2015.08.31 Monday
レタス類の発芽
梅雨が長く続き、明けた喜びもつかの間、灼熱の日がやって来たが、
なぜか「 今年の夏は短い 」と、感じて、おばちゃんにもそう言っていた。
今でも思い出す残暑は、高校一年の夏で、二学期が始まり、9月の10日になっても、
彦根は30℃を超え、クーラーの無い教室は暑く、古典の教師が、「 農地改革が無ければ・・・ 」
と、自分は地主の息子で、働かなくてもいい身分だったのに、「 こんな暑いところでお前ら相手に・・」
と、怒っていた。
みんなは、その『 おんち 』と云うあだ名の小柄な教師の顔が、赤黒いのは、
「 陽に焼けたのではなく、酒のせいだ 」とうわさしていて、それが歴代語り継がれていた。
昨日、先週金曜日に播いた、レッドオークの種が発芽していた。
『 夜温が、25度を超えたら、発芽しない 』
で、逆に25度を割り込んだら、発芽すると思っていたが、
そうでもなかった。
気温が上がっていく時は、25度が目安でも、下がっていく時は、25度は目安にはならなかった。
もう、2週間も前から夜温は、25度より下がっているが、発芽はしなかった。
三列目にの端が発芽していないが、これが先々週の土曜日播種のレッドオーク。
真ん中手前は、先週の金曜日播種のレッドオーク。
そろそろ、秋冬仕様に戻そう。
やっと、8月が終わる。
何も、変わっていないような気がするけど、
内側では、猛スピードで、変わって来て、世の流れがゆっくりに見える。
2015.08.30 Sunday
Non-GMO 有精卵 まもなく御案内
商品開発というっても、もう27年も前から取扱いしている。
生産方式のいろんな他の養鶏場がしていない、健康な卵にする術は、たくさんあって、
そのどれもが、特徴 となるが、何を一番の売りにするかというと、やっぱり味かな。
にわとりは、牛や豚に比べて身体が小さい分、食べるものの質が味に出やすい。
赤い唐辛子を食べさせれば、卵が赤みを帯びるように、ストレートに出て来やすい。
だだ、それだけだったら、一個100円で売っている『 こと京都 』の卵の様に、
ひとこと、「 味の濃い卵 」で終わってしまう。
どうして、幼子は、成長すると、無垢を失ってしまうのだろう。
知らぬが仏 でいられないなら、知っても仏でいられるはずで、
その術を知れば、仏でいられなくなった知った事を、生かして出来上がる、
そんな味かな。
『 見える化 』って、言葉を聞くたびに、????? と思う。
全然見えない商品説明って、意味ないのかなあ。
一歩先を行くなら、キーワードは、INSPIRATION だと思うんだけど。
SPIRE⇒(spirit) に、IN するんだから、少なくとも、外からやって来る何かで、
肯定的にとらえれば、神の啓示のようなもんだろう。
それを『 分かり易さ 』で限定してしまえば、ひとは退化の一途だと思うのだけれど。
あれれ、卵と全然違う話になってしもた。
まあ、いいか、きょうはにちようびだし。
2015.08.29 Saturday
おふだ
今の増井さんや、私の姉と同じ歳の、
もう何年前の事になるか数える術もないが、
夜にふらっとやって来て、「 清ちゃんとこで働きたい 」と、
そのまま、部長という席に座った、彼が、買って来てくれた。
ひとつは、『 玉置神社 』のお札。
立派な掛け軸もプレゼントしてくれて、高槻のマンションに吊るしている。
それで、もうひとつ、『 勝田神社 』のお札。
「 かんだじんじゃ 」と呼ぶらしいが、なんで、この神社のお札をくれたのかと、
調べてみたら、米子の商売繁盛の神様らしく、彼の嫁さんが米子の人だったから、なるほどその御縁かと思った。
以前は、部屋の隅の壁際に私の机があって、今回のレイアウト変更で、真ん中に出てきた。
どうも、落ち着かないと思っていたが、神さんも真ん中に出てきたもらったら、
