根粒菌
先日、指宿の農家に行ったときに見せてもらった写真。
小学校の時に教室で習ったことで覚えていることは数少ないが、根粒菌っていうのは覚えている。
何故、覚えているのかは知らないが、面白いと思ったのだろうな。
でも、単に印象が深くて覚えていることもあって、それが張作霖と息子が張学良という二人の名前。
最近になって、この二人の名前が出てくる小説を読み耽ることになるとは思わなかった。
同じ気分で、根粒菌にまた出会った。
少し前、自然農法とでもいうのだろうか、窒素をまったく入れないで栽培する田んぼや畑に熊本で出会った。
どうして、育つのか不思議だったが、その時に頭の中に出てきたのが、この根粒菌だった。
根粒菌が空気中の窒素を土の中に取り込むという教えを覚えていた。
根粒っていう限りは根の形なのだろうと思う。
ここに土の中の微生物が棲みついて、この微生物の働きでどこをどう通って空気中の窒素成分が蓄えられるのか。
つい最近も通ったが、水俣のチッソという会社が肥料のチッソを化学的に作っていて、水銀を海に垂れ流したらしいが、
まったく、その仕組みは分からない。
分からないが、根粒菌と微生物はそれをするらしい。
進化というのは、必要は発明の母とは別で、必然と偶然の調和で生み出されるのかもしれない。
会社で硝酸態窒素が作物に残留している量を測定するのに中澤が、
『 窒素は単独で存在できないので、NO₃ という形から計算して出す 』 と確か言ってた。
NO₃の量を測定して、そのなかの N の構成比で掛けるのだろうが、この記憶すら曖昧だ。
まったく、ウイルスをわざわざ人間が作り出す動機もどこから来るのか、不思議だが、
空気感染ならもっと爆発的に広がっているような気がするので、ほとんどが接触感染ではないかな。
南瓜がウイルスに感染したら、その株を除去するときのハサミや手袋も捨てたり洗ったりと言う。
それなら、マスクより使い捨て手袋をした方が予防になるのかもしれないとも思う。
そんなことより、この落花生を今年は扱えるかもしれない。
あ〜あ
束の間の夢を見た。
FOODEX が中止になった。
経費的には200万円ほど戻ってくるが、期待をしていた。
ひょっとすると、火付け役になってくれるかと思う、普段なら商談できない相手さんとの機会なのに。
何も確かなことはわからない。
分からないときは、どういう現象が起こってくるのか様子を見ていて、
現象が現れるまで、強引にでも現象を現れるまでやるので、その強引さで現れる現象を見て、
その現象に誰がどういうメリットを受け取るかを見ていれば、目的があるとすればニュースを繋ぎ合わせると目的が分かる。
ひとつは、ウイルスは熱に弱いということなので、体温を上げることと、外出から戻れば熱い物を身体に入れることか。
もうひとつは、これだけ経済が停滞することを躊躇なくしているところを見ると、次の展開に、
いったんダウンする必要があるということなのかも知れない。
その指標の株価を見ていれば、終息の予想がつくような気もする。
そういえば、久しぶりにアメリカに行ったときは、大統領が代わる年だったから、
今年もその年に当たる。
まあ、何のための2週間かは、その後の数字で分かる。
劇的な数字の変化がなければ、延長の可能性もある。
ニューヨークに行く5月には、もう少し落ち着くかなとは思うが、
この2週間の結果次第かな。
ここも、まあまあ出来たかな。
スズメバチだらけ、とは聞いていた。
この納屋には、電気のメーターが取り付けてあるので、検針のひとが行けないと、
中国電力から連絡があり、使ってそうにないから基本料金だけでいいですかと、言って来ていて、
それでいいですよと言ってあり、基本料金だけは払っていた。
でも、一昨日は100ボルトも点灯しなかった。
なんだか、辻褄が合わない気もするけど、その内ちゃんと聞いて点くようにしないと、
最初に使うのは、コンプレッサーの電源のような気がする。
前回画像の取り残した、笹の中から出てきた。
