上海セミナー 2上海 -2
中国の果物は、前回の北京同様とても美味しい。
どうして美味しいのか。
それは物流などの問題ではなく、農家がちゃんと完熟してから収穫をしているから。
つまり、果物に対して民度が高いという事だろうと思う。
美味しくなければ、果物じゃないどころか、食べ物じゃないと思っている。
ところが、何も果物に限ったことでは無い。
菜っ葉だって美味しい。
北京でとても美味しい四葉胡瓜に出会った。
どれも、農業テクニックの問題ではなく、完熟で収穫するか否かの単純なこと。
これは、食い道楽中国の面目躍如。
これは何というスーパーだったか分からないが、とても高級な商品ばかりを集めて、
分かりやすく、しかも上の画像からも分かるように、商品にちゃんとスポットライトを当てている。
画像は、横から撮っているが、左の正面が明るく見やすいようになっている。
しかも、それぞれイチオシの商品には有人の試食サンプルが出ている。
いくら、言葉が通じないからって、黙って爪楊枝を取って、突き刺して食べて、
物も言わないどころか、商品もろくに見ないで、去っていく。
それはないだろうと思う。
言葉なんか通じなくても、会話まで行かなくても充分こころは通じ合える。
『 美味い 』って言うには、にこっと笑えばすむし、
『 もうひとつ 』 だと思えば、首を傾げれば伝わる。
無人の試食はあまり手が出ないが、人がいてくれれば安心して手を出す事が出来る。
どうか、人件費がどうのと下世話なことは言わないでほしい。
これだけ高価格の品物を売る力を得られれば、
逆に、そこまでやれば高い商品を売る力を得るのかもしれない。
一番入り口においてあった。
ポメロって、名前らしい。
タイランドの名物果物で、今が旬の終わり頃だと言う。
文旦と小夏のいいとこ取りのような味と食感で、程よくジューシィー。
1/4 の切り売りで、剥いて画像のように食べやすくトレイに盛られていたので、部屋で喉の渇きを癒すために買ってきた。
29元だったように思うので、日本円で500円くらいかな。
ひと玉なら2千円位することになる。
高い輸入フルーツで、日本ならスイカ1個分くらいかな。
美味しかったら、売れるらしい。
これは、先の食い道楽と同じだが、日本と違って『 食べ物にお金を惜しまず 』ってところかもしれない。
いくら国土が広く、人口が多いといっても、商圏に住める人数は同じだと思うので、
そのように考えると、やっぱり大都会で縦に住まいが伸びて、地表面積辺りの密度では違うのかな。
かつてバブル期の日本のように、高品質・高価格のお店が成立していて、今後はどうなるのかわからない。
まあ、未だ纏めに入る段階では無いので、もう少し、見ていくことにしたいが、
ひとついえる事は、このセミナーすごいということ。
まったく、いい勉強になる。
上海セミナー 2
相変わらず、食べるのはこういうカットフルーツ。
これ、バイキングのようになっていて、買い方はよく分からなかったが、とにかく目方いくらかなと思い、
食べられる量を備え付けのカップに、入れて店の従業員さんに渡した。
何やら、中国語で言ってくれているが、わからない。
何が、不足なのかなとおもっていると、
親切なその従業員さんは、
バイキングの売り場まで持って行って、
着くと、目でこれとこれでいいか と聞かれて、諾と頷くと、さっさと入れてくれた。
どうも、入るだけ入れて 2.99元 日本円で約450円。
だから、この従業員さんは、『 代金一緒だから勿体無いでしょう 』 とのことだった。
性悪説だと聞いていたけど、そんなことはない、性善説だ。
事の大小はあるかもしれないけれど、この心根に接すると、その内、事の大小の基準が上がっていくと、
すべてに、優しい心根が発揮されるようになれば、この国も偉大な国になるに違いない。
何故か、日本は中国を馬鹿にするというか、軽く見がちな気がするが、
そんなことは、日本はちょんまげを結ってんだろうって程度の話しに過ぎないような気がする。
これは、4枚のシールから成り立っている。
ということは、個性豊かな表情を創出できる事になるのだが、
どれも、一番バランスの良いところに収まっていた。
