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2016.06.30 Thursday

恋するマロン

 

 

 

 

 ターミナルで仕事をしていると、大きなトラックが入ってきた。

 

 

 

市場を行き交うトラックなのかな、宮崎からまとまった荷物が入ってくると、いつもこんなサイズのトラック。

 

 

 

彼は、ほんとうに腕を上げた。

 

今の南瓜の最初の関門は、粉質感をどれだけ出せるか。 

 

 つまり、デンプン質の含有量をどこまで高く出来るかにある。

 

 

それが出来るようになると、今度は、そのデンプンの味という課題が出てくる。

 

 

実は、このデンプン質の味が、甘み、という物差しに置き換えられてしまうが、これは間違い。

 

何でもかんでも、甘けれゃいい、何てことはなく、甘くなくても美味しいと感じる味が出てくれば、ひとの心はつかめる。 

  

 

 

この、ひとの心をつかむ為には、澱粉の細胞が、細かさという尺度である程度測れるように思い始めた。

 

 

 

肌理やかな心づくしが、結局ひとの心をつかみ、南瓜の味を高めるという双方向の関係にあるような気がする。

 

 

 

 

で、この南瓜の農家、今日は能登半島の先の先まで、能登半島の恋するマロン農家まで行ってくれる。

 

 

ぴっくりするくらいありがたいことだ。 

 

 

ありえない。

 

 

あり得ないから、ありがたいという言葉になるかどうかは知らないが、

 

 

私が、今年初めて、恋するマロンの栽培をお願いしている能登半島の方が、先日訪問すれば、上手くいっていなかった。

 

大阪に戻って、早速カネコ種苗のブリーダーに連絡したが、彼は沖縄に行っていて、

 

沖縄に私の為の恋するマロンを、農家を説得して栽培依頼をしてきたと言っていた。

 

 

宮崎の彼に連絡すると、彼は、 「 それなら、栽培している間に私が行ってみて来ましょうか 」 と、

 

そんなことを、誰が言ってくれる。

 

 

都城から、宮崎空港まで車で走り、羽田に飛び、羽田から能登の空港まで飛ぶという。

 

羽田を8:55に出れば、9:55に着く。

 

戻りの飛行機が、16:30に出るので、それに乗れば17:35に羽田まで戻れる。

 

それなら、確かに、朝早く出て、夜遅く戻る事は可能だ。

 

 

COMMUNITY という世界観を標榜して生きているが、

 

ひとは、何によって突き動かされて生きていくのか、その先に何が待っているのか、そんな事は分からない。 

  

 

 

 

農業における COMMUNITY の 和 と、スーパーマーケットを中心とした COMMUNITY の 和 とが、

 

重なり合うところに、 COMMUNITY & FRIEND という世界観を、 

 

 見出す事が出来るなら、

 

 

この世は、そう捨てたもんでもなく、

 

心の底から、 満足 を得られるかもしれない。

 

 

また、生きてる間は言う事を聞かなければいけない人が、出来てしまったではないか。 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.06.29 Wednesday

黄金桃

 

 

 

 

 

 

 今シーズンは、普段からフルーツに取り組んで頂いている、

 

極一部の限られたお客さんのみに、残念ながら御案内とさせて頂いている。

  

 もちろん、シーズン通して農薬化学肥料不使用の特別栽培である。 

 

 

この地域は、『 荒川の桃 』 としてもブランド産地だが、『 平核無柿 』 のブランド地域でもある。 

  

 

この柿は、今まで大して出荷をして来なかったが、ここ数年世話を続けて来て、良くなってきたので、

 

「 吉田さんが全部取ってくれるなら、頑張って袋掛けして、脱渋する 」 と言うので、「 いいよ 」 と言ってきた。

 

 

5万個くらいあるという。 

 

 

簡単に言うけど、とんでもない量だ。 

 

もっとも、一年間世話をして来て、一瞬の間の出荷だからそれゃそうだが、

 

 