あら不思議、ちゃんと落ち着いた。
えらいもんだ。
2015.08.28 Friday
非遺伝子組み換えコーンの証明書
むかし、むかしと言っても、32歳の頃だから、今から30年程前の事で、そんなに昔でもない。
自分の仕事がどうしようもなくて、どうしようもなくてって、別に採算が合わない訳じゃなくて、
やっていても、何も面白くなく、かといって発展していく道筋も見えなくて、つまりは、
自分の世界観もあやふやで、したがって、その世界観を仕事に反映させていくこともできなくて、
簡単にいうと、路頭に迷っていて、ふと、生活協同組合に身を投じた時、その倉庫に一冊の分厚い本があった。
【 巨大穀物商社 】 と書いてあった。
なんとなく、おぼろげながらも、世の仕組みも分かって来ていた頃、この本の持つ意味も分かっていた。
もともと、出自が本屋の小倅という立場だったので、本の背中を見ただけで、何の本かくらいは勘でつかめる。
自分のしていく仕事に重大なテーマになる事が分かるので、その本を倉庫の書棚から引っ張り出して、
自分の机の上に置いておいたが、もちろん、ページを開くなど野暮な事はしなかった。
著者は、Cargill の姓を持つ人だった。
だいたい、世界の食料のシェアーを握り、牛耳ろうと動く仲間の実行部隊のようなもんだとの理解だった。
いま思うと、カーギルの文字を読んだのは、『 さいとうたかお 』の書いているのか書いていたのか、
ゴルゴ13 て漫画だったように思う。
Cargill Century Corn Supplier Sertification of Non-GMO
文体は分からないが、単語はひとつひとつわかるので、
カーギルセンチュリーコーンの、供給者による非遺伝子組み換えである事を証明
てな、標題なんだろうと思うけど、これは大変な事に行き当ってしまった。
今から、販売しようとしている、さとうファームの有精卵の餌が、非遺伝子組み換えコーンを与えているというので、
資料を請求したら、『 週刊新潮 』くらいの書類の束が来て、想像通り半分英文だった。
忙しい中澤に、和訳を言うのは気が引けたので、松江の姉に頼もうと思っていたが、
中澤が買って出てくれたので、頼むことにした。
もちろん、和訳も付いているのだが、英文と和訳を別々に鵜呑みするだけでは、
自分の中では、事実として確認できないので、お客さんに責任を持つ意味で、極めて心もとないので、
自社で、英文として証明のしくみを理解して、販売をスタートさせる必要から、半日の労働力を使って調べた。
おかげで、中澤は、来月から出てくる、天草の柑橘類の栽培台帳を、夜の10時まで仕事をしていた。
ポイントは、農林水産省が非遺伝子組み換え植物であるかどうかの判断に、
【 IP ハンドリングマニュアル 】というのを出していて、
【 遺伝子組み換え食品検査・分析マニュアル 】まで出していて、
今回の具体である【 さとうファームの有精卵 】は、その鶏の飼料に使っている、
『 とうもろこし 』と、『 コーングルテンミール 』『 大豆かす 』の非遺伝子組み換え植物である証明を、
これらのマニュアルに沿って、証明している。
中澤は、私の期待に応えてくれたが、本人にとっても面白い旅だったようだ。
実は、私のもっている情報では、日本に非遺伝子組み換えコーンの輸入は不可能となっていた。
それをくつがえす事実が出てきたので、これには、複雑な思いがあり、かなり慎重に扱ったが、
どうやら、私の疑いを晴らす手順と、その出所が、農林水産省であるという事は、責任を肩代わりしてくれる、
その相手も見つかったという事に、疑う余地はなくなったが、それはそれで、次の対応が求められるので、
困った事には変わりない。
2015.08.27 Thursday
非遺伝子組み換えコーン 『有精卵』
