カリィー
辛口と書いてあるけど、辛かった。
拷問のように、辛くて、それでも美味しいので、ひと皿食べた。
その後も、水を飲もうと、ハアーハアーしようと、口のひりひり感は消えず、
ドイツで買ってきたチョコレートを食べたら、なんと治まったので、2日目はチョコレートを入れて煮なおす事にした。
それでも辛そうなので、かつおと昆布だしでも入れて、伸ばせばいいと言っていた。
が、二日目も、焼け石の水のごとく、辛かった。
今朝になって、ブログにアップする為に画像を見たら、10 皿〜15皿と書いてある。
「 さえちゃん、これ一袋全部入れたあ〜 」 と聞くと、「 うん 」 と言う。
最近、論より証拠 という言葉が頭を過ぎるが、今日のための予兆だったんのか。
辛口が、3 倍辛口になっていた。
一年経過
PDCA という組み立ての基本がよく言われるが、先日の関西ペイントの石野社長の言うには、その前の、
OBSERVATION
ANALYSIS
PLAN
DO
CHECK
ACTION
の、観察と分析が大切だとのこと。
まったくその通りで、観察とは情報収集で、この情報を収集するセンスが問題。
ここで、ひとつの世界観がないと、捉え方にブレが出てしまい、その後のPDCAが、ぐるぐる回るだけで、
抜け出せないで、効果が得られない、というような事を言っていた。
昨年、4 月にみなさんの前に立つ時に、ちゃんとした事を伝えたいと、ちょうど見つけたこの映画の 2 画面を基礎にした。
スライドにするには憚りもあったので、やめたが、後にこの時の話を覚えてくれた方が、
『 あの時の映画はなんでした? 』 と聞いてくれた。
たったおひとりでも、その後の会話に活かされたなら、苦労の甲斐があったかも知れない。
それで、その取締役の企業さんに一所懸命になっている。
この映画で、英語の勉強をしようとしたが、残念ながら非常に聞き取りにくい話し方で、
DVD まで買って、英語の台詞を覚えようとしたが、無理だった。
分かっていたが、言葉の壁がこんなに行く手を阻むとは思わなかった。
スピードラーニングでもやるか。
休憩
休憩
本当は、休憩なんてしてる気分じゃないんだけど、
だからこそ、いいのではないかと思うことにしている。
昨日、さるところに運転免許証を60日間の猶予で預けて、困った事に動力付き 2 輪車にも乗れない。
農家にも、迎えに来てくれるところしか行けなくなってしまった。
会社にも、自転車で 10 分くらい掛かる。
自宅でも仕事は出来なくもないが、じっとしてれば体力が回復する、という訳でもないので、この 60 日の旅を楽しむ。
預けた窓口の女性は、期間の長さを申し訳なさそうに言っていたけど、寿司屋の大将のような私は明るい声で、
ふん、ふん、と時折笑い声で、説明を聞いているものだから、事務所の皆さんは、なにやら不思議そうに、
反省してるのか、ってカオを代わる代わる向けてきている気配がするか、絶対的なルールだと疑いもしない人たちに、
虚しくなることは、したくないので、生物多様性だと思い同居する事を覚悟していて、総コストを見積もっていた。
30 万円程度と、見積もってみたがどうだろう。
生姜ミュージアム
でも、面白かった。
沢山の方が、『 写真を撮っていいですか 』 と撮られていた。
どうも、男の人より女の人の方がピンと来るのかも知れません。
おひとり、百貨店のプロモーションMDの方が来られて、ユーザー向けのセットは出来ますかと言っておられた。
分かるような気がする。
価値の方向性を見出されたのであれば、嬉しい限りで、
その方法が一番手っ取り早い可能性はあると思った。
2 年間、自社でやろうとしたけど、何も出来なかったので、やっぱり協力して欲しいと仰ってた企業さんも来られた。
何か、面白い商品はないかと思いまわっておられる方と、
何か面白い事をやっている企業はないかと思ってまわっておられる企業さんとの違いはあったように感じた。
そういう意味では、面白い商品なんて、どこにも無いのかも知れない。
面白ければ、面白いほど飽きが来るのも早いので、常に探し続けなければならず、
そういう商材は、開発・探索から売り場に並ぶまでコストが掛かりすぎて、結局取り戻さぬ内に終わってしまう。
販売より仕入が大切という事は理解できるが、それで、集客することはとても大変な事なのではないかとおもってしまう。
そうすると、仕入代行のような業態が成立する事も分かるような気がする。
通路を歩いておられるひとの姿を見ていても、経営者風の方の姿はほとんど見かけなかったので、
各社、方向性には今のところ困っておられないのか、アグリフードEXPO自体がそういう注目を失ったのかもしれない。
となると、お手軽だけでもなく、出展するイベントを見直す時期なんだとも思うようになって、