僅か一反そこそこの園地で、5万個とは想像を絶する量だ。

  

野菜農家が聞けば、 「 やっぱり、果樹の方がいいかな 」 と思うかもしれない。 

 

コストのほとんどが人件費だから、分からなくもないが、こうして人が誰も遣らない栽培をすれば、 

  

お金を生み出す術は、田舎ほど、まだまだあるのかも知れない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな、葉っぱ、なかなか作れるものではない。

 

 

 

 

 

 

 

同じ歳の彼は、ひざが痛いというのに、 「 しゃがんでくれ 」 と頼むと、苦しそうながら応えてくれた。 

  

  

アムステルダムで、たこ焼き屋に飽きたら、帰って来て、彼の手伝いでもするか。  

  

 

  

 

 

2016.06.28 Tuesday

朝の会話

 

 

 

 

 

The way we were

 

 

 

 

 

 

2016.06.27 Monday

かみさまわたくしに

 

 

 

 

 

今の車に不満はないけれど、小さくて速い車が欲しい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.06.26 Sunday

あれっ

 

 

 

 

ここんとこ、鳴りを潜めてくれていた鼻炎が、ぶり返してきた。

 

富山に行って、夜に金沢に移動して、そこから鼻水が止まらなくなってしまい、

 

せっかくの御飯を御馳走になっている時も、鼻をかんでいるか、ご飯を食べているか、もう大変な騒ぎだった。

 

 

二日目は、朝から頭痛がひどく、頭痛薬がカバンに入っていないか、二度も探したが入っていなくて、

 

宿の方に聞いてみたが、風邪薬と胃もたれの薬、怪我の塗り薬しか無くて、礼を言って諦めた。

 

 

走っているのは、能登半島の山の中なので、ドラッグストアーなど気の効いた店も見当たらず。

 

 

 

金沢まで、2時間ほどバスに乗ったが、ずうと眠っていた。

 

 

久し振りにサンダーバードに乗って、京都まで戻って来た。

 

いつも、目が覚めるのと、この辺りの風景。

 

 

堅田 くらいだろうかと思って外を眺めると、決まって琵琶湖大橋が出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.06.25 Saturday

水茄子

 

 

 

 

 

 

 

野菜作りは素人だと言っていた。

 

 

 

なかなか、センスのいい二人連れだった。

 

 

 

 

 

男性の方は、東京で出会い、私の話を聞いてくれて、それで女性に 「 面白い話だったよ 」 と、

 

聞いたのでと、高知で私が話をするからと、わざわざどこからか知らないが出掛けてくれて、そこで出会った。

 

 

 

茄子を作っていると聞いたので、お付き合いしましょうよという事になった。

 

 

そしたら、大阪に用事があるからと、そのついでにわざわざ会社に寄ってくれて、茄子が目の前に登場した。

 

 

 

どのように販売するかは、小売りの方たちに任せる事にして、私たちは出来るだけ何もしない事が良い事だと思った。

 

 

「 野菜に勝るデザインはない 」 と、むかし関西スーパーの青果課長さんの言葉を久し振りに思い出した。

  

 

 

本人たちが言うように、茄子の味のするズッキーニのような感じで、

 

 

彼、彼女は、どう食べればいいんだと聞いても、お前らは日本人かというような、

 

 

メニューばっかりを言い、果ては 「 バーニャカウダ 」 と言う。

 

 

 

 とまと箱のような箱を作って、そのまま店に積めば、売り場になるような箱にしてと頼んでおいた。

 

 

 

画像のロゴが、彼がやっている、なんだったけな、まあ、その何かのロゴには違いない。

 

 

 

 

どう見ても、MOUNTAIN と読めてしまうのだが、

 

 

満天 という言葉に、彼、彼女はこだわりを見せている。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.06.23 Thursday

商売とは何ぞ

 

 

 

 

 

 

つい最近、高知の窪川というところに行った時、同じような複合施設としてのスーパーマーケットを見た。

 