私の開発商品に、『 カタラーナ 』って、アイスクリームがある。
これは、めっぽう評判がいい。
その評判の素は、レシピにあるのではない。
原材料にある。
原材料は、卵と、牛乳と、生クリームと、砂糖と、水飴と、シナモンと、バニラと、しかない。
牛乳・生クリームは、タカナシ乳業の製品で何処にでもある。
砂糖は、甜菜グラニュー糖で、これも何処にでもあり、後の原料は云うに及ばず。
誰の twitter か分からないが、『 アルファーのカタラーナって、本当に美味しいよね 』
って、つぶやかれていたが、この『 本当に 』って文字に、
神の存在を説明できないのと同じような、
説明できないほどの美味しさ、
が、あると感じられた形跡がある。
そうすると、美味しさのみなもとは、さとうファームの卵に由来するとしか言いようがない。
その由来のさとうファームの有精卵に、実は説明できないエネルギーが入っているのだが、
説明できなくもないが、説明すると、今日は出勤できなくなるから、ただ、『 ある 』とだけ。
どちみち『 ある 』と言われて、『 ある 』と信じられない人には、説明のしようも無いのだが・・・。
むかし、『 信じる 』ということについて、じょうずに説明している文に出会った。
その文曰く
『 この世は、信じる事で始まっている。だって、そうだろう。
あなたのお母さんは、あなたが自分の子供である事は、分かっているが、
あなたは、お母さんから生まれた事実を知らないだろう。
にもかかわらず、そのひとをお母さんと思っているのは、信じてるにすぎないんだよ。 』
こんなくだりだったと思う。
信じるに足りる事実の積み重ねを感じているに過ぎない事が分かれば、
感じる事の大切さがよく解る。
が、この感じるってのは実にいい加減で、たまには頭を使って検証した方が良い気がするから、
ややこしい。
2015.08.26 Wednesday
非遺伝子組み換えコーン 【有精卵】
当社最初の商材で、今は隅に追いやられている商材。
その商材を、ひょんなことで、もう一度、掘り起こしをする事になった。
この画像を撮る時、手を滑らせて、床に一個、落としてしまった。
床は、カーペットなので、思わず声が出てしまったが、
よくよく見ると、不思議と、殻が真半分に割れて、上向いている殻に黄身が、ちょこんと乗っていた。
『 うん、これは・・・・ 』
手がスゥーと伸びて、親指と人差し指で、殻を挟んで、そのまま口元へ。
『 美味い 』 忘れてた、この味。
この卵の味は、言葉では説明できない。
最大のポイントは、『 生体エルネギー 』
この意味は、感じる事をしない人ほど、否定したがる不思議なエネルギー。
まだ、炭の持つ浄化力の方が、みんな馴染みがあるのか、受け入れている人の方が多い。
まだ、水道水がさほど普及していない時代、井戸水のカルキ抜きに、棕櫚の皮や、
砂利や、炭やを樽に層にして、浄水装置を作って、使っていた。
私の育った実家にも、井戸から、その樽に、手動のポンプで水を吸い上げ、樽の下の口から、出していた。
これは、多孔質に代表されるように、科学と名のつく以前の先人の経験則と知恵から成る技で成り立っていた。
ここに、言葉では表せない、力を感じていて、それがひとつには、
『 風水 』というものに体系づけられていたように思う。
時の権力者はみんな、この風水に基づいて、都を築いていた。
どうも、徳川は、この『 気 』というものに重きをおいてとらえ、それを利用していたような気がする。
それが良きにつけ、そうでないにつけ、280年も権力を維持できた最大の秘訣だったのではないかと思う。
もっとも、単純なところでは、『 ひとの気持をコントロール 』する事に長けていたようなもんだ。
ちから・エネルギー は、その利用する目的によって、質が変わるが、