確かに、これだけの大きさ、バスケットボールよりは小さいが、ハンドボールよりは大きい。
そう言えば、先月だったか庭を掃除しているとき、女王蜂の死骸がベランダのかまちの上にあった。
彼女の巣だったのかも知れない。
でも、明らかに10年ほど前から、誰も農薬は使っていないが、蜂の類の数は減っている。
一番減った数は、お尻が黒く大きいブンブンと教えられた品種かな。
教えられた通り、大人しい蜂で、好戦的なスズメバチとは違って、出くわすと必ずスゥーと去って行ってた。
弱いのではなく、無駄に戦う気になれないのだろうな。
トラクター
いいトラクターが置いてあった。
自分の小豆島の土地がそっくり買えそうな値段を言ってた。
今から小豆島に行くが、これからはいよいよ機械を動くように直さねばならない。
扱うことはそれなりだが、やっぱり修理となると、あまり得意ではない。
やれば出来ると思うが、なんだか気が急いてじっくりできないので、いつもお金で解決しようと思ってしまう。
もっと時間が欲しいけど10本の指を使ってキーボードを打つことに慣れて来たように、これも慣れるしかないか。
今年の新入社員研修を小豆島で二日に亘ってすることを引き受けてしまったので、
まあ、出来る現状で、何か大切なことを伝えられれば、それで良しとしてもらおう。
指宿
そら豆は25度も糖度があると言っていたが、当社で測定したらそんなことはなかった。
でも、充分に甘みがあり、この畑の近隣はそら豆の畑だらけだが、この人の畑だけは様子が全く違っていた。
先ず輝きが違う。
美味しい野菜=栄養がいっぱいだが、それは生命力の輝きで分かる。
だから、畑や野菜を見る場合は、その全体の雰囲気を見ることが大切。
実えんどうは関西では、うすいエンドウと呼ぶことが多いが、
このひとのから出荷されてくる実えんどうは18.9も糖度があった。
キャベツ、白菜、レタスなど、土地利用型の作物を多く栽培している農家だが、
私の思い通り、大きいことは良いことだとばかり、こんなキャベツを作っていた。
これは、白菜。
面白い男だ。
いまの青果流通の常識化している概念を、打ち破る相手としては打って付けの人間が登場した。
SMTS 2020 終演
あんまり上手く四分割できてないけど、まあいいや。
どう分割すればいいか、分からなかった。
これは、ブース内にゲスト出演をお願いしたプレマさんのジェラート。
毎朝、お目覚を振舞ってもらっていた。
これは、ストレスフリーどころか元気が出でるジェラート。
そんなん、いままで私の概念には無かった。
うちも沢山お金を使ったが、プレマさんにもたくさん使わせてしまって申し訳なかった。
結局三日間で得た結論は、世間では似たような物で溢れているという事実と、
それに麻痺してしまっているのか、消費者に対する売り手の方たちに違いを見つける意欲が喪失していることだった。
SMTS 2020
全体としては、こんな感じ。
今回は、ふたコマ借りて、一緒にプレマさんのジェラートを出してもらった。
青果をいっぱい持ってきたので、うまく展示できるかどうか心配したが、
現場合わせも手伝って、思った以上に上手く展示できたかなと思う。
ただ、肝心の生姜ミュージアムはインパクトを出せず仕舞いになった。
その分、ジェラートが頑張ってくれていて、中目黒店の店長さんが応援に来てくれた。
今回の一番のアピールポイントは、このパネル。
訪問してくれる方たちが面白い。
野菜にしか興味のないバイヤーさんが想像以上に多かった。
商品だけ見て、あれこれと自分で批評して、それで去って行かれる。
目利きも何もあったもんじゃない。
でも何人かは、このパネルを熟読してくれる。
面白いのは、それでパネルの写真を撮っていいかと尋ねられる。
それで、話しかけてみる。
感想を聞きたい。
このふたつの反応のパターン。
写真を撮られる方は、戻ってじっくり読んでみたいのだと言ってくれる。
結局、深い出会いは、このパネルにまつわる会話になるから、これでよかったと思う。