着ている洋服は個性豊かなので、そのうちこういうシール貼りも、遊びが取り入れられるかも。
麻 玄牝
この墨は、2〜3年前に開発中だと聞いていた。
曰く『 うちの社長が、麻で墨を作っている 』 と。
その時は、単に文字通り、麻で墨を作っているんだ、それならほしいという程度だった。
で、出来るのを楽しみにしていた。
で、『 出来た 』 と聞いた。
早速、調べてみた。
とんでもない代物だった。
畏れ多くて、とてもお金をポンと出して、『 はいっ、下さい 』 と言えるような、
そんな飴玉を買うような、軽々しいことでは済まぬ佇まいをしていた。
ひとには、「 分 」という定められた理があり、これが鍛えられない限りは、高まる事は無い。
「 分 」を弁えず手にした者は、五体が粉々に砕け散ると事の本で読んだ。
だから、忘れる事にしていた。
今回の北海道の旅で、最後にこの墨を作った夫妻の農場に行く段取りだとは聞いていた。
別に、初めてではない。
過去、二度ほどお邪魔している。
私にとっては好きな場所。
ちょうど、畑に着いたとき、草刈のエンジン音と草をワイヤーで切る音が聞こえていた。
音を聞けば、如何ほどの腕前か分かる。
すぐに、本人だと分かっていて、茄子と胡瓜が植わっているハウスを通り抜け、
後ろに立つと、12時のチャイムが聞こえた。
来てから、お昼を一緒にする予定だと聞いた。
へぇ〜、珍しい事もあるもんだと、ちょうどお腹も空いてきたし御相伴に預かるかと思っていると、
着替えをした奥さんが向こうから歩いてきた。
あれっ、どこか食べに行くんだと理解した。
デイリースポーツの社長がワイナリーハウスと宿泊施設を建てていて、
下世話な事だが、なんと宿泊は6万円だといい、アルファーさんも次回はここに宿泊されて・・
と言うので、分かりました、『 まほろば 』持ちでそうしましょうと、この頃は事態を知らず軽口を聞いていた。
其処から少し車で更に走り、着いたところも先ほどと似たり寄ったりのレストランで、
『どちらの席がいいですか』と聞かれたが、席から見える風景は、趣を異にしているもののどちらも、仁木の清んだ景色だった。
席に着くやいなや、主人がさっと手提げの紙袋を差し出してくれた。
差し出された瞬間、事態を把握した。
中を見ずとも中は分かった。
チラッと中を見た。
思い通りの品が入っていた。
手にしたら五体が砕け散ると、未だ困ると思い、逃げるように足元に置いてしまった。
主人は、予期せぬ反応だったらしく、途惑われて、想像されて、
『 すでにかってもらってるのか 』 と大橋さんに訪ねられた。
大橋さんは、私の反応の一部始終をよく理解されていて、『 いいえ 』 とだけ応えられた。
物も言えなくなり、言っても暫くしどろもどろで、何を言っても話しに成らなくて、何を言ったかも覚えていない。
昔、那智大社の門前道で、昭和天皇も訪れたというすずり屋さんで起こった出来事を話ししようとしたが、
話しが遠く、その前の熊野大社の元の場所のエネルギーの石の話しで、すずりや、
力のある黒曜石の話しにまでは、まったく行き着かなかった。
ましてや、食べるなどと形而下の事柄はどうでもよく、まったく食は進まなかった。
ともかくも、成り行きで手元にやってくるのはいいらしい。
北海道への旅
先週末、三日間北海道へ行って来た。
伊丹空港で、何をしているか分からないので、念の為久しぶりにフライト2時間前に家を出た。
案の定、意味の無い車線規制をしていて、そこに30人くらいの警察官が2列縦隊に並んでいた。
並んでいたが、ただゲバ棒のような長い棒を持って何もすることなく通る車を見ることも無く、
ただ、並んで緊張感の無い顔をしていた。
きっと、検問の予行演習でもしていたのだろう。
ひょっとすれば検問が始まっているかもしれないと思い、早く出たのだが、さすがに無駄な心配だったようだ。
チェックインの機械では、乗り継ぎ便のチェックインまでしてくれなくて、
仕方がなく、JALの職員さんに聞くと、ただ『出ないんだったら窓口に行って下さい』と言われた。
それゃ正解だが、何ともはや、ごめんなさいというしかなかった。
で、窓口で、『 ・・・・出ないので、乗り継ぎ先から千歳へ返って来るまでのチェックインをしてほしい 』