ちょうど、『 お金は、稼ぎ方で値打ちが決まるのではなく、使い方で値打ちが決まる 』ようなもんだ。
この卵の話は、10日書いても欠き尽くせないほどの値打ちが詰まっている。
いまから、松本までひとり、車で日帰りしてくる。
どうか、パトカーに乗っている皆さん、何卒おめこぼしを・・・。
2015.08.25 Tuesday
変更
心配していた、長崎の森さんとこは、みんな無事だったようだ。
第一声、元気な声を聞けたので、安心した。
土曜の夜に帰って、日曜は朝から会社に出た。
土曜日にスタッフで、机や什器の移動をしてくれていたので、
電気の配線や、LANの配線をした。
息子二人は、LANの配線を知らないので、自分でやっているのだが、
あの二人は、いつまで、「 分からないで 」済ますつもりなんだろう。
分からないなら、分からなきゃいけないと思わないんだろか。
とか、思いながらやっていると、出来た頃に、「 進んでるかあ 」と兄貴の方がやって来た。
「 パソコンは全部、中澤さんが確認したから、プリンターの確認を全部してくれ 」
「 あいよ 」
「 ぜんぶ、今まで通りだてきたから大丈夫だ 」
との事で、なんとか、無事終了させる事が出来た。
けっきょく、夕方6時まで、掛かって、お客さんを迎えられる状態までこぎ着けた。
来月、二人スタッフが増えるので、こちらの部屋では机が増やせられないので、
柱の無い、隣りの部屋に移動させた。
本当は、まだ一緒の部屋で、一部始終を聞いて、対応を指導してやった方が良い段階だが、
まあ、これも成り行きで、自分らで判断の基準を上げて行かせるしかない。
それで、朝礼の話に、「 うちは、サービス業なんだ 」と言っておいた。
さあ、どこまで染みこんだだろうか。
2015.08.23 Sunday
凄い会社だ
今から、『 硝酸態窒素の残留値 』という課題に取り組まれる会社に、
お手伝いに行く事になって、中澤と営業を担当させてもらってる有安と、三人で先月、行ってきた。
アグリフードEXPO の初日、開場間もなくの頃、北海道エリアで、五名ほどで来られている姿に出会った。
社長も来られていた。
ところが、午後一番くらいの時、確か東北エリアと関東エリアの境辺りで見かけた。
このスピードから思えば、すべてのブースを徹底して訪問しておられる事が想像できた。
これは、凄い会社だと思って、びっくりした。
近畿のうちのブースには、来られなかったので、不思議に思っていたら、
翌日、私の留守中に、「 二人来られた 」とうちの顧問が言うので、
『 そうか、三人は帰られて、お二人で全部回られるのだ 』と思っていた。
そしたら、終了して、会場を引き上げる時、バス乗り場でまた出会った。
五人全員居られて、びっくりした。
全員で、全部のブースを、丸二日掛けて見てまわられたんだ。
私が、「 今からバスで空港ですか 」と問うと、「 いや、ふんぱして品川までタクシーで・・ 」
と仰っていた。
『 えっ、タクシーって何処にいるの 』と思ったら、目の前に何台も停まっていた。
なんだ と思い、私もそのままタクシーで羽田まで戻ったが、
この『 ふんぱつして 』って、言葉にすごい努力をされていることが伝わってきた。
画像の硝酸態窒素の残留値測定の勉強会を、青果スタッフだけではなく、
店長さんや、青果の主任さんだけではなく、青果スタッフみんなが勉強させてほしいとの申し出で、
あと、二回この勉強会のお手伝いをする事になっていて、最後は社長も参加されるということだった。
社長とお話させて頂きたくて、会談をお願いすると、快く時間を空けて頂いた様子で、たのしみが増えた。
自分を役立てる事が出来るなら、何でもするつもりだが、本当に役立ててもらえるならこれ以上の事はない。
この熱心さを支えているのは、何か、を知りたくて、
知れば必ず、勉強になると思い、無理を言って私の都合で時間を取って頂いた。