昨日、富山県の滑川市に行った。

 

 

同じような街で、どちらも私よりも年配の方が、お店に大勢いた。

 

 

 

置かれている状況は、変わらないが、店の勢いはまったく違う。

 

何故かは、はっきりしている。

 

片方は、もう店主が店を半ば諦めている。

 

片方は、それでも活路を見出し、その活路を邁進しようとしている。

 

 

 

丸もの魚の売り場に、お手拭用の布巾が置いてある。

 

ということは、手に取れということか。

  

 

 

今年、社長と知り合ったはいいが、ほどもなく、あの世に召されて逝ってしまった。

 

 

とても受け入れられる事ではない。

 

 

私にとっては、大きなイベントだった90分のステージの前々日の出来事だった。

 

以来、ふた月と少し、片時も忘れる事は無く、自分の中でかたをつけに行ってきた。

 

 

 

迎えてくれた奥さんで、引き継いで就任した社長が、

 

葬式を出すどころか、お寺さんも呼ばず、法事もしていないので、

  

吉田さんが来てくれたことで、パパを偲ぶ会をしようと食事を用意しているので、

  

 と、勝手に逝ってしまった彼の補佐役の女性と、両店の青果担当の方、葛島さんと田村さんと、

 

五人で懐石屋さんで、昼食を一緒にし、どんな社長だったのか、これからどうしようと社長はしていたのか、

 

情けない奴だと私が揶揄すると、奥さんもその通り、私がベッドを離れている隙に・・・と、

 

最後まで、情けない奴だったと、悔しさを覗かせたり、だから、残ったみんなで今後どうしてけばいいか、

 

等々、沢山の話をした。

 

 

 

なんとか、役に立てれば。 

 

 

 

 

2016.06.22 Wednesday

しじみの味噌汁

 

 

 

 

 

 

最近は、ターミナルに出勤しているので、にらの箱をよく見る。

 

いつも、日通さんが運んで来てくれる。

 

 

おとなしそうなお兄さんで、カゴ車に積んで冷蔵庫に運んでくれる。

 

梅雨の真ん中にあって、どんな品質になっているか、箱ごと見ていなかったので開けた。

 

 

画像の最下部を見てほしい。

 

ぶっとい茎が並んでいる。

 

この、ぷっとい部分を、しがしがと、噛んでみると、

 

甘いだけじゃなくて、ほんとうに美味いエキスが出てくる。

 

森さんのお父さんの好晴さんと、このエキスで何か加工品が出来ないかと考えていた時期が懐かしい。

 

もう、18年も前の事になってしまった。

 

そういえば、昨日は 夏至  だった。

 

もう、夏至 だって、信じられない速さで日が過ぎていく。

 

もう、夏至 だ。

 

 

 

 

 

 

 

こちらは、しじみの味噌汁。

 

久し振りに、食卓に登場した。

 

味噌汁では、このしじみの味噌汁が、いちばん好きだ。

 

ところが、歴代の嫁さんは、だれもしじみの味噌汁を作ってくれなかった。

 

だから、言いもしなかったが、何を思ったか、最後の嫁さんは、偶然なのか何なのか、

 

好きだというと、私も好きだという。

 

 

 

琵琶湖の育ちなので、水泳場に連れて行ってくれた親父は、泳がないで、

 

ひたすら、足で砂を、こいこいして、しじみを探り、獲っていた。

 

ということは、親父も好きだったんだろうな。

 

 

 

東京で、仲間と暮らしている頃、しじみの味噌汁を美味しく作る事を競っていた。

 

しじみの味を色濃く出す為には、味噌は隠し味程度のうすさで、ポイントは塩加減にある。

 

ちょっと、手を掛ける奴は、ネギを刻んで乗せていた。

 

 

 

 

 

 

2016.06.21 Tuesday

ドミナント展開

 

  

宮崎県の古くから南瓜栽培で名を馳せた地域。

 

 海に近い地域で、霜が降りなくて、潮風も当る。

 