秋には、違う展示会に出る計画にしている。
まあ、その前に自分の企業力を上げておく必要のほうが先だが。
さて、今日は門真運転試験場まで、道路交通法違反のお咎めを受けに行く。
Functional Foods
Nourishing という単語より、Functional という単語の方が、英語を使う人たちには、通じるようだ。
これは想像の通りだが、英語圏に近い人たちは、科学と化学の間にそう落差を感じないのだろう。
分析は信じるが、想像力はあまり当てにしない習慣があるのかも知れない。
果たして、狩というのは、どちらが便りになるのだろう。
植物を育てるのに、土は要らない。
分析からすると、
そうなる。
いずれ、水耕栽培からも、
化学的な栄養たっぷりの野菜が採れるようになる。
そしたら、人間も陽の光を浴びなくても、LED照明に照らされていれば、
身体の隅々の機能は、満足に働くだろうか。
ips 細胞から、出来た臓器は、
装置として、
機能するだろうけど、
それなら、インシュリンを注射すれば、
その役目の臓器は、身体は不要とするかもしれない。
そうすると、心の科学は出来ても、心の化学は出来るのだろうか。
脳の化学的な解明が終わるような気がするが、その化学は神経細胞の解明に至る事が出来るのだろうか。
これは、違う方向に進むだろう。
つまり、こころは要らないという方向に行く。
そうすると、みんなが買えば買うほど安くなるというジャパネットの販売方法は使えない。
機能ということは、そういうことだ。
脳の働きには、必ず相反する、矛盾点を上手く内包している。
この矛盾の時々の選択機能を、脳はコントロールしている事になるが、その機能をコンピューター化できるのだろうか。
コンピューターが、コンピューターを作るときに、興味と厭きるの同根の課題を克服できるだろうか。
どうやら、ここらが 命 の根源のような気がする。
果たして、食品販売の生き残る道はあるのだろうか。
パラダイムシフトというのは、ここらの問題に行き着いてしまうような気がする。
仕事の目的は、ひとは仕事によって、どんな満足を得ようとしているのか、分からなくなってきた。
ミュンヘン
実は、一日だけニュルンベルクから、電車で 1 時間ほど、ミュンヘンという街に遊びに行ってきた。
アメリカで見た EATALY という、スーパーとレストランが合体した店で、東京にも進出しているらしいが、
この店が、新しい業態の一角を提案しているのではないかと考えて、勉強しに行く気になった。
今回、何が勉強になったかといえば、見せるセンス、を感じて自分の中に落とし込む事が出来たと思う。
昨日、今日から始まる アグリフードEXPO の出展ブースの設営に行って来た。
テーマは、Nourishing Vegi で、その為の売り場提案と販売方法の構成になっている。
今までのように、やたら商品を見せる事から脱却して、テーマを浮き彫りにするために、
商品は、持って行っている事には変わりないが、あまり陳列することはしないで、
コンピューターの劇的な発達により、今後 10 年先に起こる、エネルギーと食料と医療のパラダイムシフトに向けて、
アルファーは、地域社会に貢献できると考えている事を、スーパーマーケットに如何提案出来るかを模索し、
その皆さんの反応を見たいと考えて、目的は分からないが農林水産省の部長も視察に来るという、
そういう、ブースにしてみた。
作り貯めた、Alphar's Movie の料理動画も、iPad 2 台とパソコンモニターの 3 画面で放映し続ける。
有機の有の字もなく、ただ、陳列している商品に有機の文字があるだけで、ひょっとすると、
なに考えてるんだ、という事になるかも知れない、自己満足のブースに見られてしまう可能性も有る。
ひとつだけ、地域をテーマにした陳列が、スペースの関係で出来なかったが、まあいい。
名刺の裏面も、20 年ぶりに新調した。
それじゃ、行ってこよう。
関西ペイント社長
検索して、日経テレコンという記事への案内です。
いつも、テレビのチャンネルを回していると、出てくる番組で、
極たまにチャンネルをとめる時がある。
昨日、食事の後、いつものように回していて、2 分ほど聞いていたが、
なんと、喋り方の面白い人がいるもんだと そのまま中身を聞いていると、
話の内容のスケールが大きくて、ついつい最後まで見てしまった。
実は、番組のタイトルも放送局も時間帯も知らない。
ただ、少し異色の時事番組で、たしか司会をしている男性は、反町とかいう人だと思う。
舌鋒鋭くというか、切り込み方が興味深いひとだが、その方向に一貫性があるような気がする。
視聴者に立脚点を置き、事の真相と、ではどうすればいいの?という事を直感的に深く引き出せるひとって感じ。