と、確かに言った。
『 カードを出しますか? 』 とも聞いた。
どちらも返答が無かった。
返答が無かったので、そのままにしていた。
そうすると、状況が把握できたのか、『 カードを出してください 』 と言われた。
で、出して渡した。
出てきたのは、乗り継いで目的地までのチケットだけだった。
『 戻りのチェックインもしてください 』 と言った。
無言だったか、顔には『 アアソウダッタ 』 と書いてあり、
渡された2枚のチケットを返却してというように手を出されたので、戻すと、
その2枚を重ねて、また破り捨てられた。
機械で最初に出たチケットと合わせると、都合3枚のチケットを破って捨てた勘定になる。
ようやく、その日に乗る3枚のチケットが揃った。
会社に精算をするために、金額を調べなおすのも面倒なので、『 領収書をお願いします 』 と言った。
しばらく、何かパソコンと会話されていたが、俄かに少々お待ち下さいと、どこかに行ってしまった。
トイレにでも行ったのかと思うほど戻ってこなかった。
何やら恥ずかしそうに、戻ってきて、印刷された領収書を渡された。
後ろに列は出来ているのだが、ひとり私の横に男性がずうと待っていた。
彼も、『 未だかいな 』 という顔をしていたのは知っていたが、私が彼女に『 ありがとう 』 と言うやいなや、
その彼に『 お待たせしました 』 と言った。
私の、ありがとう への返事はなかった。
余程いぶかしい顔をしていたのかと、サングラスをかけっぱなしだったかと確認したが、かけていなかった。
搭乗口で、最初の便のチケットをスキャンすると、何とも長ったらしい黄色の紙が出てきた。
3便分、全て何の意味もない用紙が出てきて、その中で搭乗口が 102 というナンバーが目に入った。
手荷物検査のお兄さんに、『 この空港にこんな搭乗口、あったっけ 』 と聞くと、長い紙を広げて、
最初の部分を指差して、「 7番です 」 と言って、ニコッと笑ってくれた。
今は、来るたびに変わっている伊丹空港も、中に入ると随分慣れてきた構造で、すんなり歩けた。
さて、千歳空港に着き、2時間近く間があるので一旦外に出て、お昼を食べておこうと、蕎麦屋に入った。
いつも鴨南そばを食べるのだが、プラス 100円出して韃靼そばにしてもらった。
出てきた蕎麦を見て、後悔した。
さて、102番を目指すと、とてつもなく遠い。
そういえば、一番端っこだった事を思い出した。
歩けない振りして、カートに乗せてもらおうかなと思うほど、歩いても、歩いても行き届かない。
途中で、喫煙所があったので、そこで一服休憩した。
掲示板を見ながら、未だか、未だかと思っていると、突然 102 が消えた。
振り返ると、直ぐ後ろにはある。
よく見ると、階段を降りるような雰囲気が分かって、其れを見落としたようだ。
今度の手に持っている黄色い紙は、3分の2に減っている。
最近は、考える間を作ると、余計な事ばかり頭に浮かぶので、極力考えないようにしている。
だから、いつも本を読んでいる。
ようやく、目的の空港に着いた。
外に出ると、タクシーがいない。
タクシー乗り場にちゃんと電話番号が書いてあった。
電話をすると、直ぐに来てくれるらしいが、ここは北海道だと思い直し『 何分くらい待ちますか 』 と聞くと、
『 今から直ぐに出るので、10分くらいですよ 』 と呆れた声が返ってきた。
まあ、蕎麦屋の出前じゃあるまいし、大人しく待っておけば良かったと後悔した。
13時30分の約束の時刻、2分前に到着。
ぴったり。
結局、あの黄色い紙は使う事は無いのだが、あろうことか搭乗口で更に座席番号が書かれた紙を渡される。
ペーパーレスって・・・・
一日に3便も乗ると、ポケットの中は紙だらけになる。
CSA という仕組みの発展
https://zengerfarm.org/csa/csap4h/
CSA という米国の仕組みは、行政が参加しているので面白い。
前回行った時は、ここまでの仕組みとはしらなかった。
単に、ORGANIC 農家から直接野菜を欲しいひとが、農家と契約して22週間の供給を受けているだけだと思っていた。