 

土は、霧島か阿蘇かは知らないが、黒ぼくの粒子の細かい土。

 

  

南瓜は、各葉節から葉が転ばないように掴るための、触手のようなほそ〜い蔓が出る。

 

この蔓の先端を食べると、その南瓜の味が大体分かると教えてくれた農家。 

 

 

私より少し年下のみんなの、親父世代がこの地域で南瓜作りを始めたという事だった。 

 

 

農業は、家内産業だから、その家系に伝わる栽培技術で味と経営が決まる。

 

ここまでは、それでいい。 

 

 

問題はその先。

 

 

農業は、地域の事だから、地域で味と経営が確立していかないと短命で終わる。

 

そうじゃなかったら、農協の出番になって、あまり農家にとって良い事にはなって行かない。 

 

 

このひとつ地域で、農業における共同性が生まれるか生まれないかは、その地域で上手い家ってのは必ずあるが、

 

その家の考え方が、技術を地域で共有するかしないかによって、強くなるか弱いままかに分かれる。

 

高校を卒業したころ、月刊誌で 『 地域 』 って雑誌があったように思うが、

 

この地域って言葉が、その頃から私の頭の片隅に残っている。 

 

 

今は、 『 地域 』  なんて言葉は流行らず、【 community 】 かな。

 

一時期、LAWSON が、街のホットステーションを目指していた時期があったけど、いいセンスをしていると思っていた。

 

今は、もう少し生活に置く深く根ざす、COMMUNITY CENTER を、スーパーマーケットが標榜する時代になった。

 

 

自分にとっては、20年前の思いつきだが、だから郵便局をスーパーの中に誘致してほしかった。

 

関西スーパーさんに、その事を提案しろと当時の営業に言っていたが、そういうのは自分の役目だったんだろうな。 

 

この スーパーマーケットが形成する COMMUNITY CENTER は、必ずその地域に下支えする、

 

農家の COMMUNITY が、必要になるが、今は残念ながら 『 地場野菜 』 程度で終わっていて、

その地場野菜も、販売する為だけの商売になってしまっているから、日本には、

「 有機農産物は、普及しない 」 ということになってしまう。

 

そうじゃなく、有機農産物を 「 売る 」 「 買う 」 という事は、

 

COMMUNITY という事は、

 

大人が地域を守り育てるという事で、決して子供に安心安全な食べ物を・・なんてちゃちなことではない。

   

スーパーマーケットが、amazon に勝つ唯一の戦略はここにあると思うのだが、

 

だれも、本気にしないというか、自分もこうして解説者程度にここで宣っているだけだから、一向に埒が明かない。

 

 

美味しい南瓜を売るって言う事は、このための戦術なのだが、DOMINANTO 展開っていう戦略の根底は、

 

まぎれもなく、ここにあるとおもう。

 

 

 

 

 

2016.06.20 Monday

メロンパンとシナモンロール

 

 

 

 

 

 

この土曜・日曜日で、焼いてくれたパン。

 

 

このシナモンロールというパンは、実は大好きなパンで、

 

伊丹空港のアンデルセンに行くと、いつも食べているパンで、このロール状をほどくようにして食べる。

 

 

もう、この小麦は、どこどこ産のなんていう品種で、どこから買った、という事も話題にならなくなった。

 

 

 

ただ、家庭用のパン焼き機は、忙しい人間にとっては、とてつもなく便利な道具で、

炊飯器と同様、時間を短縮して、食べたいものを食べさせてくれる画期的な道具で、発明した人には感謝する。

 

 

メロンパンというよりは、 『 サンライズ 』 って名前で親しんでいたが、

sun rise なんて英語を知らなかった頃の話で、格子状に筋が入っている様子が楽しかった。 

 

 いつの頃か、それがひまわりの花をモチーフにしてるんじゃないかと思い始めて、お陽さんと結びついた。

 

 

 

食べ物は、想像力を豊かにする。

 

 

  

 

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