この記事に、何が書いてあるのか読んでいる時間がないので、知らないが、
ひさしぶりに、クレバーな人を見出したような気がする。
途中で、テロップが出て、なんと東大法学部出身で、三菱商事がキャリアのスタートらしい。
世の中には、こういう人がいる。
聞いていて、こっちが気持ちよくなる。
ペイントの安全性に対する質問メールが最後に出てきたが、
その答えにも、日本の塗料メーカーは、全部そこらの安全基準はクリアーしていると、
決して、自社だけの事のようには言わない。
最後に、提言と言うのがあり、予め用意されていたのだと思うが、
謙虚に学び、勇気を以って、変革する
と、言っていた。
PDCA をまわすと言うけれど、その前に、観察して、分析して、という事が肝要と言っていた。
まったく、同感。
観察して、分析して、仮説を立てて、結論を導き出す。
だったかな、大好きな映画、インターステラの一説に出てくる最初の言葉を思い出した。
時代感
パンフと、商品。
足が、棒になり、腰が疼き、それでも、もういいと思えなくて、休憩してはまた会場に挑んできた。
朝、9時から、夕方まで、5 時 6 時に、ホテルに戻ってきて、そのまま何も出来ず、夜中の2時まで眠りこけて。
晩御飯も、2 日食べなかった。
それでも、世界の ORGANIC が集まる会場はすごかった。
何より、世界中から集まっていることが、感激だった。
1977 年の 10 月に、杉並区西荻窪の長本兄弟商会に初出社して以来、まさに 40 年間、
有機・無農薬栽培という言葉と付き合ってきた。
日本の草分け事業体は、今やどこに向かう事も無く、消えてなくなりつつある。
後を継ぐ事業体は、あの当初の共にということも、どこか影を潜め、
まるで、愚民政治を思い起こさせるような、買わせる為の仕掛けに奔走している様に嘆かわしさに寂しさを感じてしまう。
amazon に代表される便利な仕組みは、あくまで時代を捉えた仕組みに過ぎなくて、
経済とは、経世済民だということを、今の時代は知らないのだろうか。
BIOFACH に出展している企業の、何社かは、このことを真剣に考えてる雰囲気が充分にあった。
事業規模を追いかけるより、キューバが世界の分け隔てから解放されることの方がうれしい。
世界の支配層の情報を仕入れているサイトも、キューバから戻って、web 環境の未整備を嘆いていたが、
彼らは、どこにどう、投資をして利を上げるのか考えているのかも知れ無くて、民主化という言葉の裏側が垣間見える。
政治レベルで、開発・投資されていくところに、民間資本が投資されていく仕組みをどの立場で見るかひとつではない。
50 年間、世界中をまわって歌い続けてきた、Stons の、やっと来れたという顔つきにも、共感をもてるが、
確かに、40年や50年は、長いように思うが、わずか40年で、ここまでビジネスの形態は変わる。
Stons のコンサートはいつも、ヒット曲は半分くらいで、後は自分たちが演奏したい曲をやっている。
このキューバのコンサートは、ほとんどがヒットした曲で綴られていて、その分、自分たちがこのコンサートで、
何がしたかったのかが、余計に浮き彫りにされていた。
どうしようもなくて、食糧品屋みたいなことをしているが、世界について考えたくて、考えている人と、
同じ時間と場所を共有したくて、次々と、出来る事を増やして、新しいことに挑戦しては、レベルを上げてきた。
ほんとうに、役に立てているかどうかは、みんなが決める事だから、自己評価は無いが、
使える、と言ってもらえれば、それで充分で、また磨きをかける動機になる。
どんどんと、科学が発達してきて、食べ物から得られる栄養を凌ぐ、摂取の行き着く先を、
ちゃんと提示しないと、40 年もやってきて、苦労が水の泡になる。
今週は、4 度目になるアグリフードEXOPに出展をする。
変わらぬ価値を、積み上げて、生きたい。
食べ物の持っている栄養素という科学的な性質と、陰陽から見る性質を如何に摂取するかの二面性を、
【 滋養 】という言葉に集約して、この考え方こそが、40 年間を支えてきた考え方、捉えかたを、
販売していく提案では無くて、普及していく仕組みをこの間追いかけている。
コンピューティングの発達と、分析医学の発展が相まって、近い将来、肉体的な健康状態は、
信じられない、健康寿命を人間は手に入れるような気がする。
その時にこそ、この陰陽としての捉え方が、カギになる気がしていて、
それが、30 年前に聞いた、Community & Friend という世界観に立脚している。
このことが、浮き彫りにされる出展にしようと、策を練っている。
BIOFACH 雑感
結局、二日間、朝 9:00 から 夕方の 16:00 過ぎまで、歩き通しでした。