もちろん、健康で健全な人たちは、そうしているのだろうけど、
そこに元々米国農務省が絡んでいるので、医療行政が参加してきて、コミュニティー内の医師が含まれてきて、
患って医師の診断・処方も仰いでいる方達は、治療の一環でこうした農家から食材の提供を受けていた。
10年ほど前に、『中医学』という言葉をネット上で知ったが、
我が国より米国で取り入れ始めて、市民権というか、つまり保険制度に組み込まれていると記事に書いてあった。
9月にこの農場に行って取材して来ようと思う。
FOODS AS MEDICINE は単なる標語じゃないのかも知れない。
カレー屋さん
3月の末に、紹介してもらったカレー屋さんに行ってきた。
カレー屋さんというのは、親しみを込めてそう思っているのだが、実際に頼むのは他にも2品目あって、
合計3品目。
今年の初めは頑張って仕事をしていて、とても長い1.2.3月だったが、
4月くらいから、途端に疲れてしまったのか、あっという間に6月になってしまった。
8月の AJS さんの展示会に間に合うよう、お粥3品と合わせて6品目の薬膳メニューの開発をしている。
となりでは、VIDEO のヨガをやっている。
この番組は、精神的なことをちゃんと話していて、こういう台詞を聞いている人たちがいるという事は、
まんざら、薬膳が飛び跳ねたことでもないだろうと思っている。
すごい OEM の数だ。
童顔の専務さんで、すっかり御子息だと思っていたら違ってた。
経緯を聞けば、大変面白い方でした。
時代をちゃんと捉えておられて、でも、それ以上になるほどと思ったのは、
先代の社長さんがスパイスを作ってお肉屋さんを回っていたとき、牛肉の端材が捨てられているのを見て、
『 もったいないから、この牛肉でカレーを作って戻しますよ 』 と、お肉屋さんのPBのレトルトカレーを作った。
そしたら、何とあれやこれやと言っている内に、500 軒ほどのお肉屋さんから声が掛かったと聞いた。
ひとつの事を解決すれば、同じことで解決を求めておられるところは沢山あるという証。
スーパーマーケットの青果売り場のお困りを解決したいと思っているのだが、
果たして、困っておられるのか、どうか分からないところが困ったところだ。
色使い
デザインの要素で、何が重要かと思うに、色使いと構図かな。
私自身、淡い色使いが好きなのだが、淡いと薄いは まったく違う。
目下売り出し中の Bio Ice も先日東京のお客様に、うちの店に似合わないデザインだからと断られた。
分かるような気がする。
先日、レジ近くで展開してくれていたお店でも、まったく目立っていなかった。
あのフェラーリの赤を生み出したイタリアの製品だが、何ともなあと思う。
別に悪くは無いんだが、少し時代が早いのかもしれない。
いいものはいつの世にもいいとは言うものの、である。
この ロシクタン という化粧品メーカーは世界的に成功しているらしいが、
その色使いでも、数ある化粧品会社の中で独自感がある。
そのように思えば、百貨店の化粧品売り場の中には入っていない。
どこにテナントで入っていても、必ず同じ色使いの店を作っていて、什器も同じものを使っていて、
色使いそのものが、アイコン化していて、化粧品に興味は無いがいつも上手だなあと思う。
もっとも中身も、食品と同じように原材料をトレースしていてその出自を明確にしてパネル化してある。
逆に、食品販売の店の方が学ぶべきポイントが沢山あるような気がする。
色には、時計のように円形に並ぶ順序があるのだろうと思うが、その対極にある色を調和させるのが上手だと思う。
最近、洋服を買うとき、ほとんど色が無くなってきている自分に気づいていて、
地味なのはいいのだが、楽しみが薄くなっていて、つまらなくなってきた。
ひとつの要因は、髪の毛が白くなって来ている事にもあるように思っているが、
紺に始まって紺に返るとは言うものの、もう少し遊び心が欲しくなってきて、暮らしに遊びが無くなって来た。
これはマズイ。
あれだけ遊び続けたのに、すっかり真面目一本槍になってきた。
反省してみよう。
販売会議
毎週月曜日にする週一回の定例販売会議。
昨日は、我が社が青果販売の指針にしている『 中医薬 』 の勉強会をした。
