がない。

はずれが無い ってことにも価値がある。


別に、糖度に自慢がる訳ではない。

食べなきゃ分からない味に自慢がある。




 
2015.07.28 Tuesday

大川さんのノーブルメロン







今年も無事、このメロンを口に出来た。


なんと贅沢な事。


今年は、有機メロンも紹介を受けているので、

連日会社ではメロン尽くし。


自分の好みでいえば、やっぱり青いメロンの方が好きだ。


サクランボでいえば、佐藤錦より、紅秀峰が好き みたいなもんだ。


そう思い返せば、柑橘類を食べないだけで、果物は結構食べているような気がしてきた。

しかも、美味しいものを楽しんで食べている。

スーパーマーケットで、美味しい というか満足して食べられる菓子類に、なかなか出会わないが、


このふたつを揃える必要があるような気がしてきた。

誰かの Facebook で、「アルファーのカタラーナは、本当に美味しいね」って書いてあったが、

美味しい嗜好品は、数は売れないかも知れないが、品揃えしておくことは顧客サービスになるのかも知れない。


そう考えれば、スーパーマーケットのマーケット拡大ってのは、まだまだ可能な気がしてきた。

『 喚起 』って言葉があるが、英語に直せば、【 want 】なんだろうけど、 

たしかに、【 needs 】は奪い合いかも知れないが、

ただ、呼び起こすのに時間が掛かって、

従って、ロスを我慢する必要がありそうだが、


なんとか、そこを予算化して、乗り越えて頂きたいと思う。


むかし、生活協同組合の原稿を書いていて、『 嗜好品 』ってカテゴリーについて、

はたと手が止まり、『 嗜好 』って文字を見つめていて気がついた。

『 毎日好き好んで口にしていれば、早く老いる 』って、

忠告をしてくれている。


横で嫁が、書いているのを覗き込んで、

「 おやつが無ければ生きていけないよ~ 」と叫んでいる。




 
2015.07.27 Monday

菜種油粕の肥料






そういえば、このロットから、肥料が更新されていた。


更新といっても、中身が変わる訳じゃない。


ベビーリーフしか作っていないから、消費する肥料の量は、大したことない。


京都から、小豆島まで運ぶので、勢い1年半くらいの量を送ってもらう。

去年は、夏の間、栽培を休んでいた事もあって、2年以上ひとつのロットを使っていた。



杉山さんのおかげで、2年経っても、醗酵は行き渡っていたが、

新しい肥料は、まだ醗酵が進んでいなくて、菜種油粕の脂分が色濃く残っている。


季節の変わり目という事もあるが、その肥料が更新されている事が一番大きいような気がする。



何をしても、一番素直に反応してくれるのが、このピノグリーンだが、

この葉っぱを見ると、男爵や、南瓜も作りたくなる。




さあ、炎天にどちらも負けずに過ごさなければ。

















 
2015.07.26 Sunday

ホー ホケ キョッ








たしかに独特の模様だな。


関西のうずら豆と少し違う。


ただ、小豆島でも栽培できることは分かった。




 
2015.07.25 Saturday

夕暮れ






ハウスから出て来て、西の空を見上げると、夕焼けの上に月が出ていた。


実際は、南の空だが、北の空の方が、焼けていた。

でも、月がある方が楽しそうだ。



いつも、金曜日は朝から小豆島に移動するが、

着いたら昼で、暑くって作業にならなく、

かといってパソコン相手に仕事をする気にもならなくて、


夕方までボウーっ とする事が多くなっていた。

それで、どうせなら、陽が傾くころに着いても同じだと、午前中高槻の会社に出勤した。



ここで、3時間仕事をすると、一週間の仕事が少しでも進む。

これは、いい。


むかしは、焼けるような夕焼けを、みんなでよく眺めていた。



 
2015.07.24 Friday

硝酸態窒素測定 トップワールドさん






知らないうちに、トップワールドの荒川さんが来てくれる事になっていた。


ずいぶん熱心な会社があらわれてくれた。



こっちも自然と力が入る。


昨日は、荒川さんが持ってこられた『 愛知県産 大葉 』と 当社の『 宮崎県産 野中さんの誠の大葉 』を、

検体として、うちの有安、中澤と『 理科室 』ををした。


 荒川さんも、最初は作業の細かさに『 性に合わない 』とか言ってたけど、

いざ、測定して数値が出始めると、やっぱり結果が面白くなって来たらしく、熱心になってきた。



大葉に続いて、にんじんも『 徳島の地場野菜 』とうちの『 北海道 ベータキャロット 』を測定。


最初にジューサーで絞って、ひとくちずつ飲んだ。

夏の人参を今まで測って来なかったので、知らなかったが、人参がいずれも硬かった。

味は、やっぱりタンパクだったが、それでも味の違いは明確だった。

ところが、糖度を測ると、『 徳島産の方が高い 』となった。

私の舌は、『 検体が入れ替わってる 』と言っていたが、そんな事を言う訳にはいかないので、

こまったな と思っていると、徳島も北海道も一本ずつ残っていた。


卸し金で、擦って絞っても、測れるので、そうしたら、やっぱりそのまま逆の数値になった。


それで、みんな自分の舌の感覚と符合して、納得顔になった。


硝酸態窒素の残留値も、徳島産が『 9 』で、北海道産が『 62 』。

ちょうどいい結果が出て、食べた感覚と、硝酸態窒素の残留値も説明つくのが面白かった。


やっぱり、よく食べて、よく遊んで、よく仕事をするのが、健康だということが、よくわかる結果だった。



 
2015.07.23 Thursday

ベータキャロット 12ヶ月







今週は、6t以上の注文をもらえるようになってきた。


もうずいぶん昔の事で、野菜を扱い始めた頃、日本農業新聞によく使う野菜の表が出ていた。



当時の専務が、『 にんじん 』と『 ごぼう 』と言い始めて、

それで、人参を追い掛けるようになった。



画像の人参パック風景は、総勢31人だった。

平均年齢は、書くのも憚るほど、最高齢は80に手が届くそうだ。

いつも思うのだが、にぎやかだ。



事務所では、パソコン屋さんのダイワボウ、パックの現場ではこのOVFさん。

よくしゃべること、しゃべること。


口が動くほど、手も動くという事を教えてもらった。

ダイワボウの事務所は、いつも笑い声が電話越しに聞こえて来ていた。

それで、業界ダントツのシェアーを誇っていたのだから、考え直した方が良いに決まっている。


業界ダントツじゃない当社は、「 無駄口を叩かず仕事をしなさい 」と言っていた。

何故か、ダントツの会社が笑いながら仕事をしているのなら、「 そこを真似すれば、ダントツになれる 」
 
ような、気がした。

なれなくても、楽しい方がいいに決まってる。



やっぱりそうだ、笑いながら仕事をしよう。

笑いながら仕事をすれば、業界ダントツになれることを信じよう。



ハハハッ












 
2015.07.22 Wednesday

土用の鰻







みんなつよなった。


去年に引き続き、会社の昼に、うなぎどんぶりを買ってきて、みんなで食べる。


変な行事。


近くの LAWSON の 茨木 って、姉さんに絆されて昨年始まった。

ところが、これに何故か、あんころ餅 がひとつ付く。


さらに、食べ終わった後に、この場所で、記念写真を撮る。



外は、今日も雨。


今年の米が心配になってきた。



 
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