よくもまあ、これだけの有機食品と、人がいるものだと感心しながら、
半ば呆れる二日間でしたが、考える事も、それだけ沢山有りました。
ここは、中庭の一角で、この中庭だけでも、野球のグランドが 4 面くらいは取れそうです。
それを囲むように、会場が 12 に分かれ、アグリフードが 12 ほど同時に行われているようなものです。
二日目の、昼頃には会場が歩けないほどのひとでごった返し、たまらず休憩に中庭に出てきても、
この中庭も、同じ状態で、それぞれを見ると、世界中の人種が集まっているので、更に驚きです。
北欧が集まっているエリアは、ブースの中も、通路も、男も女も 2 m前後の身長ばかりで、相変わらず嫌になる。
ただ、そんなに高級な服に身を包んでいる訳ではなくて、みんな カッコイイ、 それぞれお洒落を楽しんでいて、
お金だけ追いかけるのではなくて、普段から、楽しそうに暮らしている様子が、よく分かります。
バランスが良くないだけで、これじゃ世界中に食料品が有り余っている状態だということは、理解に難しくありません。
どういうことかと言えば、この世界では先進的に除草剤を無くそうとしているらしいということを感じました。
きっかけは、ネオニコチノイド系の殺虫剤だろうと思います。
もちろん、私見ですが、この農薬を使わない理由が、蜂の減少にあるようですが、
この因果関係は、どうしても納得がいきません。
なんども、ここに書いているように、小豆島の私のいる地域は、人里離れて農薬とは無縁ですが、
蜂は激減しています。
蜂が減っている事は、もっと別な要因がありそうに思っています。
もっとも、だからネオニコチノイド系の農薬を使ってもいいと思っている訳では有りませんが。
で、この除草装置、私が出くわした限り 2 社が出展していました。
どちらも原理は同じように思いました。
トラクターに引っ張らせるのですが、この画像は、馬に引っ張らせる代物でした。
きっかけはともあれ、除草剤が地球上で減ることはいい事だと思います。
案外、こういうことを考えず、単にネオニコチノイド農薬を悪者にしているだけではなく、
それじゃ、自分で除草を出来る範囲で、何人の方の青果物を生産できて、それで農業が成立するかと言うと、
それは、自分の役どころではないという声が返ってきそうだが、こうして機械除草が可能になるアタッチメントが、
出来て初めて、一貫した有機的な事となり、社会に浸透していくことが正しいと感じる。
アルファーの農家さんでは、沖永良部島で、まもなく出荷されてくる上村ファームさんが、昨年導入した装置が下の画像。
私が知り合った頃は、【けずっ太郎】という除草鍬で除草をしていた。
あの頃と今では、耕作面積も 10 倍以上になっていて、おかげさまで毎年絶品の新じゃがを、
無農薬で栽培してくれている。
この農家と、北の無限樹さんは、機械が好きそうで、実は同じ系統の美味しさがある。
何も足さない、何も引かない、という味。
どちらも、特別なことはしていないよ と口をそろえる。
おもしろいなあ、と思う。
で、最近よく出てくる、USDA 米国農務省という感じかな。
The World Highest Standards for Quality,Safety,Tracability, And Integrity.
U.S. ORGANIC SALES ARE GROWING BY DOUBLE DIGITS ANNUALLY.
右のおっちゃん、知らない動物を見る目で見てるのが可笑しいが、
倍々ゲームで増えているというのも、納得できそうな気がする。
安心とか安全とかじゃなくて、ひとが普通に暮らしていけば、ORGANIC になるよって感じかな。
街に住む NATURALIST なのかも知れないが、身体の健康だけを目的にしていないから、こころが縛られる事も無く、
みんな大らかで、冗談が通じやすい。
今回、興味深かったのは、意外とタイランドとフランスだった。
特に、タイランドは西洋人が、タイの食材をビジネスにしようとしている点は、始めて知った。
MEET THE BISCUIT
VEGAN ってのが大流行。
この言葉を教えてくれたのも、千葉社長だった。
その時の説明してもらった印象が、過激なベジタリアンって感じだった。
そもそも、ベジタリアンってのは、ある程度のところで妥協しているいい加減さだって思っていたから、納得した。
本当に、動物性たんぱく質が人間の身体に不要なのかどうかは分からないが、個別の身体には不思議ではない。
でも、このブースは確かにビーガンって書いてあったけど、それはさほど重要でもなさそう。
それより、ローカルでオーガニックな暮らしで、ビスケットって感じかな。
あえて、輸入しなくても、日本で作れそうな気もする。