20page の POWER POINT で、画像のモニターに移っているのは、
中医薬の根本になっている、宇宙観=整体間の説明をしてくれているところ。
陰陽から宇宙全体が生まれて五行が発生して、この五行の法則に基づいて地球も人体も出来上がっているという説明。
だから、健康な暮らしをするには、その五行の法則に基づいて出来た自然の恵みを、
その調和の通りに摂取していけばいいんだよ、という理屈が我が社の青果業の指針になっている。
で、その食事の仕方を現した図がこれ。
売れる、売れないより、売らなきゃいけないことをやっているつもり。
どっちにしても、このままでは売れない青果売り場になるんだから、それなら『 ちゃんとやろうよ 』 という訳。
一昨日、道に迷って予定より50分も遅れて到着したが、
スーパーサンシさんの高倉顧問に会いに行った。
売れている商品をもっと商談に載せなきゃだめだと教えてもらった。
なので、『理』と『利』は表裏一体で、互いに支え合う関係なんだと、
この講義の前に、釘をさしておいた。
我が社は、頭でっかちの理屈ばかりこねる会社なので、
未だに、ちゃんと営業ができない。
すこしずつ、役に立てる会社になるとこを願っている。
仙腸関節の調整
世にも不思議な事はある。
もう10年以上前、最初におかしいと思ったのは、高知の池さんのハウスを見ているときだった。
右の足の外側の付け根に違和感があることに気がついた。
痛い訳では無いが、痛い。
足や腰を動かしてみても、その違和感は引かなかった。
以来、少しずつ、その違和感は激しくなっていき、
数年を経れば、立っていられなくなってきた。
そのころは、じっと立っていると痛くなってくる。
歩くとどこかへ行く。
その内、歩いてもどこかへ行かなくなり、
どんどんと、ひどくなってきた。
そんなことをこのブログに書いていると、
読んでくれたニラの森さんが、腰痛から来ていると思いますよと言ってくれた。
そうかなあ、と思っても、腰痛体操をしても一向に良くならない。
そのうち、歩けなくなるかもなあと心配を始めた。
自体は5分も立っていられなくなり、5分も歩けなくなって来ていた。
展示会なのでも、必ず椅子を用意してもらって、
何処に行っても、すぐに座るところを見つけて、時々座らなければ歩く事が出来なくなっていた。
あるとき、あんまり身体を使う事がなくなったので、
昔を思い出して、バッティングセンターに行ってみた。
すると、駄目になった。
それで、腰ではなく患部はやっぱり右足の外側の付け根だと分かった。
長年、上半身と下半身の間の腰を先に左に開き、
その上下の反動でバットが強く振れる様にしていたことが原因だと分かった。
分かったからといって、治療法が見つかる事でもなく、
以来、会うひとごとにその話しをしていた。
遂に、昨年の秋に、明確な答えを教えてくれる人間が現れ、
『 それは、仙腸関節の歪みですよ 』
と、とても丁寧に教えてくれて、初めて聞く関節の名前だったので、
漢字もメモに書いて、体操すれば直りますよと教えてくれた。
それで、この VIDEO を見つけた。
こういう体操は、専門的ではなく、また激しくないのがいい。
早速、畳に寝転んでやってみた。
4〜5日続けていると、自分なりに分かってきた。
両足を一度に上げるより、片足ずつする方が腰への負担が少なく、
また、正常な左足と、右足では違う感覚があることも分かる。
右足を内側に回して、伸ばしていくときに、カクンとなる。
このカクンが何を意味するのか分からないが、とにかくカクンとなると歪が調整されているような気がする。
以来、その違和感は影を潜め、現れてこなくなったし、
あれっと思ったらその場で立ったまま何かに掴まって、同じ体操をして直すことが出来る。
つい最近、左の足が痺れて入院している人の見舞いに行く人が現れた。
同じ症状かどうかは分からないが、もし同じだとすると整形外科では治らないようにも思うし、
あれから何度探しても出てこない VIDEO を探してみると出てきたので、
その見舞いのひとに教えた。
結果は、未だ聞いていないので知らない。
よくなってくれているといいが・・・。